日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
あかね空

直木三十五賞

あかね空

山本一力

『あかね空』は、山本一力による作品。直木三十五賞の2001年回で受賞に選ばれ、同時代の文学・出版の中で評価された。

文学賞人間物語

作品情報

直木三十五賞で受賞となった、山本一力の『あかね空』。

『あかね空』は、山本一力による作品。直木三十五賞の対象作として、作品の構想や語り口が評価された。読者は、文学賞, 人間, 物語を軸に、受賞当時の文学的関心をたどることができる。

書籍情報

出版社
文藝春秋
発売日
2001-10-12
ページ数
365ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784163204307
ISBN-10
416320430X
価格
1938 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

希望を胸に上方から江戸へ下った豆腐職人の永吉。味覚の違いに悩みながらも恋女房に助けられ表通りに店を構える。傑作人情時代小説

レビュー

  • 綺麗な状態

    綺麗な状態 母からのたのまれもの

  • 娯楽性があって安心して読めるが

    久しぶりに時代小説を読みたくなって購入。江戸の庶民生活の雰囲気を味わえる作品。 上方から江戸へ出て苦労する職人の二代記だが、やや駆け足で通り過ぎたような印象。 読者の期待を裏切らないハッピーエンドの作品なので娯楽性があって安心して読める。 一方で勧善懲悪の筋書きに物足りなさも感ずる。好き嫌いの分かれるところだと思う。

  • 変な京都弁に違和感があります。

    まだ物語の途中ですが、京都出身の者としては主人公の変な京都弁が気になって仕方ありません。 その土地で実際に使われている方言は住んでみないとわからないので無理ないことだとは思いますが、違和感が先だって物語に集中出来なくて残念です。

  • 子への偏重した溺愛が悲劇を起こす

    実に素晴らしい作品だった。 豆腐職人として京から江戸へ下った永吉。 最初は江戸の豆腐と違って柔らかすぎさっぱり売れず、廃品を永代寺で引き取ってもらうしかなかった。 やがて料理屋で注文を取り徐々に販路を拡大。 長屋の娘を娶り男の子に恵まれるも頭に怪我をさせたうえ腕に火傷までさせてしまった。 息子を溺愛するあまり次男と長女を授かっても愛情を注がなかった。 両親を次々に亡くした原因が次男と長女にあると信じて夫婦間、兄弟間にも不仲の影を落としていく。 豆腐屋は繁盛するものの義母の息子への溺愛のままとうとう亡くなる。 次男夫婦、妹は豆腐から身を引いた兄と再び結束して立ち直っていく。 母親の長男への溺愛に次男が何とかしてくれると思いながら次男の煮え切らない様が気になった。 一般文学通算2728作品目の感想。通算3436冊目の作品。2023/03/24 16:45

  • 読みやすい

    職場の方に面白いと紹介された 落語のような世界観 心情がよくわかって面白かった

  • 読んで良かった

    久しぶりに大きく感動した作品。時代を超えて、職人気質のあり方、夫婦の在り方、家族の在り方を考えさせられた作品。生きていればこそ誰しもが迎えるたくさんの難儀。それらを2人で乗り越える中で夫婦それぞれの見方、解釈、努力がある。時にそれが歪んだ家庭を形成する。そしてそこでそれぞれ違うものを感じながら成長していく子供達。それ以外にも近所付き合いとは、ライバルとは、世相、歴史と色々なものが巧みに絡まて一つの物語を織りなす、非常によく書かれた作品。

  • 江戸情緒を堪能。

    勧められて読みましたが。あっという間に、読んでしまいました。江戸下町の情緒や上方との食文化の違いなど、読み応えがあり、楽しめました。

  • 完全な感情移入は人それぞれかもしれません

    良い小説だと思いますが、登場人物への感情移入は、人それぞれかもしれません。 ただ、家族がまとまっていないと、そこに隙が生まれ、悪意に付け込まれる可能性があるというのが実感できました。

関連する文学賞