澪標,落日の光景 (講談社文芸文庫 とB 1)
外村 繁
近江商人の家に生まれた作者自身に近い語り手が、性と家、家族の記憶をたどる私小説。淡々とした文体の中に、自己の欲望と家の歴史を見つめる厳しさがあり、日本私小説の到達点の一つとして読まれてきた。
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外村 繁
近江商人の家に生まれた作者自身に近い語り手が、性と家、家族の記憶をたどる私小説。淡々とした文体の中に、自己の欲望と家の歴史を見つめる厳しさがあり、日本私小説の到達点の一つとして読まれてきた。
布目順郎
出土した繊維遺物を写真と資料で追い、古代からの繊維文化を実物に即して読み解く資料集。考古学と染織史をつなぎ、繊維が生活と技術の歴史を語ることを示す。
長谷部 史親
『欧米推理小説翻訳史』は、長谷部史親による本の雑誌社から刊行された作品で、日本推理作家協会賞で評価された。題名が示す対象を軸に、著者の関心と時代背景を読ませる一作である。
相田 洋
半導体産業の形成を、技術者や関係者の証言を通して描く大型ドキュメンタリー。完結編ではマイクロプロセッサーをめぐる開発競争を中心に、日本の電子産業がたどった道を浮かび上がらせる。
青木 弓高, 石川 賢
美貌の人物たちと内なる魔性をめぐるファンタジー戦記。華やかな人物配置と不穏な力の動きが、ロマン大賞佳作らしい娯楽性を支えている。
矢彦沢 典子, 高田 明美
氷雪がとけて生まれた新里を舞台に、山と土地に宿る時間、若い人物たちの運命が絡み合うファンタジー。集英社スーパーファンタジー文庫らしい異世界色を持ちながら、土地の伝承を思わせる空気を帯びている。
渡瀬 夏彦
『銀の夢:オグリキャップに賭けた人々』は、競走馬オグリキャップに夢を託した関係者とファンの熱を追ったノンフィクションである。勝敗の記録だけでなく、馬を支えた人々の記憶と感情を重ね、時代を動かした人気の背景を描く。