作品情報
エリス、ほらご覧。また君のために人が死んだ
集英社オレンジ文庫の受賞作。死せる美少女エリスをめぐり、墓守の青年や秘密を抱えた人々が惹かれていく、ダークメルヘン調の物語。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2022-07-20
- ページ数
- 336ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.5 x 1.8 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784086804585
- ISBN-10
- 4086804581
- 価格
- 748 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
硝子の棺に納められた、美しい少女の遺体。 彼女――エリスは決して腐敗せず、いつの頃から存在するのかもわからない。 棺は、黒装束の男に運ばれ、エリスは時代も国も超えてその姿を見せる。 あるときは孤独な墓守の青年の前に。 またあるときは友人の美貌に複雑な思いを抱く少女の前に。 ある成金貴族の息子は、エリスのための“秘密の集い”にのめり込んでしまう。 彼らはなぜ、エリスに惹かれてしまうのか。 その先に、自身の破滅が待ち受けているとも知らずに――。 「エリス、ほらご覧。また君のために人が死んだ」 2021年集英社ノベル大賞準大賞受賞作、文庫化!
レビュー
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素晴らしい
ゴシックホラーっぽい、とても読ませる作品でした。 謎が残ったままのところも、この世界にあっているというか、かえって世界観を広げている感じ。 イラストも雰囲気が合っていて良かったです
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エリスに魅せられた人々の破滅の物語
永遠に朽ちることのない清らかで神秘的で女神のごとく美しい少女の遺体にとらわれた者に忍び寄る破滅の足音、と書くとなにか奥深い話に見えますが、表題作は恋に溺れて神父を殺してしまった罪悪感で少年が自殺したという末路です(ネタバレしてしまった)。 得体の知れない禍々しさとか恐怖がじわじわと這いよるさまが描ききれていたら、対局にある少女の神々しさが浮かび上がったかもしれません。ですが、怖さ不気味さ想像を越えた邪悪さといったものを感じなかったため少女の印象がぼんやりしたものになってしまっています。 棺の運び手となりうる資格と継承の話は目先が変わっていてこの短編集のなかでは異色で興味を引きました。 エリスが周囲に及ぼす影響力の説明はなくてもよかったのではないかと思います。悪魔の誘惑とも女神の恩寵ともどちらともとれるような不可思議なものくらいの方が神聖さを感じられるのではと思いました。
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不思議な話
ループする話...ですが、次巻が出ないかな?と。 私的には興味深い本でした。 「腐敗しない死体」または聖人ですが、少し調べたりもしました。 それぞれの主人公もですが、運び手の精神も気になります。 読んでいて楽しかったです。
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