オワ・ランデ! ヤレない貴族のオトシ方 (オワ・ランデ! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
「オワ・ランデ 〜夢魔の貴族は焦らし好き〜」は、刊行時に『オワ・ランデ! ヤレない貴族のオトシ方』へ改題されたラブコメ・ファンタジーです。夢魔の貴族をめぐる誘惑と駆け引きを、軽快な会話と騒動で描きます。
作品情報
夢魔の貴族を相手に、恋と駆け引きが騒がしく転がっていく。
第9回スーパーダッシュ小説新人賞大賞作。受賞時の題名から『オワ・ランデ! ヤレない貴族のオトシ方』へ改題され、スーパーダッシュ文庫から刊行された。夢魔、貴族、恋の駆け引きを軸にしたシリーズの第1巻。
レビュー要約
-
奔放な会話と色気を含んだ設定が、勢いのあるラブコメとして読まれている。テンションの高さを楽しめる読者には向く一方、濃いノリに好みが分かれる。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2010-09-25
- ページ数
- 376ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784086305686
- ISBN-10
- 4086305682
- 価格
- 1 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
佐品直純は、独学の魔術で異世界からサキュバスを召喚した。動機は純粋に「エッチがしたい!」。だが召喚された美少女・ロセリーは最強の夢魔貴族で、10秒触れ合うだけで死んでしまうという…。第9回SD小説新人賞大賞受賞作!!
レビュー
-
後ろ向きな理由で突っ走る前向きさ
佐品直純はある目的を持ってサキュバスの召喚に臨む。結果現れたのは、ロセリーというサキュバス正統派の貴族だった。ところが貴族ゆえにその力は普通のサキュバスの数百倍というもので、普通の人間が彼女に触れれば数秒で死んでしまうという。 何とかロセリーに触れようと様々な策を練る直純だったが、彼には伏せている本来の目的が別にあった。 ある意味前向きな願望で突っ走っているように見える直純だが、その実際の目的は非常に後ろ向き。そこを曖昧にしたまま終盤まで引っ張り続けるところはすごいかも知れない。 その分、サキュバスの世界の対立があっさりしたまま終わったのは、続巻があるという事なのだろうか。
-
消化不良の上にタイトルほどのエロさはない。
セックスがしたいが為に、世界的に忌み嫌われ禁止されている召喚儀式を行い 偶然にも非常に強大な力を持つ、サキュバス3大貴族のひとりを召喚してしまう事から物語は始まる。 タイトル的にセックス描写やエロ描写が多いかと思えば、ほぼ無いという健全振り。 内容的にもエロはもっと増やしたほうが盛り上がる場面が多かったが ヒロインに触れると、腰を振る間もなく即死亡という設定的な縛りのせいで、ヒロインとの間にラッキースケベ的なイベントすら起こらない。 また、脇役ヒロインの見せ場も1箇所のみという不完全燃焼ップリにはがっかりした。 やるならもっとエロに突き抜けた方が、まだマシだったかもしれないが そもそも、設定の構築の仕方が弱いのでどうしようも無い作品だった。 挙句に物語の締め方も中途半端で、次巻があるとしてもその頃には存在すら綺麗サッパリ忘れている程度の印象しか残らなかった。 作者と編集はもう少し設定をしっかり構築してから、文章を書くべきである。
-
……あれ?つまらんで?
『オワ・ランデ! ヤレない貴族のオトシ方』です。第9回SD小説新人賞大賞受賞作。 エロ大好きなので、かなりエロいという評判に期待を抱いて読んでみました。 ……エロは好きではありますが。 それでも主人公がことあるごとに「ヤリたい」「ヤリたい」と連呼するのにはさすがに不快でドン引きしました。 それでいて、メインヒロインには触れたら10秒で死ねるという設定のため、「腕を組んだら肘に柔らかいものが当たってムフフ」的なシーンも、こういう作品の割にはあまり多くはないのがジレンマです。そういうシーンも、あまり萌えないし、興奮度も低いですし、イラストにおけるサービスもほとんどありません、ということでかなり期待はずれ感が漂います。 全体として常に爆煙的ハイテンション文章で描かれるのですが、延々と設定説明を見ているような感じでした。 キャラのかけあいがギャグとして面白いものではなく、最後には「ヤリたい!」「ダメです」なのでワンパターン気味でした。 サキュバスものの受賞作でいえば、富士見ファンタジアの『ご愁傷さま二ノ宮くん』の方が、第一巻限定でいえば面白かったように個人的には感じました。 良い点も義理で挙げておきます。 文章が語彙豊富。シリアス部分のストーリーというか展開や伏線の回収の仕方などは確かに上手い。インキュバスにかかわる世界観はそれなりに考えられているらしい。エロいシーンが皆無ではない。とりあえず勢いはある。 評価は★2。