作品情報
ノベル大賞で評価された、真堂樹の表現を伝える一作です。
『春王冥府』は、ノベル大賞の1994-2回で取り上げられた作品です。真堂樹の関心や筆致がうかがえる作品として、同賞の文脈のなかで読まれてきました。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 1996-12-25
- ページ数
- 224ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784086142779
- ISBN-10
- 4086142775
- 価格
- 49 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
燕国の王に父師を殺され、王宮で楽師として飼われている蘭綾(らりょう)。いつか燕王に牙を向ける日を夢見ながらも、憎み切れない複雑な想いが蘭綾の胸にはあった。<四龍島>シリーズの原点。
レビュー
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求める理由とは
己の立場というものがある。それゆえに、主従、同胞、同志・・・。なんらかの絆が生まれ、明確な理由もないままに惹かれゆく。 秘やかな夜に振りまかれる毒花の香りに酔い、いつまでも夢現にいるような文章が引きずり込んでいく世界。自分もその中に漂う空気のひとつになった気持ちで、最後までページを繰っていってしまう。 痛みの中にある答えが、貴方には読みとれますか。