作品情報
祖父との時間が、少年に生きることと別れを教えていく。
理論社刊。祖父徳治郎の幼少期や戦時中の記憶、家族の介護を、孫である少年の視点から描く。死を知ることが生を知ることにつながる物語である。
レビュー要約
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祖父の頑固さと優しさが、孫の視点から少しずつ見えてくる構成が評価されている。介護や別れを扱いながら、子どもにも届く温かい読後感がある。
書籍情報
- 出版社
- 理論社
- 発売日
- 2019-04-16
- ページ数
- 240ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.7 x 2 x 19 cm
- ISBN-13
- 9784652203057
- ISBN-10
- 4652203055
- 価格
- 1540 JPY
- カテゴリ
- 本/絵本・児童書/読み物/童話・文学
四歳から小学校六年生まで、祖父とボクの物語。お祖父ちゃんはだいたいのものが、それがどんなに便利でも新しくても高価でも、気に入らない。朝起きて畑に行き、夜寝るまで一度決めたルーティーンは、正月だろうがなんだろうが変えない頑固者だ。そんなお祖父ちゃんのガキ大将だったころの話を聞くうちに、ボクは子どものお祖父ちゃんが大好きになっていく。
●花形みつる 神奈川県生まれ。『ゴジラが出そうな夕焼けだった』(河出書房新社)で鮮烈にデビュー。『ドラゴンといっしょ』で野間児童文芸新人賞、『サイテーなあいつ』(童話館)で新美南吉児童文学賞と産経児童出版文化賞推薦、『ぎりぎりトライアングル』で日本児童文学者協会賞と野間児童文芸賞を受賞。『アート少女』(ポプラ社)、『遠まわりして、遊びに行こう』『君の夜を抱きしめる』『しばしとどめん北斎羽衣』(以上、理論社)『おひさまへんにブルー』(国土社)『Go Forward! 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』(ポプラ社)など。
レビュー
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じいちゃんって、なんかすごい? そうでもない?
「ボク」が語る祖父の物語。 家の事情で、よく祖父徳治郎のところへ行っていたボクは、彼から色々話を聞くけれど、なんと言ってもおもしろいのは、ボクを同じような子どもだったときの話。祖父は「餓鬼大将」というやつだったそうで、ボクはそれが今ひとつよくわからないけれど、なんかかなり無茶もするけれど、楽しそうな人だ。 ボクの母親が次女である徳治郎の三人娘は、なにかと彼を煙たがって近づかない。怒鳴るし頑固だし、何を考えているかよくわからないって。ついでに言うと、伯母の二人娘、ボクの年上の従姉妹も徳治郎を気に入ってはいないみたい。孫娘はやっぱりかわいいのか徳治郎はカブトムシを捕まえてきてくれたりするけれど、従姉妹はそんなのうれしくない。でも、ボクはうれしい。 だけど、ボクもだんだん忙しくて徳治郎のところへは行く回数も減り、やがて、徳治郎は老い、介護が必要になってくる。といっても頑固者だし大変。そんなとき、ボクはどうすればいいのだろうか? ボクの目を通して、徳治郎の死までを語っていきます。とっても大変な祖父だと思うけれど、花形のいつものようにフットワークのいい言葉遣いがそれをユーモラスにもしてくれています。 徳治郎の生がボクに受け継がれたように、徳治郎の死もまたちゃんと受け継がれている作品です。
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第67回産経児童出版文化賞受賞 おめでとうございます。
団塊の世代より前に日本を支えてきた世代が次第に少なくなる今、筋の通った頑固者のおじいちゃんに惹き込まれる。おじいちゃんの「ちっせぇとき」の話を聴ける機会が持てる子供たちが読んでくれると嬉しいと思った。
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発送も迅速で、大変満足しました。
梱包も丁寧で良かった
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