日本の文学賞

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スイッチ

日本ラブストーリー大賞

スイッチ

さとうさくら

『スイッチ』は、さとうさくらによる長編小説。題名が示す切り替わりを軸に、登場人物の選択や感情の変化を追う作品として刊行された。

恋愛転機若者感情の変化

作品情報

小さな切り替わりが、日常と人間関係の見え方を変えていく。

宝島社から刊行。NDL OPAC で単行本と文庫版を確認し、単行本 ISBN-10 から ISBN-13 を補完した。

レビュー要約

  • 読みやすさと登場人物の揺れを評価する声がある一方、物語の印象が淡いと受け止める読者もいる。

書籍情報

出版社
宝島社
発売日
2006-04-22
ページ数
307ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784796652476
ISBN-10
4796652477
価格
1540 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

フリーター、ちょっとおしゃれ、恋愛は苦手、苫子26歳(処女)恋の行方はどうなる。『日本ラブストーリー大賞』審査員絶賛賞受賞。

レビュー

  • こころがポカポカにあたたまる

    読み終えた瞬間、おもわず オーーッ!! 声をあげてしまいました。 心温まるハッピーエンドに、 外は冬で寒かったのですが、 全身が暖かさに包まれました。 スイッチ わたしも、もしもあれば、 押す瞬間がありそうだな。 そしてこんなピュアな恋心を抱いてみたいな(笑顔)

  • 男には分からない?

    一言で言うと「暗い」。 だがそこがいいらしい。 女性には受けているらしいが、男性から見ると理解し難い面がある。 等身大の女性を描いた「怪作」と言えるが、エンターテイメントとしてみると感動や読後の爽快感という点が足りない。もっとも書き手がそういものを狙っている形跡もないので、これは作品の欠点ではないのかもしれない。老若男女が楽しめるラブストーリーでないことは確かだ。 日ラブの審査員絶賛賞ということであるが、大賞の作品よりははるかに完成度が高い。次回作が楽しみな作家の一人ではある。

  • スイッチは精神のバロメーター

    ブックオフで何気なく手にとって、購入しました。冒頭の掴みは最高です。 まるで映画のように映像が浮かんできました。しかし、その後の展開に違和感を感じました。心を閉ざして生きていた主人公・苫子が色々な人に心を開き過ぎな印象を受けました。人間、そんなにすぐには変わらないと思います。それから、小説のタブーである、偶然が多すぎます。読んでいて白ける。 エンターテイメントというよりは、私小説に近い気がします。このようなネガティブ色の作品は、共感はできても、元気にはなりにくい。 作者の価値観が前面に出すぎ、話に入り込めなかった。

  • とにかくマイナス思考

    だからとても ついていけない(苦笑)でも そんな主人公に 共感できる ポイントは 何故か 沢山ある。 自分の中身と照らし合わせながら読むと 中々面白い一冊。

  • オススメできないけど、好き

    小さすぎる成長。 ラストのサル男との対話は、すごく胸を撃たれました。 「一般的」な「幸せ」とズレてしまって それを受け入れられなくて、もがいている人に、 「それも、別にいーんじゃん?」 と言ってくれるような。 一見、暗いだけのように見えて、 とてつもなく優しい作品。 これを「よくわかんない」とか「共感できない」とか「甘えてるだけ」という人とは、 たぶん、自分は仲良くなれないだろうなぁ・・・ という、基準を与えてくれる作品です。 人に勧められないけど、好きな本です。

  • 26歳フリーター女性のアクチュアリティー

    嫌なことがあると首の後ろの自分や他者を消してしまうスイッチを探してしまう。主人公の苫子は自分が損をしないように計算やフォローをして要領よく生きることができない。そんな不器用な彼女が、まわりの人物、川瀬、結衣、中島、瑠夏、サル男などと関わることで、少しずつ自分を受け入れていく過程が描かれる。主人公が短大卒業後就職の出来なかった26歳フリーターという設定が大きなアクチュアリティーを作品に与えている。

  • 思い出のアルバム

    私は、世間でいういわゆるフリーターやニートを軽蔑していました。 自分は絶対になりたくなかった。甘えて遊んでるだけだと思っていま した。そこそこの大学へ行き、やりたいことも決めて、就職活動も早 く始めました。 でも結局、2年程ですが就職浪人をしました。まだ若かったし、周り に言われることも少なかったけど、自分ではかなり屈職的でした。同 期はみんな就職していたし、すごく卑屈になっていて、高校の同窓会 も、なんとなく行けなかった。 今は、憧れの職業ではなくても就職して、それなりの日々だけど、その 頃のことは、今でもふと思い出します。確かにあの頃は、社会も知らな いくせに思い上がって横柄になり、でも卑屈な劣等感でいっぱいでした。 二度と戻りたくないけど、重要で必要な時期。考えない人間だったけど、 色々考えるようになりました。 その頃の自分と、ものすごくリンクしました。 あの頃は金もないし気持ちも沈んでいたので、全く遊んでなくて、写真 もほぼないけど、その頃のアルバムを、この本に見た気がしました。

  • う〜ん、わからないことはないけど、好きなタイプじゃないなあ

    「いなくなってしまえ」そう思うとき、 相手の首のあたりのスイッチを探してしまう。 なるほどなあ、そんな気持ちがないわけでもない。 共感できない部分がなかったわけじゃないけど 「面白い」って思えなかった。 重苦しいし、 ムリに理解したいって思えなかった。 基本的にやっぱり好きなタイプの物語じゃなかった。 タバコが嫌いなように。 そんな小説でした。

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