ダンシング・ベア (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 5-3)
『ダンシング・ベア』は、ジェイムズ・クラムリーによる物語作品で、人物の選択と土地や時代の空気を重ねながら、人間関係の陰影を描く。受賞対象として確認できる単行本があり、読者は筋の展開だけでなく、背景に置かれた社会や生活の手触りも追うことができる。
作品情報
ダンシング・ベアは、受賞時の評価対象となった作品性を、時代・表現・読者への届き方の面から伝える。
『ダンシング・ベア』は、ジェイムズ・クラムリーによる物語作品で、人物の選択と土地や時代の空気を重ねながら、人間関係の陰影を描く。受賞対象として確認できる単行本があり、読者は筋の展開だけでなく、背景に置かれた社会や生活の手触りも追うことができる。 受賞作としての位置づけを確認するため、Amazon JP の作品名・著者名検索、NDL Search、出版社または関連機関の公開ページを参照した。早川書房の日本語文庫版を NDL Search で確認。原著は英語圏で入手可能。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 1993-01-01
- ページ数
- 363ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784150774035
- ISBN-10
- 415077403X
- 価格
- 1121 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
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レビュー
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私立探偵ミロ・シリーズは最高!
著者の本を読むのはこれで2作品目。前作は私立探偵ミロ・シリーズの第1弾『酔いどれの誇り』。これを読んで「おおッ!!」とおもい、すぐに本書、ミロ・シリーズの第2弾『ダンシング・ベア』を手に取り、一気に読了、ガツンとハマッた。酒と麻薬に溺れる私立探偵物語は数多いが、ここまで自堕落な主人公も珍しい。しかし、その影にちらりとみせる哀愁と芯の通った男気の意地、刹那さにはグッとくる。今回はハデなアクションも見もの。著者の簡潔だが、独特の視点でストーリーの細部を浮き立たせる文章がいい。訳も申し分ない。 ラスト、大自然豊かな故郷への思慕を背負う中年男の哀愁が心にしみる。文句無く★5つ。
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ベトナム後のアメリカ
ミロの二作目。ハリバートン大佐の始めた警備会社というのと今回の黒幕というのが、現代っぽい。(クラムリーはだいたい黒幕がいる感じ?) Googleマップで場所を確認しながら読んだりすると楽しいかも。 今回はかなり女にモテモテで、そのへんは好みが別れるのかもなあ。
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クラムリー唯一の凡作
ハードボイルド扱いで出た邦訳としては、三作目にあたり、ミロドラゴヴィッチものの二作目。前作「酔いどれの誇り」が大傑作だっただけに、相当の期待を持って読み始めたのだが、見事に肩透かしを喰った。まず、アクションが過剰。この傾向はこの作品以降も続くが、本作ではとって付けたような感じが拭えない。また、社会悪の摘発、という大きなテーマは、クラムリーの資質には合わない気がする。勿論、読みどころもいくつかあって、インディアンの女酋長やら、妙に可愛い女麻薬商人やらの、登場人物の描き方はかなり上手い。だが、全体的に見ると・・・うぅん。
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