作品情報
『夢の宮~竜のみた夢~』は、ノベル大賞で選ばれた今野緒雪の作品である。
『夢の宮~竜のみた夢~』は、今野緒雪の仕事の中でノベル大賞の対象となった作品である。1994年に集英社から刊行された一冊として、作品名に掲げられた主題を中心に、人物、社会、歴史、記憶などを読み解く内容を持つ。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 1994-03-03
- ページ数
- 256ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784086118293
- ISBN-10
- 4086118297
- 価格
- 163 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
ふたりの王子と幼なじみとして暮らしてきた『幸福の姫君』瑛蘭(えいらん)。でも、どちらかひとりを夫に、つまり王に選ばなければならなくて…。オムニバス形式で綴る、さまざまな愛の物語。
レビュー
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こういう風に書き続けられるって、スゴイね。
二人の王子のどちらかとの結婚が、預言により決められている 「幸福の姫君」。 一方、王子の側から見れば姫君と結婚した方が王になるという、 天と地ほどの違いがあるのだけれど…(表題作)。 夢の中で出会う娘・睡蓮を愛する王子・芙蓉。 夢の中でのデートは、着るものも違えば、話す内容もその時々で 違い、何等現世と変わりがない。 でも所詮、夢の中。 国中を探す。 …が、夢の中の娘は見つからない。 父王が亡くなり、王になるに際し、王として后が必要と結婚を 迫られる芙蓉。 睡蓮はどこにいるのか…(眠りの妃)。 以上二編収載。 なんと著者のデビュー作だという。 94年にでたものの新装判だが、文章スタイルもあまり現在と 変わった感じがないので、古さを感じない。 既にデビュー時から著者のスタイルが出来上がっていた、 ということか?
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デビュー作とは思えない文章力
2作収録されてます。 表題作がこの作者のデビュー作らしく驚きました。 昔のコバルト作家は最初からこんなにレベルが高く、安定してたんでしょうか?って位、上手い文章に惹きつけられる世界観です。 最近の別の中華系ファンタジーのコバルト作品と一緒に買ったので、差が歴然でした。方向性が違う作品どうしを比べてもしょうがないんですが、あまり期待してなかった分、驚きました。 表題作の方は、まぁあまり分かりやすいハッピーエンドじゃないので、賛否分かれるかも。 私は2作目の方が好きです。ラストは意外ながらも、納得できるし分かりやすいハッピーエンド。 でもありがちなタイプのお話ではなく、最後まで楽しめました。ページ数も少ないのに、これだけまとめられる作者の力量を認識できます。 この方の代表作は(私の世代では)「マリア様がみている」ですが、どうもあらすじからして好きなタイプの小説ではないので、敬遠してたんですが、夢の宮シリーズには興味が出たので、新装版をどんどん出版して欲しいですね。
関連する文学賞
- ノベル大賞 第21回(1993年) ・大賞