作品情報
この青春は、あなたをブン殴る。
集英社オレンジ文庫のデビュー作。高校でガールズバンドを組んだ鳴海と、新興宗教の共同体で暮らす四葉という、異なる世界の少女たちの感情と罪を鮮烈に描く。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2022-04-21
- ページ数
- 288ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.5 x 1.6 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784086804448
- ISBN-10
- 4086804441
- 価格
- 704 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
2021年度集英社ノベル大賞〈大賞〉受賞! 17歳の才能が抉り出す新世代小説。この青春は、あなたをブン殴る。 「先生。今、テレビに出てる人たちは本物ですか?」 男子部員はあたしたちを入れるのを嫌がった――だからあたしはバンドを組んだ、はずだった。高校入学を機にガールズバンドを結成した鳴海は、ロックフェスへの出場を目指して練習に没頭していた。だが高2の夏休み明け、メンバーのひとりが進路を理由に脱退してしまう。「女子限定」が条件の欠員募集に応募してきたのは、笑顔と口調がとんでもなく胡散臭く、そしてとんでもなくキーボードがうまい青年で……。(みるならなるみ) 「私は、彼らをこんな場所に貶めた世界を知りたかった」 ごく普通の女子中学生・四葉は「幸福の子」。新興宗教・運命共有教の救いの象徴として崇められ、信者同士で共同生活を行う家では他人を「お母さん」と呼び、家族には「四葉様」と呼ばれている。学校にも居場所がない四葉は、たった一人の友達である加子といつも一緒にいた。いじめられっ子である彼女に対し、四葉は友達だけど許せない、友達だからこそ許せない、ある「小さな」罪を犯してしまう。(シラナイカナコ) ガールズバンドと新興宗教、全く異なる世界に属する少女たちの鮮烈で泥濘んだ感情を、生々しく繊細な筆致で描くデビュー作。
レビュー
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すっごく
おもしろかった!
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若さを考慮せず、プロの小説家としてみると
集英社ノベル大賞の大賞作品ということで購入しました。 文章は上手かなと思いますが表記揺れなども目立ち、全体を通すと視点人物の思考が少しくどくて読みにくいです。 ストーリーは、ちょっとひどいかと感じました。お若い方のようなので、これから人生経験や執筆を重ねて伸びていただきたいと期待しています。
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傲慢な自分語り
受賞作のみの感想です。 まず時代考証がおかしくて出鼻を挫かれます。 作中の主人公の年齢から考えて、その中学時代にはないものが普通に出てきます。 若くない人間を馬鹿にしたような描写(SNS関係の流行りに乗れてないことや、パート主婦に対する偏見など)があり、鼻に付きます。 全体的に攻撃的で刺々しいです。 スカッとする毒舌は、感じが悪いこととは全然違います。 内容は思春期によくある、見下していた友人に先を行かれてやっかむ話でした。 何ら新しさはありません。 カルトっぽい宗教が出てきますが、何となくの知識と想像だけて作ったようなステレオタイプの設定です。 10代から凄い作品を書く作家はいますが、この作品からは瑞々しい感性や斬新さは感じませんでした。 過去の回想が多いとは言え、17歳が書く中年女性が生きる世界にはリアリティがありません。 この受賞作の前に書かれた短編もウェブで読んでいて、その作品は素直に上手いなと感じていたので、余計に残念です。 それなのにこの作品で大賞受賞。 相当編集部から推されてる感じがします。 が、この鼻に付く、トゲトゲしい作風で読者の支持が得られるかは全く別の話です。
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気になる部分もあるが、総合的には良かった
17歳のデビュー作、音楽を題材にした小説と言うことで早速買って読んでみた。 総合的には良かった。この若さでは信じられないくらい文章が美しく、次回作にも期待。ただ、気になる部分も多々ある。 【みるならなるみ】 ①バンドや音楽に情熱を傾けている理由が良く分からない 音楽やバンドが好きなのはわかるが、なぜそこまで好きになったかが書かれていないような…。 せめて主人公の鳴海だけでも、それが書かれていると良かった。 ②「ジョン・レノンやマイケル・ジャクソンは本物ですよね」の言葉に違和感 バンドをやっているなら、マイケルよりもカート・コバーン辺りではないか?と思った。ロック好きな人間からすると、この一行はかなり致命的。マイケルは本当に素晴らしいアーティストだけど、あの主人公からマイケルの名前は出て来ないような気がする。 予想だが、最初作者はカート・コバーン辺りを書いたが、編集から「カート・コバーンだと一般的ではない」と言われて直されたのかもしれない。 ③最後が呆気なさすぎる これは次の「シラナイカナコ」にも言えるが、終わり方が呆気ない(ネタバレするから詳しくは書かないが)。 【シラナイカナコ】 ①最初は中年の女性の語り口から始まるが「本当に中年?」と思ってしまった 若い子がムリヤリ中年のことを語っているような感じがする。ただ、これは実際に作者の年齢が若いから仕方ないとは思う。 ②四葉は学校に行かないのではないか あそこまで厳密な宗教なら、いくら義務教育とは言え学校には行かせないような気がする。話が学校へ行かなければ成り立たないから、これも仕方ないのだろうか。 ③「みるならなるみ」と同じで終わり方が呆気ない と、気になる部分を書き出してみたが、気になる部分さえなければ、いやあってもとても良い作品だと思う。
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文章力…!
文章力が素晴らしかった。圧巻です 本当にデビュー時に17歳? 先が楽しみな作家さんです! 追いかけたい!
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これが大賞?
話が予定調和。 文章表現にはユニークさがあるが、小説としてはつまらない。 ラノベにリアルさを求めてはいけないのかもしれないが、あまりに作り話めいていて興醒めする。 スーパーのお惣菜を『パートの主婦たちがお喋りをしながら機械的に作ったもの』と書いていたが、そういう書き方はスーパーでお惣菜を作るパートの現状を見てから書いて欲しい。失礼だ。作者には一生、スーパーのお惣菜を食べないでほしい。 文章に責任をもっていない感がありありで、集英社は一体何を考えてるんだろう。
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