PAY DAY 1 日陰者たちの革命 (MF文庫J)
命を奪って生き延びる不良少年たちが、ヒーローに追われながら失われた青春を取り戻そうとするダークヒーロー・アクション。
作品情報
命を賭けて、命を稼ぐ。喪われた青春を取り戻すための戦いが始まる。
第16回MF文庫Jライトノベル新人賞〈審査員特別賞〉受賞作。魔女に命を支払う代わりに、命を“カツアゲ”して生きる少年少女たちの戦いを描く。ヒーローに追われる緊張感と、仲間同士の結束が前面に出た、荒削りながら勢いのある一冊。
レビュー要約
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勢いのある設定と主人公側の焦燥感が支持されている。荒削りさはあるものの、ダークヒーローものとしての新鮮さや熱量を評価する声が多い。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2021-03-25
- ページ数
- 360ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.7 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784046800770
- ISBN-10
- 4046800771
- 価格
- 726 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
少年よ、生き延びろ──《審査員特別賞》受賞のヴィラン・アクション! 「命を稼ぎなさい」と魔女は言った── ヒトの"命"を奪う異形の犯罪者、『カツアゲ仮面』の都市伝説が旭日市で囁かれるようになって二ヵ月。 埠頭高校に通う不良少年、鳥羽春樹は、魔女に命を支払う下働きとしてヒトの"命"をカツアゲする日々を過ごしていた。 魔女に脅され、警察には追われ、完全無敗のヒーロー『ブレイズマン』までもが立ちはだかる。 刻一刻と“命”の支払い期限が迫る中、春樹は仲間達と共に現状打破の秘策に打って出る。 魔女に奪われてしまった「俺達」の青春を、いつかこの手に取り戻すことを夢に見て── 命を賭けて、命を稼ぐ。怪物に貶められてしまった日陰者たちの新たなるダークヒーロー譚、開幕。
レビュー
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ストレートに面白い
命をチップにして奪い合う異形の怪物『フォールド』と、それをヒーローものの『怪人』として配置し、かつ主人公側が正義のヒーローに追われるその『怪人』の立場であるなど、設定の魅力が光る。 しかし個人的には、豪速球をストレートに投げられたかのような、徹底して一貫していた物語の軸に強い魅力を感じる作品。 世界観的な『ヒーロー』であるブレイズマンを描きながら、主人公・鳥羽春樹もまた物語の『ヒーロー』としてしっかりと描かれ、主人公としての魅力は少しも霞まず始めから最後まで『主人公』として物語を牽引し続けていたことがこの作品、ひいては作者さんの一番の強みだと感じた。 ヒーロー、フォールド、さらにはそれらに関わる様々な人物の立場を描くやや群像劇的な側面もありながら、物語上の軸が少しもブレていない構成は新人とは思えない芯の強さがある。 また「1」と銘打ちながらも続刊を控えたシリーズによくある「次回へ続く」「次回へ持ち越し」的な要素は一切なく、この巻で展開される物語はこの巻の中でしっかりと完結していることも好感が持てる。それでいてフォールドとは何か、ブレイズマンとは何者だったのかという要素も残しつつ、一つのストーリーとしても、シリーズの『序章』としても申し分ない構成となっている。 とりわけ主人公である春樹が物語冒頭から取り戻そうと欲していたものがしっかりと取り戻されたエピローグは巻末を飾るにふさわしい爽やかさを感じた。 魅力的な設定と疾走感のあるアクションで飽きさせずに読み進ませ、迷走することなく爽快感のあるラストへと着地してくれる物語はなるほど、良質な90分アクション映画を見たかのような気持ちにさせてくれる。 あえて乱暴な言い方をすれば「こういうのでいいんだよ」というような、あらすじに魅力を感じて手に取ったこちら(読者)の期待に最大限で応えてくれる、そんな作品である。 私は決して「なろう」や「異世界モノ」「ハーレム」などの否定派ではないが、少々食傷気味なくらいにそうしたジャンルが隆盛を極める昨今、もうびっくりするくらい王道で正統派なこの作品の登場には年甲斐もなくわくわくさせられた。 作者さんには是非ともこの「ブレなさ」を貫いてほしい次第だ。 最後に苦言を一つ呈すなら、非常に非常に手前勝手な感想なのだが、特撮ヒーローものを想起させるこの作品、命をチップとして奪うフォールドの所業へ向けるブレイズマンの「その命~」な決め台詞が某753な仮面ライダーを想起させることくらいだろうか。 しかしフォールドのダメージで飛び散るチップなど、これも某メダルを使うOOOな仮面ライダーのダメージ演出を彷彿とさせる辺り、実はその台詞に受ける印象もまた作者さんの掌の上なのかもしれない。
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能力はあるが、青臭さもある高校生ヴィランが活躍する話
新人作で、私はヒーロー物好きですし、荒削りだが面白かった。ただ話そのものは珍しくはないので、評価としては3に近い4です。 悪人によって人の寿命を削ることを余儀なくされた高校生たちが、ヒーローや自分の境遇に立ち向かう話です。 話としてはよくあると書きましたが、人気があるからこそよくある話で、アメコミ、仮面ライダー、ヒロアカなど類似の作品は多数あります。そして描けないキャラもいっぱいいるわけで、そういう面白さを求める人間に需要があるジャンルです。 未熟な高校生ヴィランたちの物語ということで、立場としては「ジェネレーションX」とか「ヘリオンズ」あたりか、日本の漫画なら「ヴィジランテ」あたりに近いのもあるでしょうか。 池上遼一の日本版「スパイダーマン」も近いかもしれない。 主人公が命をチップに爆弾に変える能力の持ち主ですが、なんかトランプを爆弾にするガンビットを少し連想します。 ガンビットはヒロインのために戦うヒーローなんですが、基本的にそんな役回りのサブキャラの位置なので、それがメインで動くような物語に期待してしまいます。 あと最強ヒーローのブレイズマンの立ち位置が、「ヒロアカ」のオールマイトぽかったかなぁ。 まあヒーローにしろヴィランにしろいっぱい世界で考案されているから、いまさオリジナル性にこだわる必要はなく、そこからどう描かれるかが大事です。 この高校生ヴィランたちが、ダークヒーローとして成長していくかどうか、次があるなら楽しみにしたいです。
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評価が難しい。
決してつまらなくはないけど、面白くもない。ページ数が350以上あるけどこんなに必要だったのかなと思う。 ただ、ラストは納得感があり、しっかり主人公が主人公していたのが共感持てる。
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設定が斬新なアクション小説
小説の設定が斬新で面白く、またスピード感のあるアクション描写で一気に最後まで読んでしまいました。 続編があるとすれば、ブレイズマンの過去を掘り返した作品を読んでみたいと思いました。
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面白かった
主人公とヒロインの出会いがあまり深く書かれていないのが残念だったけど、これからダークヒーローから本物のヒーローになっていくのかな?タイトルに1がついてるので続きが早く出るのを期待しています。
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荒削りもギラギラとした力強さが魅力
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります ゴチャつき気味など,気になる点もあるのですが,一方で惹き付けられるものもあり, ギラギラとした力強さと言うのでしょうか,荒削りながらも…という印象を受けました. 中でも,文字通りに命を削り,燃やす終盤の死闘は,二転三転する展開に目が離せず, 限られているからこそ愛おしい,命や時間,大切なものへの思いに胸がアツくなります. また,高校生たちの荒っぽくも繊細なやり取りには,何とも言えないほろ苦さを覚え, 最後まで潔くあり続ける,正義の味方の輝きには,清々しさのあとに切なさを残します. ただ,少年らの能力をはじめ,序盤で繰り広げられる異能バトルがなかなか面白く, ほかの相手の登場も含め,もう少しいろいろな能力や,戦いを見てみたかったところ. このほか,『命を稼ぐ』という冒頭のやり取りの意味が,ひねりがないように感じられ, 映像で見たくはなりましたが,意味深に煽っておいてと,こちらは少し期待はずれでした. なお,『あとがき』での結びの言葉が,続刊を示唆しているように読み取れたのですが, この一冊でまとまっており,もしそうなるのなら,期待と不安が半分半分になりそうです.
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良かった
めっちゃ面白かった
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主人公が良い!
ダークヒーローというと余裕満々で気取っているという勝手なイメージがありましたが、この話の主人公は善人ではないが良い奴で泥臭いダークヒーローでした。 作中でも自分のできること、できないこと、勝てない相手、上手くいかない現実に向き合って自分のできることを最大限いかして奮闘していき心から応援できました。 もちろん主人公以外もキャラごとに個性があり敵も味方もそれぞれの考えがあり、真剣に生きているのが伝わってきます。 あまりご都合主義がない話であったため最後まで物語がどう着地するかわからず先が気になり、最後のページまで一気に読んでしまいました。 納得のいく結末であり読了後に満足感があります。
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