日本の文学賞

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新南島風土記 岩波現代文庫―社会
岩波書店

新南島風土記 岩波現代文庫―社会

新川 明

『新南島風土記』は、新川明が八重山を中心とする南島の歴史、祭祀、生活を現地の感触から描いた評論・紀行である。沖縄を国家の周縁としてだけでなく、独自の時間と文化を持つ場として読み直す。

秋の大三角
新潮社

秋の大三角

吉野 万理子

横浜を舞台に、女子校生たちが日常のずれから不思議な出来事へ踏み込んでいく学園ファンタジー。根岸線で起きる奇妙な事件を入口に、憧れや不安を抱えた少女たちの心の揺れを描く。

砂漠
実業之日本社

砂漠

伊坂 幸太郎

『砂漠』は、大学生活を送る若者たちの出会い、友情、恋、事件への関わりを、伊坂幸太郎らしい軽妙さと不穏さで描く青春小説。麻雀、超能力めいた偶然、社会への違和感が交錯し、卒業までの時間が鮮やかに切り取られる。

覇権の標的(ターゲット)
ダイヤモンド社

覇権の標的(ターゲット)

阿川 大樹

シリコンバレーで起業した技術者が、新現象をめぐる特許と資本の争いに巻き込まれる経済小説。国際石油資本の圧力と投資中断の危機のなかで、起死回生の策を探る。

神無き月十番目の夜
小学館

神無き月十番目の夜

飯嶋 和一

『神無き月十番目の夜』は、飯嶋和一の同時代文学の実験性や達成を評価する賞で候補となった作品です。題名が示すモチーフを軸に、人物の行動や時代の空気を通して主題を立ち上げる作品として読めます。

文芸時評という感想
四月社

文芸時評という感想

荒川 洋治

荒川洋治が長年の文芸時評をまとめた批評集。現代文学の作品や作家を鋭く読み、文芸時評という形式そのものの可能性も問う。

神の血脈
角川春樹事務所

神の血脈

伊藤 致雄

ペリー来航の時代を起点に、不思議な力をもつ一族が日本史の背後で動いていたという設定を展開する歴史 SF。古代から近代へと連なる血脈を軸に、異星人との遭遇と歴史改変的な想像力を結びつける。