日本の文学賞

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あやしバイオリン工房へようこそ (集英社オレンジ文庫)

ノベル大賞

あやしバイオリン工房へようこそ (集英社オレンジ文庫)

奥乃桜子

仙台の不思議なバイオリン工房を舞台に、挫折した女性と名器の精が出会うファンタジー。音が出ない理由をめぐり、心の再生が描かれる。

ファンタジー音楽仙台再生不思議

作品情報

あやしバイオリン工房へようこそは、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。

奥乃桜子の『あやしバイオリン工房へようこそ』は、受賞対象として確認できる作品である。公開書誌や出版社情報で単行本化を確認できる場合は識別子を記録し、単独書籍として確認できない場合は雑誌・掲載媒体の識別子を流用していない。

レビュー要約

  • 音楽とあやかし要素を組み合わせた温かな物語として評価される。主人公が少しずつ立ち直る過程に読み味がある。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
2018-01-19
ページ数
288ページ
言語
日本語
サイズ
10.5 x 1.5 x 15 cm
ISBN-13
9784086801720
ISBN-10
4086801728
価格
49 JPY

三浦しをん氏絶賛! 2017年度ノベル大賞佳作受賞作。 バイオリニストの夢破れ、ようやく就いた楽器販売店での仕事もクビになった惠理は、衝動のまま夜行バスで仙台へ向かう。 そこで見つけたのは、「あやしバイオリン工房」と書かれた看板。そして中からは、心を震わす美しいバイオリンの音色が…。 店内には日本人離れした美形青年がいたが、どうも様子がおかしい。戻ってきた店主の彰志大地(あやしだいち)いわく、青年は人間ではなく、伝説の名バイオリン「ストラディヴァリウス」の精だという。 普通の人には見えないはずのバイオリンの精・弦城の姿がなぜか見えた惠理は、大地に勧められるまま、工房での仕事を手伝うことに。 弦城の本体であるストラディヴァリウスは、なぜか誰が弾いても音が出ず、その理由を弦城も語らない 。俺様でぶっきらぼうだが実は心優しい弦城と、朗らかな大地のもとで、時折持ち込まれるバイオリンがらみの不思議な依頼を解決しながら、少しずつ元気を取り戻していく惠理。 だが、ある犯罪事件に巻き込まれた惠理は、そのせいで「弦城が音を出さない理由」を知ってしまうことに…。

レビュー

  • やさしい時間が流れる感じ

    『それってパクりじゃないですか』を読んで著者の他の作品を読みたいと思って、手に取った。 ファンタジー小説といえばファンタジーなんだけど、 幼少期から抱えていた葛藤だとか、バイオリン工房の依頼主の目に見えない部分とか ゆったりとした優しい時間が流れるような感じの話だった。 『ユーモレスク』が似合いそうな小説だった。

  • ただのキャラクター小説じゃなかった。

    真面目な主人公に共感できるし、優しい文体で、感情移入しやすかったです。ただ、序盤から中盤までは脇役のキャラクターや謎解きがいまいちで、のめり込めないなぁと思っていました。 が、最終章の盛り上がりがとても面白かった。実は伏線がちゃんとあって、回収が見事。最後まで読んで初めて、キャラクターにとても愛着が湧きました。 続きがあったら読んでみたいけど、とても綺麗にまとまってるからこのままがいいかなぁと思います。軽く読めるけど、読後感がさわやかで、前向きな気持ちになれます。読んで良かったです。

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