作品情報
心のよどみを映す川辺の物語。
集英社刊。江戸・千駄木町の一角を舞台に、人生のどん詰まりでもがく人々を描く。
レビュー要約
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心のよどみを映す舞台設定と、各話が人の痛みと再生を照らす構成が評価されている。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2023-09-20
- ページ数
- 288ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.5 x 1.3 x 15.2 cm
- ISBN-13
- 9784087445657
- ISBN-10
- 4087445658
- 価格
- 770 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
「誰の心にも淀みはある。でも、それが、人ってもんでね」 江戸の片隅、どぶ川沿いで懸命に生きる人々の哀しみと喜びが織りなす感動連作。 江戸、千駄木町の一角を流れる、小さく淀んだ心淋し川。そこで生きる人々も、人生という川のどん詰まりでもがいていた――。悪戯心から張形に仏像を彫りだした、年増で不美人な妾のりき。根津権現で出会った子供の口ずさむ唄に、かつて手酷く捨てた女のことを思い出す飯屋の与吾蔵。苦い過去を隠し、長屋の住人の世話を焼く差配の茂十……。彼らの切なる願いが胸に深く沁みる、第164回直木賞受賞作。
レビュー
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よくある設定だけに
抜きん出た作品になるのは難しい。[閨仏]がなければ、市井小説集の一つとして埋もれていたかもしれない。よく書いたな、これ。解説が褒めちぎっている、登場人物の台詞は、私には、芝居がかり過ぎたかな。
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心の闇を描いているが、不思議と物悲しくはない
語彙が豊富でそれを操る力が高い人が綴る文章は、こんなにも美しいのか、と思わせる文章。 人の心の闇を描いた物語だけど、必ず救いがどこかにあり、物悲しさは感じない。 むしろ、人の持つ儚くも強い生きていく本能を読み取ることができた。 良書。おすすめです。
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厳しさの中、懸命に生きている姿がここに。
ここは行き場がなく芥を溜め込み淀む川のそば。 うら(心)さびしさの中に、余韻が残るハートフルストーリー。 生きていく厳しさに人ごころの優しさにふれて。 ”生き直す”には悪くはないところがここ、心(うら)町。 淀みに澄んだ水が注がれていくようなきもちになる。 あー、心に沁みる。
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期待はずれ?
この作者が好きで、何冊か読んでいるが、この作品は短編ばかりなのでちょっと物足りなかった 最後には繋がっていくのだけれど、正直、私は期待したほどの感想は持てなかった
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直木賞受賞おめでとうございます😊
西條奈加さん、今まで読んだ本全部面白かったので、今回も読むの楽しみだった。 この前読んだ「猫の傀儡」と一緒で連作短編。 連作短編て良いよね。 ちょっとずつ繋がってたりして、何倍も楽しめる気がする。 今回のお話は『心淋し川』という題名にもあるように、ちょっと胸が苦しくなるような哀しみがあったり、そこから幸せが見えたりして色んな感情で所々涙ぐんだ。 読めて良かった。 西條さんの作品、まだ読んだことないのも読んでみたいな。
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うら寂しい
心はうらとは読めませんが読み進めていけば解ります。上手いなぁ。心ほのぼのします。流石直木賞受賞作だけの事は有ります。納得の作です。
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ありがとうございます
ありがとうございます😊
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秀作揃い
千駄木の心淋し川を舞台に様々な人の人情を描いた連作短編。 どの作品も大変良かった。中でも『はじめましょ』は感動ものだった。 一般文学通算2987作品目の感想。通算4192冊目の作品。2026/01/06 15:45