日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
巨鯨の海

山田風太郎賞

巨鯨の海

伊東潤

『巨鯨の海』は、伊東 潤による受賞作で、2013年の該当文学賞で選ばれた作品です。受賞情報と書誌データを照合し、作品単位で紹介できる範囲の情報を整理しました。

受賞作受賞作2013年

作品情報

2013年の受賞作として記録される『巨鯨の海』の書誌と作品概要。

『巨鯨の海』について、受賞一覧の記録、国立国会図書館などの書誌検索、および公開されている書籍データを突き合わせて整理した作品情報です。単行本または収録書籍の識別子が確認できた場合のみ bookIdentifiers に反映し、雑誌掲載情報だけで確認された識別子は採用していません。

書籍情報

出版社
光文社
発売日
2013-04-18
ページ数
336ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784334928780
ISBN-10
4334928781
価格
1760 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/歴史・時代小説

第4回山田風太郎賞、「この時代小説がすごい! 2014年版」単行本部門1位獲得! 和を乱せば、死。江戸時代、究極の職業集団「鯨組」が辿る狂おしき運命! 仲間との信頼関係が崩れると即、死が待ち受ける危険な漁法、組織捕鯨。それゆえ、村には厳しい掟が存在した──。 流れ者、己の生き方に苦悩する者、異端者など、江戸から明治へ、漁村で繰り広げられる劇的な人生を描いた圧巻の物語。

レビュー

  • 綺麗なユーズドブックでした!

    読みたかった本を安く購入することができて良かったです。古本ながら綺麗ですし、送料無料でした。 解説が林真理子さんなのが、とても嬉しかったです。中身はまだパラパラとしか読んでませんが、読みやすそうな文体でした。Book&DiscM さんから迅速に配送されました。どうも有難うございました。

  • 悲しいお話でした

    江戸時代の捕鯨 初期から終焉まで 大河ドラマのようでした そして悲しい… 生きるって大変ですね

  • とてもとても悲しいお話の短編集です。

    題名からは想像できないほどの悲話の作品群。 どの作品もクジラの悲しみと獲る人間の悲しみと両者の死が共通のテーマです。 俗に言うと短編集は、内容のでき具合が極端でで敬遠する方々も多いと思うのですが、 本作はどのお話も秀逸です。文章校正が卓越していて自然と引き込まれますね。 移動中の電車の中で手に取った本が、あまりに面白い内容なので下車せずに、 ずっと読み続けたいなあ、という経験は結構あると思うのですが、この作品は正にそういう本です。 銛をハリネズミのように撃ち込まれ、絶命寸前の若いクジラの近くを、老いたクジラが 「許してやってくれ、俺を代わりに獲ってくれ」と言わんばかりに、泳ぎ続ける。 悲しい潮声に漁師は思わず耳を覆いたくなる。 フィクションでしょうが、太地のクジラ捕りから聞いた本当のお話なんでしょうね。 各作品群は、漁師とクジラの悲しみと死を扱っていますが、クジラの生態や漁師の生活や 言葉、文化、歴史への造詣がとても深く作者の取材力や思い入れの深さに感心します。 そして、本作は決して映画「コーヴ」へのアンチテーゼではありません。 クジラに対して畏敬の念は作者が勝手に作り上げた思惑ではなく、太地の伝統であって それは世界の中のクジラ漁師に共通していることだと思います。 あんな、可愛いクジラをとるなんて日本人は残酷だ! 世界での先端を行く日本が何故、クジラをとる必要があるのか? 野蛮で残酷な日本人!信じられない!と一部の活動家から批判され続ける日本。 私は「だまれい!文化、歴史、伝統を批判する権利はあるだろうが、 途絶えさせる権利は誰にもないぞ!( ̄ヘ ̄)/」と言いたい。ヾ(ー_ー;)コレコレ 多くの日本人に読んでもらいたい、そんな稀有な作品群です。文句無しに★10個です。

  • 日本人必読

    鯨=太地というのは、日本人の正しい感覚だと思います。 でもそこ止まり。太地にも行ったことがあるのに、歴史は全然知りませんでした。 とても読みやすく、最後の章はすばらしかった。

  • 名作です

    捕鯨に特化した村と人々を連作で、丹念に描いている。 捕鯨のシーンなどは、映画を見ているようにリアルだ。 人間模様もリアルでいながら、個性的で、現代人が忘れているものを思い起こさせてくれる。 名作です。

  • 鯨の種類の漢字はわかりやすい

    太地の地域活性化の手段が鯨漁で、それがとてもうまくいっていたことがわかる。

  • 一瞬で読了、勿体無いけど面白過ぎ

    伊東さんの作品は、いつも読後に感慨にふけってしまう。 この作品は、鯨漁に生きる人々を描いているが、いつもの戦国ものとあまり遠く感じなかった。 それぞれが主人公の物語を誰もが紡いでおり、それは太地の水夫であれ家康であれ変わらない。 昨日まで颯爽と檜舞台にたっていた者が図らずも退場し、3番手でコツコツ生きていた者が押し出されたり。 生きていくことの難しさと、だからこその面白さ…そんなことを考えさせられる。

  • 人とクジラの命がけの格闘

    クジラと人間の格闘、クジラを追っての遭難など描写が迫力がありました。

関連する文学賞