日本の文学賞

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7455 件の新刊

語族
思潮社

語族

添田 馨

戦後という時間の底に残る影や霊的な気配を、失われた言葉の群れとして呼び出す詩集。歴史の忘却と現在の深部を、濃密な比喩と硬質な語りで掘り下げる。

詩七日
思潮社

詩七日

平田 俊子

毎月七日を詩の日とする連作的な発想から、日常の底に潜む違和感や危うい均衡をすくい取る詩集。軽やかな語りとユーモアが、現実の不意打ちを鮮やかに見せる。

犯人に告ぐ
双葉社

犯人に告ぐ

雫井 脩介

連続児童殺害事件の捜査が行き詰まる中、警察がテレビ報道を利用して犯人に呼びかける劇場型捜査を描く警察小説。捜査、報道、世論の緊張がサスペンスを生む。

遮光
新潮社

遮光

中村 文則

辻井喬の『父の肖像』は、父という存在をめぐる記憶と戦後社会の変化を重ねた長編。家族史と個人史の奥に、時代の価値観、権力、孤独がにじみ出る。

龍笛: 歌集 (りとむコレクション 45)
砂子屋書房

龍笛: 歌集 (りとむコレクション 45)

今野寿美

今野寿美による歌集。古典的な響きをもつ題名のもと、日常の感覚、時間の移ろい、言葉の奥行きを短歌の形式で凝縮する。現代短歌の文脈で読まれる一冊である。

海色の午後 (集英社文庫)
集英社

海色の午後 (集英社文庫)

唯川 恵

海辺の午後の光を思わせる情景のなかで、若い心の揺れと恋愛への憧れを描く青春小説。のちの著者の恋愛小説につながる、みずみずしい感情の動きが中心にある。

火天の城
文藝春秋

火天の城

山本 兼一

安土城の築城をめぐり、職人たちの技と権力のせめぎ合いを描く歴史小説。

泳ぎたくない川
文藝春秋

泳ぎたくない川

愛川 欽也

中村文則の『遮光』は、恋人を失った男の語りを通して、喪失、虚無、自己欺瞞を描く小説。暗い心理の奥へ潜り込み、愛の記憶が執着と破滅へ変わっていく過程を鋭く見つめる。