山影の町から
笠間 直穂子
フランス文学者で翻訳者でもある笠間直穂子が、東京を離れて秩父に移り住んだ日々から紡ぐエッセイ集。庭の植物や山の気配、土地の歴史、読んできた文学に目を凝らし、自然と社会のなかでことばを選び取って生きることを静かに考える。
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笠間 直穂子
フランス文学者で翻訳者でもある笠間直穂子が、東京を離れて秩父に移り住んだ日々から紡ぐエッセイ集。庭の植物や山の気配、土地の歴史、読んできた文学に目を凝らし、自然と社会のなかでことばを選び取って生きることを静かに考える。
さくまゆみこ, 保立葉菜
南アフリカのズールーの人びとに伝わる昔話をもとにした絵本。子どもたちにおはなしをせがまれたマンザンダバは、おはなしを探す旅に出て、動物たちにたずねながら海の底へ向かう。
寺場 糸, はな森
メインヒロインを自称する少女に主人公として超文芸部へ勧誘され、物語世界を現実へ持ち込もうとするメタフィクション・ラブコメ。
ショーン 田中, 夕子
精霊たちが力を絶対の価値とする国で、最弱の人間リオが女装の麗人として闘技者の頂点を目指すバトルファンタジー。鍛錬と剣技で常識を覆していく成り上がり物語。
古泉 迦十
大唐帝国の帝都・長安で、腹を十文字に切り裂かれ臓腑を抜き取られた屍体が見つかる奇怪な連続殺人が起きる。犯人は被害者の心肝を食べているのか。奴隷でありながら神仙譚の仙者を思わせる異相の童子・崑崙奴をめぐり、捜査は道教思想の深奥へと進む。
古都こいと, 酒井以
商店街の鍼灸治療院で暮らす如月家の兄弟たちを中心に、にぎやかな日常と小さな気づきを描く児童小説。受賞作は『きさらぎさんちは今日もお天気』として刊行された。
待川 匙
十年ぶりに帰郷した「わたし」が墓地へ向かう途中、死んだはずの幼馴染・キイちゃんの声を聞く。行方不明の母、謎めいた父、荒れた祖母——不確かな記憶が流れ込み、平凡な田舎が呪われた異界へと変貌していく。誰が存在し、語り手の性別すらも明示されない曖昧さの中で、パラノイアックな視点を高い文章技術で描ききった衝撃のデビュー作。
高村 而葉
高村而葉の第一詩集。二十二篇を通して、いま起きている出来事が過去の時間や他者の記憶と交差する感触を、ためらいを含んだ言葉でたどる。生のなかでぶつかる壁から目をそらさず、そこに留まり続ける意識を描く。