腦病院へまゐります。 (文春文庫 わ 11-1)
若合 春侑
昭和初期、カフェーの女給として働く人妻が、谷崎潤一郎を敬愛するサディストの帝大生と関係を持つ。虐げられながらも相手を愛し続ける女にとって、魂の救済とはいかなるものか。旧字旧仮名遣いで綴られた濃密な情痴の世界に、女の帰依と破滅を描いた第86回文學界新人賞受賞作。表題作に加え「カタカナ三十九字の遺書」を収録。
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若合 春侑
昭和初期、カフェーの女給として働く人妻が、谷崎潤一郎を敬愛するサディストの帝大生と関係を持つ。虐げられながらも相手を愛し続ける女にとって、魂の救済とはいかなるものか。旧字旧仮名遣いで綴られた濃密な情痴の世界に、女の帰依と破滅を描いた第86回文學界新人賞受賞作。表題作に加え「カタカナ三十九字の遺書」を収録。
小川 一水
月面に結婚式場を建てるという大胆な計画を、技術、資金、人間関係の積み重ねで実現へ近づける宇宙開発SF。理想を現実に変える過程の手触りが魅力になっている。
伊藤 遊, 上出 慎也
札幌郊外に暮らすサッカー少年ケイタの前に、小学校生活の節目ごとに「ユウキ」という名の転校生が現れる。六年生で出会った四人目のユウキとの関わりを通じて、子どもたちの期待、不安、孤立、成長がみずみずしく描かれる。
海原 零, 鈴平 ひろ
『銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream』は、16歳のフィギュアスケーター桜野タズサを主人公にしたスポーツライトノベルです。嫌われ者のスター候補が幽霊に取り憑かれるという派手な設定を通じて、五輪代表をめざす競技生活と成長を描きます。
三島 浩司
日本近海を取り囲む謎の海面物質「悪環」が放散するウイルスと、見えない放射線デヴィルレイズによって壊滅した日本を舞台に、天間ルナや有働仁ら「孤児」たちの生存を描くSF長編。食料とエネルギーが尽き、実質的な鎖国状態に置かれた社会で、若者たちは脅威と向き合いながら生き延びようとする。
長谷川 摂子, 金井田 英津子
『人形の旅立ち』は、長谷川摂子による連作ファンタジー作品集です。神社の楠の根もとに捨てられた雛人形が満月の夜にうろの中の海へ消える表題作をはじめ、山陰の町を舞台に子ども時代の不思議な旅を描きます。
宮城谷 昌光
『天空の舟』は、古代中国の殷王朝成立期を背景に、伊尹の生涯を描く宮城谷昌光の歴史小説である。大洪水に襲われながら生き延びた孤児が、知と志をもって時代を動かす人物へ成長していく。
藤森 益弘
『春の砦』は、広告制作会社を舞台にした藤森益弘の小説です。サントリーミステリー大賞では優秀作品賞に選ばれ、謎を前面に押し出すよりも、仕事と恋愛の感情の揺れを日常の中に置いた作品として読まれます。
よしもと ばなな
『ムーンライト・シャドウ』は吉本ばななによる作品で、泉鏡花文学賞の1988年回で選ばれた。受賞作として、作者の関心や表現の特徴を伝える一作である。