日本の文学賞

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名画座番外地: 「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記

幻冬舎アウトロー大賞

名画座番外地: 「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記

川原テツ

「名画座番外地 「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記」は、対象に粘り強く近づき、個人の経験と社会の構造を結びつけて描くノンフィクション。具体的な現場から時代の歪みを浮かび上がらせる。

ノンフィクション社会記録

作品情報

「名画座番外地 「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記」は、対象に粘り強く近づき、個人の経験と社会の構造を結びつけて描くノンフィクション。

「名画座番外地 「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記」は、対象に粘り強く近づき、個人の経験と社会の構造を結びつけて描くノンフィクション。具体的な現場から時代の歪みを浮かび上がらせる。

書籍情報

出版社
幻冬舎
発売日
2007-07-01
ページ数
270ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784344013629
ISBN-10
434401362X
価格
1540 JPY
カテゴリ
本/エンターテイメント/演劇・舞台/演劇

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レビュー

  • 少し後の時期からは少し体験

    内容は面白かった。インタビューをされて、その内容をしっかり構成されたのだな!と感心した次第。

  • 昭和館の思い出が甦る。たとえ行ったとが無い人でも。

    初めて昭和館に行ったのは17〜18才の頃だったか、当時まだビデオ化されてなかった千葉真一のカラテ映画目的だったとボンヤリ記憶している。場内に入っていきなり面食らった。タバコの煙が場内に充満していてスクリーン横の「場内禁煙」の文字が煙で見えないほどだった。それでもなんか居心地良かった。背伸びできた感じがした。決して世界映画史に残る大名作映画ではないけれど、そんなボンクラ映画を多くの人と共感している時間が心地よかった。 それからちょくちょく昭和館に行くようになり、行かない時も場外に張り出される今後の上映スケジュールを見ては心を躍らせていたものだった。 本書は、こんなライトな昭和館ファンにとっても非常に感慨深いものがあった。「あの時、モギってたのがこの人なのかな」「あの時、売店に入ってた人がこの人なのかな」等々。 筆者のノスタルジー心が詰まった作品だし、昭和館もしくは昔の映画館の雰囲気を知っている人にとってもノスタルジー心を呼び起こさせる。読み止まらずスラスラーっと次から次にページをめくる一方だった。 あとは【苦言】を。 ※時折、「ほら、この文章おもしろいでしょう」「この表現うまいと思わない?」的なあざとい箇所がいくつもあり、しかもそんなに面白くもうまくもないから余計にイラッとくる。なんでこんな文章で賞が獲れるの? ※後半、昭和館の閉館が決まってから就活する時の筆者の描写の酷さ、偏見にまみれた描写が腹立つ。あちこち落ちまくって、あとはパチンコ屋ぐらいしか仕事口が無いことに対して、「(パチンコ屋で働いているのは)ひと回り以上歳の離れたバカとブス」、そしてそれもいずれダメになり、「僕自身も昭和館のお客のようになっていくのだろう」という感じの描写で・・・・オイ、筆者の川原テツ!お前、パチンコの店員ナメんなよ!今は働いていないが、俺はパチンコ屋で数年間働いてたし、キビキビ働く明るいオジイサンみたいなスタッフもいて楽しかったよ! そして、昭和館のお客を例えに出して将来の行き場が無くなる恐れを書いてるが、昭和館に来る客がそんな「行き場がないお客」ばっかりなのか?確かに一部の客にはそういうのもいたかもしれないが、そうじゃない人間も一杯いただろうよ! 「記憶に残る面白客紹介」ぐらいの文章だったら楽しいけどよ(たまにイラっとくる描写があったが)、この本の中には入りきれない「行き場のある」お客も一杯いただろうが!お前、昭和館で食わせてもらってたくせに舌禍モンだよ。あんま、バカにすんなよ。 ・・・といった所がムカついた所でした。あとがき対談に載ってたが、筆者の川原テツはまだ無職なんだろ?早く就職しろ!もう行き場なくしてるぞ!

  • 懐かしい

    だいぶん前に図書館で読んだんですが!また読みたくなり購入しました。その頃の事が頭に浮かんでくるね!個人的な意見だけど、この時代は良かった!天下だったね(笑)失礼いたしました。

  • おかしくて、やがて悲しき。

    あの伝説の「新宿昭和館」で働き続け、 青春の日々、日夜ワイルドな客との闘争を 繰り広げていた筆者の叫びは、痛くて悲しくて、 本当におかしくて痛快で、そして切ない。 すばらしい筆致で、ボンクラ道とその痛みを 教えてくれる素晴らしい「映画本」。 全編、名調子のカタマリだ。 物書き志望者は教科書にすべし!!

  • 新宿昭和館を舞台にした人間模様をえがく幻冬舎アウトロー大賞特別賞受賞作

    本書は、ヤクザ映画の専門の劇場で、2002年4月30日に閉館し、その 長い歴史に幕を下ろした新宿昭和館を舞台にした人間ドラマをえがく 痛快なノンフィクション作品である。 高校を中退後、すぐに昭和館での勤務を始めた著者。上映映画はヤク ザ映画ばかり。そして、地階は成人映画専門の劇場。訪れる客は、常 連さんばかりで、映画の内容を見に来るというよりは、昭和館に愛着 を感じ、家のようにくつろぎを求める人たち。 昭和館では独自の時間が流れていく。禁煙なのにあちこちで喫煙した り、悪酔いして難癖つけるのは日常茶飯事。時に、館内でたき火をし たり、額から血を流したり、汚物を放置したり、乱闘が始まったり…。 また時に、実録物の時には特に多く押し寄せる本職の人たち…。 一般的な常識とはかけ離れた独自の空間だったが、それでも賑わいを 見せていた初期の頃から勤務を始め、大都市新宿の激しい変化の中で 次第に斜陽の劇場となり閉館に至るまでを、昭和館への愛情たっぷり にえがいている。 また、米子ちゃん、オッカア、ムッチーといった「女の子」たちや、 剛田さん、奥田、アキラ、亜美などの、これまた強烈な同僚たちとの 掛け合いも含め、いきいきと、ユーモラスに、毒も時折入れながら、 表現している。 なお本書は、2007年に刊行された単行本を文庫化したもので、第5回 幻冬舎アウトロー大賞特別賞受賞作品である。ただ、本文中の筆致は、 分かりやすく痛快で、作品内容とは合っているのは事実であろうが、 かなりストレートであるため、人によっては不快感を感じるかもしれ ない。

  • やくざ映画万歳!!!

    新宿昭和館と昭和館地下が今蘇る。 筆者のシャシンとコヤとコヤの常客に対する愛情がほとばしる名編。 浅草名画座ファンと浅名アニキファンは必読。 2009年大東映よ復活せよ!!

  • 面白くて悲しい

    書店の映画コーナーに置いてあったので最初は映画の本かと思って読んだのですが、映画の本というわけではなく映画館を舞台にした濃厚な人間ドラマでした。 新宿昭和館の名前は知ってはいたのですが、まさかこんな凄まじい場所だったとは!!! 読んでるあいだじゅう爆笑の連続で、最後は思いっきり泣かせてもらいました。 汚い言葉や下ネタや暴力エピソードの数々は、はっきり好みの分かれるところだと思いますが、私はかなり楽しませてもらいました。 お客さんも従業員も孤独で乱暴な人たちばかりで、その人たちが昭和館を家のように想って集まるというのがとてもよく分かります。幸せな人たちにはピンとこないつまらない本かもしれませんね。 西原理恵子とか好きな人には超おすすめです。

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