作品情報
ケベックの小村で起きた死をきっかけに、ガマシュ警部が住民たちの関係と隠された感情を解きほぐすミステリ。
ケベックの小村で起きた死をきっかけに、ガマシュ警部が住民たちの関係と隠された感情を解きほぐすミステリ。穏やかな村の表情と、人の心の暗がりが対照をなす。 受賞作としての初出や収録状況を確認し、単独書籍または収録書籍が確認できる場合のみ書誌識別子を採用した。
レビュー要約
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題材の輪郭と語り口の個性が受け止められている。物語の余韻や人物の置かれた状況に注目する読者が多い一方、展開の癖を好みが分かれる点として見る声もある。
書籍情報
- 出版社
- 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日
- 2008-07-10
- ページ数
- 472ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784270102060
- ISBN-10
- 4270102063
- 価格
- 1045 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
正統的本格ミステリ久々の大型新人、出現! アガサ・クリスティーの衣鉢を継ぐ新シリーズ第1弾! 英国推理作家協会最優秀処女長篇賞 アンソニー賞最優秀新人賞 バリー賞最優秀新人賞 ディリス賞 アーサー・エリス賞最優秀新人賞 「まさに絶品!」――ピープル・マガジン誌 家に鍵をかける習慣さえない、ケベック州の平和な小村スリー・パインズ。 感謝祭の週末の朝、森の中で老婦人の死体が発見された。 死因は矢を胸に受けたと見える傷。 一見、ハンターの誤射による事故死に思えた。だが、 凶器の矢がどこにも見当たらないことから、ガマシュ警部は顔見知りによる 殺人事件として捜査を始めた・・・・。 「ボアロとモース警部へのケベックからの回答!」 と絶賛される本格ミステリの新シリーズ第1弾。
ルイーズ・ペニー 1958年、カナダのトロント生まれ。 カナダ放送協会でラジオの報道記者、司会者として活躍。 結婚後、執筆に専念。 処女作である本書で英国推理作家協会最優秀処女長篇賞など数々の賞を得て、 本格推理の新しい旗手として注目を浴びる。 シリーズ第2作はアガサ賞最優秀長篇賞受賞。 第3作もアーサー・エリス賞にノミネートされた。 現在はモントリオール近郊で、夫と二匹の犬と暮らしている。
レビュー
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よい状態でした
はやく着いて、本もきれいでした。
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掘り出し物!
表紙の挿絵からするとコージー・ミステリーではと推測してしまうのですが、内容はさにあらず本格物。 斬新なトリックはありませんが、構成は非常によく練られており、伏線の張り方もなるほどと思わせます。 小さくて可愛いスリー・パインズ村に住む人々も生き生きと描かれていて微笑ましいが、何よりガマシュ警部がいい。 知的で思いやりがあり、この作品に深みを与えている。 次作も期待できそうな、非常に奥深くて知的なミステリー。 何人かの方が指摘されている翻訳の問題は、自分的にはあまり気になりませんでした。
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名作
ありがとうございました。非常に繊細で良かったです。またお願いします。
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他の訳者で読みたい
訳が下手との意見がありましたが、本当にそうでした。 作文みたいな文章です。 なんかつっかえて、すんなりと入ってこない。
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次回作が楽しみ!
“Still Life”の原題が示す通り、ストーリー展開も背景も、一言で言ってとても「静か」です。連続殺人が起こって、スリリングな展開があって、アッと驚く仕掛けがあって−−−というようなハラハラドキドキの内容を期待すると、肩透かしを食らうかもしれません。 けれど、何と言ってもプロットは緻密ですし、カナダという、英仏二ヶ国の文化的背背景を持つ登場人物の描写が丁寧で、読み進めているうちに、スリー・パインズという架空の町と、そこに住む人々にとても愛着がわいてしまいました。特に、新米刑事ニコルの存在がストーリーにスパイシーな味わいを加えていて面白かったです。 次回作も必ず読みます。翻訳も良かったです。
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お気に入りになるはずだったミステリ
はじめの数ページを読んで驚愕!内容が頭に入ってこないよ!? 他の方も指摘されているのですが、超・直訳調の文章です。なので、英語やフランス語の文章に慣れた方には別におかしくないのかなと思われます。こちらのレビューでも文章が良いとほめられてる方もいらっしゃいますしね。が、やっぱりコレどうにも読みにくいですよ。この本を下書きにして、もう一回翻訳しなおしてほしいなぁ… お話はすごく魅力的です。緑豊かなカナダの田舎村、癖があるけど思いやりに満ちた村人たち、おいしそうな食べ物、そしてやたら仲の良い警察の人々w 事件の舞台や登場人物たちがこのみなだけにものすごく惜しい。今3冊出ているシリーズは同じ方が翻訳されてるようなので、あとの2冊の文章がどうなのか知りたいです。最近の翻訳ミステリってこんな感じで普通なんでしょうか?慣れるべきなのかなぁ??
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懐かしい雰囲気
凄く懐かしい感じのする本格ミステリーでした。地図にさえのってない小村スリー・パインが舞台。 そこで起こった殺人事件をガマシュ警部が捜査する事になるけど、我慢強く人の話を聞き相手の気持ちを理解できるので穏やかな気持ちにさせてくれます。 今流行りの科学捜査もなく古風な捜査方法がメインやけど、逆にそれがいいですよ。 一癖も二癖もある登場人物が登場して物語にアクセントを加えてるけど、新人刑事ニコルの言動には終始イライラさせられました。 ガマシュ警部の堪忍袋の緒が切れる前に読者の堪忍袋の緒が切れそうです(笑)。
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田舎町での老婦人の不可解な死をめぐる
カナダの田舎、それもフランス語圏のケベックの小さな村を舞台に描いています。アメリカともイギリスとも違う雰囲気です。風景や登場人物の個性、そしてプロットが緻密で楽しめます。鬼気迫る興奮はありませんが、主役のガマシュ警部は、P・D・ジェイムズのダルグリッシュのように雰囲気を備えています。翻訳したランダムハウス講談社はコージーミステリーが多いのですが、本書は、それらとは一線を画すものです。私は本書をとても楽しく読みましたので、翻訳が続いてくれるとうれしいです。また、欧米で評価の高い作品、あるいは何がしかの賞受賞した作品は安心して読めますね。
関連する文学賞
- ディリス賞 第16回(2007年) ・受賞