作品情報
『夫婦茶碗』は、受賞時の評価対象となった主題を読者に印象づける作品です。
『夫婦茶碗』は、町田康の同時代文学の実験性や達成を評価する賞で候補となった作品です。題名が示すモチーフを軸に、人物の行動や時代の空気を通して主題を立ち上げる作品として読めます。 国立国会図書館の検索で単行本または収録書籍を確認したため、書籍として確認できる範囲をもとに入手状況を整理しました。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 1998-01-01
- ページ数
- 213ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784104215010
- ISBN-10
- 4104215015
- 価格
- 1540 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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レビュー
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ダメさがすごい
『くっすん大黒』と同時収録の『河原のアバラ』のダメ人間さがすごかったけど、『夫婦茶碗』はそれに負けず劣らずのダメさで、『人間の屑』でダメ人間の頂点を極めた感じする。実際、バンドやってる人間ってダメだしね。 若い頃ってこういう文学を受け付けなかったけど、年を取るにつれてわかってきますね。
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さらにえもいわれん、、
絶句する。 あきれた男の話。 妙に几帳面な卵の整頓にのけぞる。。 この偏執的な性格がかえって男を自堕落たらしめるのだろう。 頭がふくらんだりしぼんだりする妄想に取り付かれたくだりには 涙が流れた。笑死寸前、悶絶。。。 ホンマに悶え苦しみますよ。 だから電車とかで読んだらあきませんよ。 途中から加速する妄想とそれによって物語りにもたらされるスピード感に 読むほうはぐらぐらしてくるんだが、もう止められん。。 「人間の屑」の方がその傾向が強かな。 とことんあきれた男の話だが、なかなかぴゅあな愛情物語。 これ読んで「ほっこり」となれる人を私は断然信用する。 くれぐれも公衆の面前での読書は避けられたい。
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まじめな人間がまじめにふるまっているだけなのに
自分は町田康の文体が好きだ。もちろん内容も好きだけど、とくに文体が好きだ。文体にかんしてはスタパ齋藤と町田康にはおおいに影響を受けた。自分にとってはそれほどの人物である。 まじめな人間がまじめにふるまっているだけなのに、的が少し外れてしまっているがゆえ、どこかおもしろおかしくなってしまい、それがじわじわとずれてゆく。その間当人はずっとまじめに真剣である。そこにおかしみとやがて悲しみが生まれる。そしてそれを独特の文体でもってグルーヴさせる。おもしろみがさらに加速する。 話し手が主人公であり、他人の視点に移らないため、初めて読んだときは小説なのか独白なのかはたまた日記なのか見当がつかなかった。それは自分があまり読書をしないせいもあるのだけど、それだけ文章に体重がのっていることの裏返しでもある。
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世にも不思議な世界
なんとも言えない読後感。荒唐無稽なストーリーなのだけど、何故かスラスラと読み込んでいける。しかも、不思議と主人公に共感している。不思議だ。読者は現実なのか妄想なのかもわからない不思議世界です。
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音楽と文学。
まるで音楽のようにズム感のある文章で、テンポよく読み進められます。 ただ、音楽と言ってもクラッシックやポピュラーミュージックのそれではなく、もっとノイジーで拍を食いぎみに進むパンクミュージックのようなスピード感です。 作者が昔パンクミュージシャンだったことと結び付けるのは安直なのでしょうが、とにかくこのリズムが心地いい! 町田さんの作品で初めて読んだ作品なので個人的なおもいいれもありますが、電子書籍で再読してみると、改めてよい作品だなあと思いました。 特に後半の「人間の屑」は、人間のダメな部分を主人公に凝縮することによって、駄目人間にまつわる苦悩や悲哀も凝縮するといういつもの町田節がとてもストレートな感じで表現されていて、とても素晴らしいと思います。 町田ワールド入門の作品としてオススメです!
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私には合わない
世界観が私には合わない。読んでいて嫌になり、後編の作品は読まずに閉じた。
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好きな人はすごく好きみたいな
この頃の作品は、合う人、合わない人が、はっきり分かれると思う。 ラーメンは好きだが、二郎系はちょっと! でも、刺さる人にはすごく刺さる。 句読点の多さのことかな? 他のレビューでは、リズムが良いと評価する言葉が多かった。 私は読みづらさを感じた。
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すごい
読み出して止まらなくなった。 表題の夫婦茶碗の主人公もどうしようもないろくでなしだが、 人間の屑の主人公がそれを上回ってしまった。 こんな人間が世には存在するんかー、と 素直に感心した。 フィクションだろうけど。
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