作品情報
宗茂の晩年が、関ヶ原の記憶を照らす。
早川書房刊。戦国最強とも称された立花宗茂の晩年を描き、関ヶ原の真実と、老境をどう生きるかという問いを重ねた長編歴史小説。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2022-10-25
- ページ数
- 304ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.7 x 2.5 x 19.4 cm
- ISBN-13
- 9784152101792
- ISBN-10
- 4152101792
- 価格
- 1680 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
関ケ原が戦場となったのは重なる偶発の結果だった!? 立花宗茂は将軍家光から〝天下分け目〟に関して考えを述べるよう命じられる。神君家康を軽んじる失言をすれば、将軍の勘気に触れる。だが真実を話さねばなるまい……天下無双と呼ばれた男の矜持が輝く歴史長篇
レビュー
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老いてなお赫々たる。
関ヶ原の戦いで西軍につき、改易されながらも徳川の世で 唯一、旧領に復活した名将・立花宗茂。 相伴衆として将軍・秀忠、家光たちに重用される男の老残の境地を描いた意欲作。 本作は立花宗茂を題材にした小説の中で、最も彼の心情と背景をうまく描いている作品だと感じた。 傑出した戦国武士でありながら、茶や笛、連歌を愛する宗茂の文化人的な側面が描かれていて、 太平の世を新たな戦場と定めた男の覚悟と器量が描かれている。 巧みな文章力と歴史的知識に裏打ちされた名作で、かなりの宗茂愛に溢れている。 戦国後期~江戸前期の人物、時代背景に詳しい人は楽しめるだろう。
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新しい解釈は、歴史小説家の本懐か
関ヶ原の戦いの際に西軍に与した立花宗茂は、徳川家光に呼び出された。「西軍から見た関ヶ原の戦いについて教えてくれ」とのこと。同じく、毛利軍の最高指揮官として戦に臨んだ毛利秀元も呼び出されている。共に戦後は改易されたが、許されて大名になっていた。 家光ら幕閣が外様大名つぶしをしている最中である。関ヶ原の件に関して難癖を付けられ、お家取りつぶしにあうかもしれない。だが、ごまかしや忖度はしたくない。腹をくくって家光の元に出向き話を始める。 せっかく再興した家がつぶされるかもしれないという緊張感のもとで、通説とは違う関ヶ原の戦い=真相?が解説されてゆきます。 作者のきめ細かい調査と鋭い考察には説得力があり、「なるほど」とさせられるものがあります。通説とは違う新しい解釈を展開することは、歴史小説家としての本懐でしょうか。 史実かどうかは別にして、歴史小説・ミステリー小説として大いに楽しめます。 歴史小説というと、どうしても教科書に載るようなパワーエリート中心の話になりますが、本作品のように光が当たってこなかった人の話も良いものです。もっとも、立花宗茂は武将として有名ですが……。 後半は、家光拝謁の際に知己になった千姫(豊臣秀頼室)や関係者の話が出てきますが、最後のまとめがなく、物足りなさが残りました。 それでも、お勧めの1冊です。
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香り高い名作
西国無双と評された名将立花宗茂の晩年、大御所秀忠と将軍家光のお伽集となり、関ヶ原の戦に於ける 神君家康の心理状態、及び戦いの帰趨を決めた毛利勢を率いた毛利秀元を交えた家光との会話等、正に 臨場感あふれたやりとりは戦場と変わらぬ緊張感を齎す。 近来稀に見る傑作と評すべし。
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冗漫・冗長
何しろ立花宗茂、で、マスコミ系の評価が高かったので読んでみた。 盛り上がりかけてその先はどうなったの?という感想。 最後、恋バナやし。 著者が今まで培った文章表現には感得するが、何がポイントなのか?とういか、読者を悪い意味で迷わせるお話。 別の立花宗茂論を読んでみたい。
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実写化しやすい内容です
立花宗茂。大河ドラマの主人公は難しいかもしれないけれどNHKの3回シリーズの時代劇にちょうどいい内容の本だと思います。 戦乱の時代を生きてきた彼の本はよく見かけますが「太平の世」の宗茂に視点を当てた本は珍しいので一読の価値ありです。
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内容
私のお気に入りの立花宗茂の晩年をテーマにした作品で期待どおりの作品でした
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面白さ
秀作である
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隠れた関ヶ原の経緯と老将の恋ここ
よく知らなかった関ヶ原の経緯と、千姫に寄せる老将の思いがおもしろい
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