作品情報
『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』は、滝本竜彦の表現が受賞によって広く注目された作品である。
『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』は、滝本竜彦による小説で、角川学園小説大賞の受賞作として位置づけられる。受賞時の評価を軸に、個人の感覚や時代の空気を作品の形式に引き寄せて読ませる一作である。 角川書店の刊行情報で単行本・文庫・作品集として確認できるため、受賞作そのものを収録する書籍として扱う。
レビュー要約
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刊行形態と受賞歴から、作品のジャンル性と作者の特色を伝える一作として受け止められている。短い形式の作品では凝縮された表現、小説や評論では主題への踏み込みが読みどころになる。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2001-11-28
- ページ数
- 237ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784048733380
- ISBN-10
- 4048733389
- 価格
- 1650 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ : 滝本 竜彦, 安倍 吉俊: 本
レビュー
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傑作
能登の言葉の一つ一つが、僕ら読者を応援してくれているようで胸が熱くなりました。 傑作。
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戦う美少女
面白かった!買わないとわからん。
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面白かった
夢中で読む。 というのを体感できた一冊でした。 個人的には、同著者の『NHKにようこそ!』より好きです。 なんていうか……ほら、まだ救いがありますからね(笑) 等身大の青春(だけど)理想的な青春ってやつです。ええ。
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若さの特権
今から10年近く前。大学生だった頃にたまたま深夜にテレビで見たNHKにようこそ。 それまでアニメを見る習慣がなかった私はそれから半年近く深夜にテレビにかじり つきました。そしてアニメが最終回を迎えるとともにまたアニメを見なくなりました。 そして最近になってふと懐かしくなってにアニメを見返すとともに、同じ作者のこの 本を読んでみました。しかし読む時期が遅かったようです。この本は高校生の時に 読みたかったです。あの頃はわけもなく夜の公園まで自転車を駆けて行き、友達 と話したりするありきたりな高校生をやっていたからです。その公園にチェンソー男 と自分と同じ年くらいの少女がいたとしたら。当時の私は貪り読む妄想したことでし ょう。 この本はもっと若い時に読みたかった。だからこそ今の10代の人に今読んでほしい。 青春っていいな。
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ネガティブハッピー
この作品をあまりに稚拙だ、中身がないと見下す方がいますが、的外れとしか言えません。 それが売りです。 この作品は『NHKにようこそ!』と同じく、人より秀でた力も情熱もなく、世を儚むほどニヒルにもなれない未熟で稚拙な主人公の日常を描いています。 中身が濃くない事など当たり前で、むしろこれらが評価されるのは、そんな下手をすれば無気力なだけの人間が自身の意志で踏み出すまでのモラトリアムな日々を、勇気を捻り出す瞬間を、ありのまま描いているからでしょう。 主人公は筆者の分身でもあり、この物語は、こうやって自分あるいは誰かを救いたい、つまりは日常に希望を見いだしてやるという願いそのものだから嘘がない。 そして最後には何かが起きたり誰かから救われるのを待つだけの自分を否定する事で、当たり前の幸福や希望を主人公と少女が見出す。 日常から逃げたかった人間が、日常を認める事で非日常(未熟な逃げ場)から決別する姿は青春小説として本当に素晴らしく、大人になればなるほど、感慨深いものではないかと思います。ありがちだというのも無粋でしょう。誰もが通る道を真摯に描くのが青春小説なのですから。
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NHKより好き
これとNHKしか読んでませんが、本作は素直な感じで面白かったと思います。 鬱屈してるのはしてますが、分かりやすく素直な鬱屈で、不快感はあまり無く、それでいてボーイミーツガールをちゃんとやっている。ジュブナイルの傑作というのも頷ける出来だと思いました。 あと好ましいと思ったのは、比喩が比較的に大人しめで読みやすかった事です。ラノベでもこう言う戦うボーイミーツガールはあるのですが、戦闘描写に重き置いていたり、比喩や言葉遣いがギトギト油のように盛られていて、読むのが苦痛なのですが、本作はあまり無く、色んなところで適切さを感じました。 〇〇だった。 ×××××、〇〇だった。 という繰り返しは少し目につきましたが、これくらいなら私は気にならなかったです。
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「日常」が退屈で退屈で、「非日常」に憧れていたあの頃
「天気の子」を観て主人公の少年少女に感情移入できず、大人の理解者ポジション(小栗旬)に共感しているのに気づき「歳食ったなー自分」と感慨が。私にとっての青春のボーイミーツガール小説といえばこの本。帰って読み返しました。 鬱屈とした日々を過ごす男子高校生が出会ったのは、セーラー服美少女戦士(?)。2人はチェーンソーを振り回す不死身の怪人を相手に、夜な夜な戦いを繰り広げる。相手の正体は謎、少女の能力も謎、戦っている理由も謎。その辺は理屈じゃない(笑) 将来に対する漠然とした不安。時に哲学的ですらある妄想と現実逃避。世の中に対する理不尽な怒り。そんな思春期のありがちな感情の揺らぎが全編を通じて根底に流れています。 陳腐? 痛い? そうかもしれません。けど、爽やかだねーアオハルだねー、なんて美化されたテレビCMには絶対にならないような、青臭くてドロドロして混乱した自意識の叫びに、自分の来し方の記憶が思い起こされ、こっ恥ずかしさと少しの切なさを噛み締めてしまうのです。 そしてやっぱりこの本でも、大人の理解者ポジション(下宿管理のお姉さん)の言葉が沁みる年頃になりました。 「良いときは、あっという間に終わるからね。びっくりするぐらいに、なんでも消えて、いくからね。でも、そんなに悲しむことはないのよ。最初から、そうゆうものだとわかっていれば、お酒を飲めば、大抵は大丈夫」
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個人的にはNHKより良作
NHKで滝本氏に興味を持ち、今作を読むに至ったわけですが 相変わらずこの方は、世間一般で言うところの 「言葉に出来ないこの気持ち」 を言葉にするという才能をお持ちですね。 私自身がまだ十代の青春真っ只中なため、 刺さった棘を抜いてくれたような爽快感があります。 そして、登場人物が、普通。 これは褒め言葉です。 奇抜な思想やかっこいい風貌の主人公ではなく、 誰でも共感できる普通の若者なキャラクタ達。 終盤にかけての疾走感も、荒々しくかつ清清しい。 ラノベと括って読まずギライは勿体無い一作です。
関連する文学賞
- 角川学園小説大賞 第5回(2001年) ・特別賞