日本の文学賞

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忘らるる物語

センス・オブ・ジェンダー賞

忘らるる物語

高殿 円

辺境の王族として生まれた環璃は、帝国の皇后星に選ばれ、息子を人質に取られたまま各地を巡る旅に出る。女が産み、男が支配する世界を舞台に、支配と抵抗をめぐる力強い幻想譚。

ファンタジー女性の抑圧帝国権力

作品情報

男が女を支配する世界で、忘れられた物語が動き出す。

辺境の王族として生まれた環璃が、皇后星に選ばれて各国を巡る旅に出る長編ファンタジー。男と女の支配構造を神話的なスケールで描き、抑圧と抵抗の行方を追う。

レビュー要約

  • 女性が置かれた支配構造を正面から描く力強さが高く支持されている。大胆な世界設定と、安易な予定調和に流れない構成が印象に残る。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2023-03-10
ページ数
424ページ
言語
日本語
サイズ
13 x 2.5 x 18.8 cm
ISBN-13
9784041113929
ISBN-10
404111392X
価格
1720 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

男が女を犯せぬ国があるという。 辺境の王族として生まれ、幸福な結婚をしたばかりの環璃(ワリ)は、突如たったひとりになった。広大な大陸を統べる燦(さん)帝国の次期皇帝を選ぶための籤(くじ)、”皇后星”に選ばれたからだ。一族はすべて皆殺し、産んだばかりの息子を人質に取られ、環璃は候補の王たちと寝るためだけに国々を巡る。絶望の淵に突き落とされた彼女が出会ったのは、触れた男を塵にする力をもつチユギという名の戦士だった……。 女が産み、男が支配する世界を変える「忘れられた物語」とは? 破格のエンタテインメント巨編!

●高殿 円:1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

レビュー

  • 銃姫を思い出させる佳作

    高殿円のファンタジーを待ち望んでいた。 かつての「銃姫」を思い出してしまった。

  • 昔からのファンとしては読んでおきたい作品

    三つ星、遠征王、そのとき、銃姫、プリハーなんかと同じ世界観なので昔からのファンとしては押さえておきたい作品ですね。ただいつも通り?地域と時代が違うので連作というわけでもなく、エシェロンにつながる要素がたくさん出てくるけどガッツリ説明しきるでもなく若干不完全燃焼。でもあの人はこういういう人だったのかと分かる人物もいるので感慨深いことは感慨深い。 メインストーリーは子供を人質にされて生贄にされる少女の話なのでどうしても暗さと澱みはあるけど、後味は悪くないです。 トッカンとか富久丸しか知らない人にはツラいかも。

  • 読み応えがありました。

    新聞で紹介されていて、興味がありました。面白くもあり、考えるところもあったです。

  • 支配とは?国とは?ヒトとは?

    性によってこの物語がどう受け止められるか興味がある。私にとっては、夢のような力で、手に入れたいと願う環璃の気持ちがよく分かる。非常にすっきりする。

  • ほどほど感・ネタバレあります

    年を取ると、特殊な読み方で字画が多い固有名詞が出てくるとハードルが高いな 何となくガリバー旅行記を連想した 奪う性を憎み怨みながら息子を守る事が何より優先される…それは長じて他の女を蹂躙支配する存在になり得るのに 母の矛盾なんだろうかな…? 力を得てもなにもせず「見てるだけ」に帰結する理由が分かった感じ とでもいうか 程々に楽しみました

  • 凄い!!!!!

    凄い!!!!!

  • 最初から暗い

    暗く、澱んだ感じがずっと続く。 面白くないわけではないけど、心動かされるような物語でもなかった。 藩王と書いてジョグルと読むみたいなのが多くて辟易しました。

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