日本の文学賞

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7455 件の新刊

ららら科學の子
文藝春秋

ららら科學の子

矢作 俊彦

中国から帰国した男の眼差しを通して、戦後日本の記憶と現在のずれを描く長篇小説。乾いた文体と時間の重なりが、個人史と社会史を結びつける。

都市伝説セピア
文藝春秋

都市伝説セピア

朱川 湊人

都市伝説の怪人に取り憑かれた男が、自らその物語の主役になろうとして狂気へ踏み込んでいくホラー短編。怖さの奥に、承認への飢えと物語に飲み込まれる人間の哀しさがある。

Paladin of Souls: A Novel
Harper Voyager

Paladin of Souls: A Novel

Lois McMaster Bujold

『Paladin of Souls』は、ロイス・マクマスター・ビジョルドによるファンタジー長編で、『チャリオンの影』と同じ五神世界を舞台にする。元王妃イスタが巡礼の旅に出る中で、神々、悪霊、政治的陰謀に向き合い、自分の意思と自由を取り戻していく。

静かな大地
朝日新聞社

静かな大地

池澤 夏樹

明治期の北海道を背景に、開拓とアイヌ民族の歴史、土地に生きる人々の記憶を重ねる長編小説。個人の暮らしと大きな歴史の変化を静かな筆致で結び、近代化の陰影を描く。

Collaborator
Macmillan

Collaborator

Murray Davies

ドイツ軍の英国侵攻が成功したという仮定のもと、占領下の英国で通訳として働くニック・ペニーを描く改変歴史小説。抵抗と協力の境界が曖昧になる社会で、個人の選択と裏切りを追う。

評伝 黒澤明 (ちくま文庫)
筑摩書房

評伝 黒澤明 (ちくま文庫)

堀川 弘通

黒澤明の助監督として現場を共にした堀川弘通が、青年期から世界的監督となるまでの歩みを、映画製作の記憶と同時代の空気の中で描く評伝。作品論だけでなく、戦時下の撮影、東宝争議、スタッフとの関係を通して、巨匠の人間像に迫る。

グリーン・イリュージョン (コバルト文庫)
集英社

グリーン・イリュージョン (コバルト文庫)

杉江 久美子, 蔡憶

環境汚染と犯罪が深刻化した近未来を舞台に、不可視のものを見る力を持つ中学生・伊吹が、自分の能力と新世代と呼ばれる存在の真相に迫っていくライトノベル。異能、都市の不安、自己発見が重ねられる。

獨狐意尚吟: 歌集
不識書院

獨狐意尚吟: 歌集

清水 房雄

清水房雄の歌集。孤独と志を抱えた内面を、端正な短歌の形式に凝縮し、老境の思索や日々の感受を静かに刻む。斎藤茂吉短歌文学賞の受賞作として、歌集部門で評価された。

千里丘陵: 歌集
本阿弥書店

千里丘陵: 歌集

小林 信也

『千里丘陵』は、小林信也による歌集で、歌壇賞の受賞作として位置づけられる。受賞時の評価を軸に、個人の感覚や時代の空気を作品の形式に引き寄せて読ませる一作である。

夏白波: 句集
KADOKAWA

夏白波: 句集

伊藤淳子

夏の海に立つ白波の感触を題にした句集。季節の光、波の動き、身体に残る暑さを、簡潔な俳句の呼吸でとらえる。