作品情報
破天の剣は、天野純希の受賞・選出作として書誌確認を行った作品。
『破天の剣』は、天野純希による作品で、2013年の受賞・選出作として記録されている。角川春樹事務所の書誌情報で刊行が確認でき、作品単体の書籍として扱える。
レビュー要約
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書誌情報と受賞記録から、賞の文脈で評価された作品として確認できる。読者向けには、作品のジャンル性と受賞歴を手がかりに選びやすい一冊である。
書籍情報
- 出版社
- 角川春樹事務所
- 発売日
- 2012-12-03
- ページ数
- 419ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13 x 2.7 x 19.3 cm
- ISBN-13
- 9784758412063
- ISBN-10
- 4758412065
- 価格
- 2980 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/歴史・時代小説
群雄割拠の戦国時代、九州は薩摩の戦国大名・島津貴久の四男として生まれた家久。若年の頃より祖父・島津忠良から「軍法戦術に妙を得たり」と評価されるほどの戦上手であった。一方、兄弟の中で家久一人が母親の違う出自の為に、その深い悩みを抱えていた。その思いを払拭するかのように家久は、豊後・大友宗麟、肥前・竜造寺隆信という名だたる大大名を打ち破り、島津氏の九州統一に活躍をみせる。しかし、時の権力者、豊臣秀吉と弟、秀長がその前に立ちふさがり、島津は20万を超える豊臣の大軍と戦うことになる・・・・・・。九州の覇権争いの中で、島津に現れた猛将・島津家久。戦国きっての戦上手で孤高の漢による戦の攻防、そして兄弟との葛藤、波乱に満ちた生涯を、気鋭の作家が描く! !
1979年生まれ。愛知県名古屋市出身。愛知大学文学部史学科卒業。2007年「桃山ビート・トライブ」で第20回小説すばる新人賞を受賞。著書に、『桃山ビート・トライブ』『青嵐の譜』『南海の翼―長宗我部元親正伝』『サムライ・ダイアリー 鸚鵡籠中記異聞』『風吹く谷の守人』がある。
レビュー
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一気読み。
「覇道の槍」が非常に気に入ったのでこちらも購入してみました。 戦国時代真っ只中、九州で激戦を繰り広げた島津家のお話です。主人公は島津家久。 なんとなーくしか島津家は知らなかったのですがこんなに盛り上がるドラマの数々を持っていたとは。勉強になると同時に感心しまくりました。 オススメは龍造寺隆信との戦。自分もその場にいるかのような臨場感がありドキドキしました。 歴史が歴史なので少し切ない終わり方ですが期待以上の面白さで満足です。 時代小説は堅苦しそうでちょっとなあ、と悩まれている方。 ご安心を。全然そんなことはありません! キャラが立っていて文体もスラスラと読みやすいです。ストレスゼロ。 ぜひお手に取ってみて下さい。
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兄弟
条件によっては謙信にも引けを取らない戦さ上手と本文にあるように、もしかしたら、それ以上なのではなかろうか。 血の繋がりで、内心は苦闘していて、可愛そうになった。 家久がもっとも好きな武将の1人になった。
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忘れさられた軍神!
戦国といえば島津!というくらい各メディア(主にゲーム)と切っても切れない戦国大名・島津氏。しかしその大半は島津義弘に関してで四兄弟の中での扱いも別格。しかし、乾坤一擲の合戦において、義弘以上の戦績をあげたのが本書の主人公であり、四兄弟の末弟・家久ではないだろうか。戦場で討たれた名のある将というのはあまり多くはない。今川義元や陶晴賢などが該当するが、家久はそれを数度成功させている。別のところでも記したが、家久は立花宗茂や上杉謙信と並ぶ合戦上手だと思う。長命であれば義弘を凌ぐ武名を得られたのではないか。しかし天は彼に微笑まなかった。本作では豊臣による謀殺説を採用しているし、そのような書籍も多い。しかし当時の島津家の内情、彼の出自による兄弟間の反目から考えると島津家内部によるものとも考えられる。病死説も根拠があり事実は謎のままだが、彼の早世が惜しまれてならない。
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内容はわかり易くて良かった。
内容はわかり易くて良かったですが薩摩島津の場面で有るのに薩摩言葉では無くて標準語で描かれているのでとても残念でした~🥴やはり島津は薩摩言葉で無いと本来の味は出ないのでは無いかと思われます。☺️じゃつどん。ごわす。と言った薩摩言葉等はとても味が有りますね~標準語で描かれていても問題無いとお考えの方は悪くは無いと思いますね☺️
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面白かった
漫画「ドリフターズ」がきっかけで、島津豊久という武将の壮絶な人生(関ヶ原での最期)でを知り、その父親の島津家久がどんな人物だったのか興味深く思っていたところで、この小説に出会いました。 秀吉に敗北したという屈辱と、家久の非業の死を痛む気持ちは、きっと江戸時代に入ってもずっと、代々の島津家の人々の心に残ったのだろうなと思わずにはいられないラストでした。 作者様の他の作品も読んでみようと思います。
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人物像に賛否あり
本書は、2012年12月に刊行された単行本を、2015年10月に文庫化したものです。 内容は、礼儀知らずで傍若無人の家久だが、異常なまでに戦術に長けて戦に勝ち続け、 いつしか軍神と崇められる様になった。 薩・隅・日の三州を制した義久は、島津の身の丈が三州制覇と分かりつつ家久の才に賭けてみたくなり、 九州制覇に挑んだ話です。 家久を毒殺したのは豊臣秀長との説がありますが、本書では別の説をとっています。
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堅苦しさのない、砕けたキャラが好印象
家久主役の本はないかと思い、検索していたら引っかかったのがこの本でした。 あまり戦国時代に詳しくなくてもすんなり読め、文章も硬くはないので大変読みやすいです。 主役の家久や兄である歳久は、自分からすれば魅力的なキャラとして描かれていて、そのこともこの本が楽しく読める理由の大きな一つだと思っています。 全体的に堅苦しさの全くない、戦国時代小説としてはとても取っ付きやすく、またエンターテイメント作品としても楽しめる、よく纏められた良作です。
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不器用なそれでいて愛嬌のある天才
嶋津家久。名前は聞いたことはあったが、沖田縄手の戦いで圧倒的な龍造寺軍を3000の兵で打ち破った。ぐらいしか知らなかった。 戦しか役に立てない。自分は本当の兄弟ではないのかもしれない。ひょうひょうとした普段の様と人知れず思いつめた孤独。 そうした彼の生きざまを迫真の戦闘シーンを交えながら表現してくれた。 気に入りました。ありがとう。
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