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巷談本牧亭 (ちくま文庫 あ 14-2)
筑摩書房

巷談本牧亭 (ちくま文庫 あ 14-2)

安藤 鶴夫

上野の講談席・本牧亭を舞台に、講談師、落語家、常連客、女主人らの人間模様を描く連作的な小説。すたれゆく寄席芸への愛惜と、下町に生きる人々の哀歓が重なる。

狼奉行
文藝春秋

狼奉行

高橋 義夫

『狼奉行』は、高橋義夫の時代小説。羽州の山奥に山代官の下役として送られた若き武士・祝靱負が、自然の脅威や藩内の困難に耐え、逞しい存在へと変わっていく。

地蔵記
文藝春秋

地蔵記

中村 隆資

1989年の文學界新人賞受賞作で、後に『地蔵記』へ収録された。受賞時の短編として記録され、のちの収録書で読む形が残る。

縄文流
新潮社

縄文流

杉山 恵治

元気な妻カリンちゃんと警備員の日常を、過激な文体で勢いよく描く。第21回新潮新人賞受賞作として記憶される。

現代俳句叢書 3期8
KADOKAWA

現代俳句叢書 3期8

岡田 日郎

山々を歩いた記憶と俳句を結び、連なる峰の景観を人生の時間と重ねる句集。山岳への愛着と写生の確かさが作品を支えている。

I.O.U.
Pocket

I.O.U.

Nancy Pickard

ナンシー・ピカード『悲しみにさよなら』は、ジェニー・ケインが母の過去、家業の破綻、命を狙う事件に向き合うミステリ。家族の傷と現在の危機が絡み合い、感情の深さを持つ謎解きになっている。

China Mountain Zhang
Tor Books

China Mountain Zhang

Maureen F. McHugh

China Mountain Zhang is a science fiction novel set after political and economic upheaval has made the United States subordinate to a Chinese-led world order. Through Zhang Zhongshan and several linked lives, it portrays identity, labor, sexuality, and ordinary survival in a transformed future.

作品としての社会科学 (同時代ライブラリー 95)
岩波書店

作品としての社会科学 (同時代ライブラリー 95)

内田 義彦

内田義彦が、アダム・スミス、河上肇、中江兆民らの著作を読む実践を通して、社会科学を生きた思考の営みとして語る評論集。制度や理論を外側から眺めるのではなく、作品を読むように言葉と構成に入り込み、社会認識を自分の生の問題として引き受ける姿勢を示す。

微熱狼少女
集英社

微熱狼少女

仁川 高丸

少女の焦燥や居心地の悪さをむき出しの感情で描く、すばる文学賞佳作の作品。

至高聖所
ベネッセコーポレーション

至高聖所

松村 栄子

松村栄子『至高聖所アバトーン』は、新構想大学に入った沙月とルームメイト真穂の関係を描くキャンパス小説。乾いた孤独が、もう一つの孤独へ寄り添おうとする過程を、透明感のある筆致で描く。