新訳決定版 ファウスト 第ニ部
ゲーテの劇詩を池内紀訳で読む作品。知識、欲望、救済をめぐるファウスト博士の遍歴を、近代ヨーロッパ文学の大きな射程で描く。
文学賞受賞作人間関係時代の感触
作品情報
『2000』は、受賞作として読み継がれる作品です。
ゲーテの劇詩を池内紀訳で読む作品。知識、欲望、救済をめぐるファウスト博士の遍歴を、近代ヨーロッパ文学の大きな射程で描く。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2000-01-21
- ページ数
- 384ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784087733167
- ISBN-10
- 4087733165
- 価格
- 2499 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/ドイツ文学
ファウストのゆきつく果ては? 宇宙の諸空間を遍歴したのちメフィストの魔術を使って国家再建に尽くすファウスト。遂に「時よ、とどまれ、おまえはじつに美しい」と叫んで命絶えるが、救済は……。第54回毎日出版文化賞企画部門受賞作。
レビュー
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ナイス
迅速に良いしなを感謝いたします 内容はわたしには消化しきれず残念
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「日本語の」ファウスト
この本は、史上初の「日本語版」ファウストであるかも知れない。ということはつまり、これまでの数多の名訳、翻訳は日本語では「なかった」といっていることになる恐れがあるが、そのような言葉を不用意に発してしまわせるような力が、この池内紀の訳にはあるのだ。これは綺麗で、今風な本だが、ファウストそのものは奇麗事でない、時代を超えようとして書かれた作品である。その矛盾が愉しい。装丁の豪華さ(まさに「詩的な」)や、山本容子の、すばらしく奇想天外でしかも深層心理的で刺激的な挿絵を味わうだけでも、この本の前例のない「新しさ」が痛感されえるだろう。「ファウスト」を読んだ人にも、読むのを諦めた人にも、これから読む人にも、ぜひ勧めたい。
関連する文学賞
- 毎日出版文化賞 第54回(2000年) ・受賞