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ちっちゃいホームズといじわるなワトスン 緋色の血統 (講談社BOX)

BOX-AiR新人賞

ちっちゃいホームズといじわるなワトスン 緋色の血統 (講談社BOX)

城島大

『ちっちゃいホームズといじわるなワトスン』は、jojima-daiによる受賞作品。受賞記録と公開書誌情報をもとに、作品単位の基本情報として整理した。

受賞作品現代文学書誌確認

作品情報

受賞歴を手がかりに、作品としての輪郭と入手状況をたどる一作。

『ちっちゃいホームズといじわるなワトスン』について、受賞データと公開検索で確認できる書誌情報を統合した紹介。識別子が確認できた場合は単行本または文庫を対象とし、確認できない場合も掲載誌の ID は代用していない。

レビュー要約

  • 公開書誌と受賞記録を中心に確認した。読者評価の数値化よりも、受賞対象として記録されている点を重視して扱う。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2013-10-02
ページ数
294ページ
言語
日本語
サイズ
13 x 1.6 x 18.2 cm
ISBN-13
9784062838528
ISBN-10
4062838524
価格
49 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

1920年代のロンドン、かの名探偵シャーロック・ホームズの孫娘リディアは祖父の跡を継いでベイカー街221番地で探偵事務所を再開する。そこへ持ち込まれたのは世にも奇妙な「歩く死体事件」。リディアは毒舌の美青年ジェームズ・ワトスンとともにその謎に挑むが、新たな殺人が起きてしまう……。 死去した祖父・ シャーロック・ホームズの跡を継いでロンドン・ベーカー街に探偵事務所を開いた少女、リディア・ホームズ。伯爵家の未亡人シャーリーの依頼で“歩く死体事件”を調査することになり、ロージアン州の屋敷に赴く。同行するのは毒舌の美青年、ジェームズ・ワトスン。しかし一行が屋敷に着いた翌日、不可解な殺人事件が起こる。リディアとジェームズは、この難事件を解決できるのか?

レビュー

  • 物語のテーマは「血統」

    ※少しネタバレがあります ワトスン「随分と大きく出ましたね。しかし、僕に目をつけられたのが運の尽き。あなたが仕掛けた真実を歪めるトリック。全て暴き出して差し上げますよ」 ホームズ「それ、わたしのセリフ! わたしのセリフ!」 (p228から抜粋) 名探偵シャーロック・ホームズが死去し、その後を継いでロンドン・ベイカー街の下宿に探偵事務所を開いたのは、孫のリディア・ホームズだった。彼女は、伯爵家の未亡人シャーリーの依頼を受け、ワトスンの孫であるというジェームズを助手に“歩く死体事件”の調査に乗り出します。しかし、リディアの披露する推理はとんちんかんなものばかりで、そんな彼女は毒舌ジェームズに言わせれば「三流探偵」。まともに推理するのは助手のジェームズばかり。これではホームズとワトスンの立場が逆転しているよう。実は、リディアは祖父から「あの子には才能がない。探偵なんかになったら、いつか大きな過ちを犯すだろう」と言われた過去がありました。名探偵シャーロック・ホームズの言葉は重い。それでも、リディアが探偵になろうと思った理由……。その純粋な気持ちに、私は切なくなって泣けてしまいました。リディアにはシャーロック・ホームズのような頭脳はありません。けれど、彼女には祖父にはない力があります。タイトルにあるように、この物語のテーマは「血統」らしいです。リディアとジェームズの中に存在する祖先の血。その血と戦い、二人はやがて血統の意味とは何なのか答えを見出します。 最後のページは驚愕の事実でした。ホームズファンなら、まずファーストネームの時点で気付くべきことだったんですが……。事件は解決しましたが、まだ謎という名の伏線は残っており、続編を期待せずにはいられません。続編刊行が決定されることを祈っています。祖父のような頭脳はなくとも優しい心を持っているホームズと、そんな彼女に意地悪ばっかり言いながらも見捨てないワトスンが私は大好きです。 あとシャーロキアンでないと分からないネタがありました。まあ私はシャーロキアンには程遠い、ただのホームズファンに過ぎないので、ネタを回収しきれてないと思いますが。作者さんのブログに後書きがありますので、興味のある方はそちらを見てみてください。

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