日本の文学賞

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7455 件の新刊

塵の中 (P+D BOOKS)
小学館

塵の中 (P+D BOOKS)

和田 芳恵

吉原の遊女だった女性が、普通の幸せを求めて新しい家庭に入るものの、夫婦関係や連れ子との関係に苦しむ中篇を中心とする短編集。女の情念と生活のもどかしさを、私小説的な濃さで描く。

真実の口
講談社

真実の口

いとう みく

中学三年生の冬、湊、未央、律希は雪の夜にうずくまる幼い少女を見つけ、交番へ連れて行く。感謝状を受け取った一年後、虐待事件の報道をきっかけに、あのとき少女の意思を聞けていたのかという疑問がよみがえり、三人は彼女を探し始める。善意と正しさをめぐる選択を描く物語。

汝、わが騎士として (電撃文庫)
KADOKAWA

汝、わが騎士として (電撃文庫)

畑 リンタロウ, 火ノ

超常現象の使い手にして戦争の道具である「情報師」。平凡な情報師ツシマ・リンドウは、没落貴族の娘ホーリーをバルガ帝国から亡命させる仕事を請ける。しかしそれは、渦巻く陰謀の始まりであった。二人の逃避行は帝国正規軍だけでなく、帝国最強と名高い情報師「六帝剣」までもが襲撃してくる過酷な旅路となる。ただの没落貴族を相手に動き出す強大な力と影。その訳はホーリーの隠された正体にあった。圧倒的な強敵、幾重にも渦巻く陰謀、蘇る過去の因縁。取引の関係でしかなかった二人が最後の誓いを交わす時、全ての絶望は消え失せる。騎士というにはあまりに遠い、異端の騎士物語。

火の神の砦
文藝春秋

火の神の砦

犬飼 六岐

火をめぐる土地の記憶と人間の営みを重ね、物語の緊張を保ちながら進む長編小説。民俗的な気配と現代的な筆致が交差する。

雨の合間 Lull in the Rain
ミツイパブリッシング

雨の合間 Lull in the Rain

津川エリコ

アイルランド在住の詩人が、旅や日常の断片を手がかりに、能動的に愛するための視線を探る日英対訳の詩集。

橡と石垣
砂子屋書房

橡と石垣

大辻 隆弘

大辻隆弘の第十歌集。クヌギの実で染める古名色「橡」が重ねるほど深みを増すことに、五十代後半の日々の印象を重ね、時間と人生の複雑な色合いを短歌に刻む。

「喜劇」の誕生:評伝・曾我廼家五郎
白水社

「喜劇」の誕生:評伝・曾我廼家五郎

日比野 啓

『「喜劇」の誕生 評伝・曾我廼家五郎』は、明治から戦後にかけて活躍した喜劇俳優・曾我廼家五郎の生涯をたどる評伝。五郎劇の歩みを資料に即して再構成し、日本で「喜劇」という言葉と舞台文化が根づいていく過程を描く。

抒情の構造 喪われた〈故郷〉の位相
現代短歌社

抒情の構造 喪われた〈故郷〉の位相

内藤明

『万葉集』から近代・戦後短歌までをたどり、抒情がどのように形づくられ、〈故郷〉への憧憬や喪失と結び付いてきたかを論じる評論集です。歌の古層、近代化、表現する主体を往還しながら、短歌における記憶と風土の意味を考察します。