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葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王 (角川スニーカー文庫)

スニーカー大賞

葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王 (角川スニーカー文庫)

風見鶏

受賞時題名「葡萄主の器」を『葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王』として刊行。多種族の小国で、言葉を操る少年が姫の教育係となり、敗戦必至の危機へ挑む戦記ファンタジー。

ライトノベル戦記ファンタジー多言語異種族弱小王国

作品情報

言葉を渡す少年が、弱小王国の運命をつなぎ直す。

第24回スニーカー大賞金賞受賞作。言葉を媒介にした教育係と姫の関係から、政略結婚の破綻、王国防衛、下克上へ展開していく。

レビュー要約

  • 文化や風習の作り込み、種族を越えた関係、群像劇としての広がりに魅力を感じる読者へ届く作品として紹介されている。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2019-06-01
ページ数
326ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.6 x 15 cm
ISBN-13
9784041083741
ISBN-10
4041083745
価格
349 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

第24回スニーカー大賞≪金賞≫受賞作! 様々な種族がひしめき合い、“葡萄”のように国が乱立する大陸の小国ランタン。流浪の少年メルは、多言語を話せる特技をランタン王に買われ、豹人族の姫シャルネの教育係に抜擢される。己の奔放な振る舞いにも常に優しいメルに、徐々に惹かれていくシャルネ。そんな折、大国との政略結婚を控えた彼女は相手の王を怒らせ、婚姻は最悪の形で破談に。二国間の緊張が高まる中、次期ランタン王に任命されたのは、なんとメル!? 王として彼が取った起死回生の策は、“シャルネと結婚し、豹人族の支援を取り付ける”というものだった! 言葉を操り、人を繋げ、敗戦必至の大戦に挑む! 弱小王国の下克上ファンタジー、ここに開幕!

レビュー

  • 流石の一言!!!

    久しぶりに夢中になって読んでしまった。 気に入らなかった所なんてないっ!! 主要人物の一人一人が主人公級の魅力を 兼ね備えていた。 話のテンポも良くダラダラとどーでもいい 会話が余りない所は、個人的には とても良かった。 最後に、このレビューが購入を迷われてる 方の、背中を押す事が出来れば幸いです。 てか買ってくれ、続きが読みたいんだっ!!

  • 山猫姫かと思ったが

    キャラの配置やストーリーが山猫姫とかなり似ていて面食らったが、面白いは面白かった

  • これはいいんだろうか?

    キャラとストーリーの基本造形が鷹見一幸の”山猫姫"とソックリなんだけど スニーカー編集部が賞出してる...これでいいんだろうか? 2巻からの展開に期待します。

  • 撒かれ,芽を出した願いは実を結ぶか

    奔放で粗忽な姫さまが,王族の務めと割り切ったはずが,恋を知り変わっていく姿や, 青臭い夢ではあるのですが,みなの,そして彼女のためにという少年のひたむきな思い, 何より自らの命を削りながらも,耕し,種を撒き続けた王さまの願いが若い二人に託され, それらが世界の中でで芽を出し,少しずつ伸びていく様子にはアツいものこみ上げてきます. とはいえ,これがさらに枝葉となり,花を咲かせ,実を結ぶのかはこれからの話となり, 二国の争いを収め彼らが次に見るのは,多様な民族と国が入り交じるとされる大陸の統一. 力も実績もまるで無い若き王に立ちはだかる壁は大きく,どう立ち振る舞っていくのか, ただ,そうなれば戦記に大きく傾いていきそうで,今回のような甘さが通じるとは思えず, 続きがあるのかはわかりませんが,あまたのファンタジ戦記作品との差別化が気になります. このほか,序盤からいささか詰め込みすぎのきらいがあり,広げては畳んで…と映るなど, 物語の流れもそうですが,文章の方でもゴチャついた部分があったのは否めないところです.

  • 2巻目以降が楽しみ

    鷹見一幸のファンで、2009年4月から13巻も続いた鷹見一幸の「ご主人様は山猫姫」を知っていると、いろいろ言いたくなる作品だが、鷹見一幸がTwitterで歓迎の意を告げているので、そこをつつくのは野暮というものだろう。それにしても、「俺ならこう書く」という作者の意気込みを感じる軽快で読みやすい戦記物です。2巻目以降があれば、そちらの出来を見て追加の評価をした方がいいだろう。

  • どこか童話めいた感じもうける、期待したい新人のファンタジー作品

    獣人など色々な人種が入り交じる土地で、通訳できるほど言語「だけ」にたけた少年が自分の理想をかなえるために幼さの残る姫と協力して世界に挑む話です。 少し古くさいというか、ジュブナイルぽさもありで、好みが別れる作品かもしれません。主人公弱くて、無双しませんし。 タイトル見たときは最初、鹿児の鷹見さんのリメイク?と思ったのですが、そうではないようで。 鷹見さんの作品と違うのは、鷹見さんの作品はなんだかんだで軍事よりでそこが見所ではあるのですが、こちらはそこまでではなく、 知恵も力も足りない人間があがいてあがいてやりとげた泥臭い感じが出ていることでしょうか。 そういう意味でリアルよりのぽいというか、ボーイミツガールのジュブナイル感あります。 主人公にしても、戦争や知略にたけた英雄王から新興国の王位をたくされた、という形で王になるので、本当に未熟です。某銀河の英雄伝でいうなら、この作品の主人公は、ヤン亡き後のユリアンのようなもの。二代目奮闘記として期待したいです。 それと作中でも読者でも指摘していますが、この作品のこの土地あたりは少なくとも文明レベルがそれほど高くなく、特に軍事はかなり貧弱でしょう。下手すると古代レベル。都市=国とか騎馬部族=国とか、ポリスとかそれくらいの時代のような気がします。 なので、華々しい戦記ものとしてはあまり期待できないでしょう(もっとも私は軍事は数と補給と思う人なので、読み物として好きだが、やたらと奇策頼りの戦いする軍事に疑問感じる人間なので、この作品の戦い方は共感できるのですが)。

  • 金賞...?

    物語はシンプルでわかりやすい。が、個人的に本作の良い点はそれくらいですかね。逆に物語には起伏が薄く、新しさもなく、捻りもありません。変化球が好きな人にはつまらないかと思います。 細かい疑問はいくつもありますが、端的に言えば、政治、外交、軍事、地政学などあらゆる分野で勉強不足。それゆえに物語や登場人物の言動がペラペラでチープに感じられてしまいます。 とりわけ、本作の大きなテーマである種族間の共存に対する掘り下げがとても弱いのは致命的かと。肌の色や宗教が違うだけでも融和は難しいのに、本作では種族すら違うにも関わらず、主人公の些細な言動であっさり良い感じにまとまったりします。物語の根幹部分なのだから、種族が理解しあう過程をもっと丁寧に描いていれば、まだ他の穴にも目は瞑れたのですが。 主人公は多言語を操れ、あとは高い理想を持つだけで、それで王になるというのも、群雄割拠の世界をまとめようというのも夢物語すぎるというのが率直な感想。小さな子供向けとしてならいいのかもしれません。というか、ランタンは内政や軍事含め、文明水準を考慮しても国家としては機能していませんね。小国というか、ただの商業都市です。 文章も決して上手いとは言えず、金賞を獲得したとはいえ、あらゆる面でまだプロ作家としての実力には届いていないように感じました。

  • ファンタジー小説としては秀作、戦記としては駄作

    文章は明快で、無駄な会話文も少ないのでストレスなく読みやすい。 登場人物は少ないが全員が個性的で魅力的に仕上がっていて、この作品の一番の魅力。 ストーリーは一介の流浪の民が能力を買われて王になるというもので、若干楽観的であるものの、物語の舞台となっている葡萄大陸の主の器の条件が物語序盤に明示され、主人公とヒロインがその条件に当てはまるという流れなので無理はなく、一貫性はある。 戦の描写部分が陳腐なのが残念である。敵が弱すぎる。大軍の伝令が全く機能しなくなる、まともな夜営が出来ない等、軍事的には承服しがたい点が多々ある。寡兵で敵の大軍を打つ展開を描きたかったのかもしれないが、敵軍の瑕疵が多過ぎて勝って当然の結果に感じてしまう。戦記が読みたいという方は、恐らく軍事的な妥当性を重視する方も多いと思うのでそういう方は敬遠した方が良いかもしれない。

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