日本の文学賞

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アッティラ!

小説宝石新人賞

アッティラ!

籾山市太郎

町に突然現れた大きなキャンピングカー。その中では、アッティルカイラーと名乗る不思議な移動民族が夜ごと音楽を奏でている。彼らの音楽が人々の心に触れ、日常に少しずつ幸福の輪を広げていく物語。

音楽移動民族町の変化幸福出会い

作品情報

夜ごとの音楽が、町の人々の心を少しずつほどいていく。

『アッティラ!』は、突然町にやって来たキャンピングカーと、そこに暮らすアッティルカイラーたちをめぐる小説。彼らが夜ごと奏でる音楽は、町の人々の心を動かし、閉じていた気持ちを少しずつ開いていく。軽やかな不思議さと音楽の力で、日常の中に別の風を吹き込む作品。

レビュー要約

  • 不思議な移動民族と音楽がもたらす雰囲気を楽しむ声がある。異国的な題材の魅力がある一方、登場する集団の描き込みにもっと厚みを求める読み方もある。

書籍情報

出版社
光文社
発売日
2011-11-18
ページ数
216ページ
言語
日本語
サイズ
18.8 x 13 x 2.2 cm
ISBN-13
9784334927905
ISBN-10
4334927904
価格
79 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

突然町に現れた大きなキャンピングカー。その中では、アッティルカイラーと名乗る移動民族が夜な夜な彼ら独自の音楽を演奏していた。彼らが紡ぐ極彩色のフレーズが、何の変哲もない町の住人たちの生活を鮮やかに染め上げていく! 藤沢周、三浦しをん、両選考委員絶賛の、第4回小説宝石新人賞を受賞した表題作のほか、書下ろし中編を含む3編に流れるのは、人生を照らす肯定感。痛みの時代に一条のあたたかな光がふりそそぐ!

レビュー

  • 大変面白い

    ストーリー性のある大変面白い話でした。日常を忘れて楽しみたいです。

  • 一夜の夢

    第4回小説宝石新人賞受賞作品。 表題の『アッティラ!』他2編を収録。 お酒を飲んで音楽を聞きたくなる本。 楽しい嘘をついてくれたな、という印象。設定や背景が意外にしっかりしているので、こんなこと本当にありそう、と思わず信じてしまう。それなのにお伽噺を読んでいるような、ふわふわしたあったかい気持ちにもさせられる。不思議な本。お酒を飲んで酔っ払った頭で見た一夜の出来事、という感じ。 飲んで歌って踊って、のアッティルカイラーの生き方は楽天的ではなく本当の意味でのポジティブだと思った。幸も不幸もひっくるめて受け入れて、「素敵」と言ってしまうあなたたちが素敵。 挿入されている歌詞もとっても素敵ですね。素朴であったかい気持ちになれる。

  • 長編を期待!!

    籾山市太郎という著者、本書が処女作らしい。小説宝石の新人賞受賞の表題作、その他2作の中篇集とでもいう感じ。とても新人とは思えない筆力、そして表題作の音楽描写は限りなくしつこい。読みながら、これは60年代のジャズのインプロイビゼーション、特に薬が決まりまくった優れたプレイヤーが主題を様々な解釈とアイデアで演奏しまくる感じにそっくりだと感じました。表題作のテーマが音楽であることだけでなく、この著者はかなり音楽好きだと思います。 三作目はメーカーが舞台で、ストーリーには身につまされることが多数・・。 しかしここでもオーディオの話が・・・。そして新人とは思えない筆力で読者を引き摺りまわす。音楽テーマの長編を是非書いてほしい

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