日本の文学賞

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超人間・岩村 (スーパーダッシュ文庫)

スーパーダッシュ小説新人賞

超人間・岩村 (スーパーダッシュ文庫)

滝川廉治

常人を超える存在としての「岩村」をめぐり、日常と非日常の境目を押し広げるライトノベル。奇抜な設定を通じて、人間らしさと逸脱を描く。

ライトノベル超人日常逸脱

作品情報

常人を超える存在としての「岩村」をめぐり、日常と非日常の境目を押し広げるライトノベル。

常人を超える存在としての「岩村」をめぐり、日常と非日常の境目を押し広げるライトノベル。奇抜な設定を通じて、人間らしさと逸脱を描く。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
2008-09-25
ページ数
280ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784086304467
ISBN-10
4086304465
価格
405 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

人は彼を超人間と呼ぶ…!! 岩村陽春は平凡な学生だが、奇妙な癖があった。人が無理や不可能という言葉を口にすると怒り出すのだ。そして彼は、本当に不可能か確かめるために行動を開始する。第7回スーパーダッシュ小説新人賞佳作受賞作。

レビュー

  • ストレートど真ん中の熱血青春ストーリー

    熱い想いだけを武器に現実の厳しさや諦めがちな不条理に立ち向かう熱血野郎の物語 こう書くと「70年代じゃあるまいし」と思われかねませんが本当にストレートな熱血が テンプレキャラが安易に超常能力を振り回す今日びのライトノベルの世界では逆に新鮮 能力的には平凡でも行動力と想いの強さが並じゃない熱血高校生・岩村とアメコミ同好会三銃士 彼らが小さくても大切な居場所である部活を「実績が上がっていない」事を理由に奪われようとした時に 「諦めるな!」と立ちあがる所から物語が幕を上げます 欲を言えば岩村や新聞部の鼻つまみ者である杉浦の過去と現在を今少し丁寧にストーリーの中に織り込んで くれたら星5つだったのですが…これがデビュー作であるという事で次作に期待!

  • 絶望を否定し続ける男

    妙見宮高校には超人間と称される生徒、岩村陽春がいる。普段はアメコミ同好会の会長だが、「無理だ」「不可能だ」というセリフを耳にすると、無理であることを確かめるために他の全てを投げ出して、アメコミ同好会の仲間である多村豪や紳一郎・マルカーノと共に、その無理難題に挑む。そして必ずやり遂げる。 新聞部部長の高津初美の妹、五月は、アメコミ同好会への潜入取材を命じられる。そのパートナーは新聞部の優秀な先輩であり、それにも拘らず煙たがられている杉浦夜那だ。二人が仮入部してからしばらくは平和な時間が続いていたのだが、生徒会の方針により廃部寸前の演劇部の川崎八枝の奮闘を知り、岩村が動き出す。 大変だったり難しかったり、失敗したら恥ずかしいと思ったりして、やる前から諦めてしまう事も多い。諦めても自分の人生に致命的なことは起こらないと思っているからだ。しかし岩村はそうは思わない。無理だと思われていることに絶望したり、あるいは挑もうとしている人間がいれば、何をおいても駆けつけて、何も聞かずに手助けをする。 そんな岩村をいささか疎ましく思っている生徒会。会長の森直規は、無駄に多い部活動を整理し、実績のないところを廃部にすることで、予算の合理化を進めようとしているのだ。その配下の秋山守孝や伊藤信幸は、森の思想をさらに直接的に進めようとする。 この本の主人公は、岩村の他にももう一人いる。それが高津五月だ。彼女に岩村のような積極さはないが、出会った人に虚心に接し、その人の本質に触れ、たとえそれに同意できないにしても尊重する。そんな目立たない強さがある。 これに対して岩村陽春の手法は、ある意味では自分の思想を相手に押し付ける面もあるわけで、そこには否定されることへの弱さが見えなくもない。彼がどうしてこの様になったのかは、おおよそ最後まで明らかにはされない。しかし、どこか悲観的でありながら、異常なまでに前向きな彼の生き方は、否定できるものではないだろう。 そしてこの本の本質をあらわすセリフをひとつ。「絶望とは人生で一度も遣わなくて良い言葉の一つだ」

  • 独自性あふれる力作

    すばらしい青春群像劇です。巷に溢れる、「売れ線の要素をこれだけ盛り込んでみたんですがどうでしょう」的な、類型的、工業的、ファストフード的なライトノヴェルとは一線を画し、節々から創意と熱意を感じ取れる作品でした。彼らの同好会が「アメコミ」ってのも良いですね。さらにイラストも質が高くなおかつ作品の雰囲気との親和性も高いです。 というわけで基本的に素晴らしいのですが、それゆえにごく一部に含まれる陳腐な要素が過剰に目に付いてしまい作品に没入しきれなかったのは心の狭い私だけでしょうか。

  • 超人間岩村は面白い

    デビルレイズが悪魔払いをした今年、なんとびっくり地区制覇。本邦のライトノベル界にも 超人間岩村が登場とのこと早速読んでみた。劇中劇のロミオとジュリエットの道具立てに象徴されるように(愛)がテ-マそれも人類愛というこのクラッシュ寸前の世界でクラ−クケント も顔負けのパワ−が要求されるのにも拘わらず正攻法で提示してくる滝川廉冶は偉い。 本作はイントロだと思うが次回作を期待させる登場人物や伏線が一杯で楽しめる作品だ。

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