作品情報
お伽噺を力に変える世界で、縁を嫌った少年が絆を取り戻していく。
幻想獣に対抗できる叙情魔法を使う紡ぎ姫と、その詠唱を守る騎士が二人一組で戦う世界。実力ある騎士候補エルトは、紡ぎ姫の存在を足手まといと考え、番を持たずにいた。進級試験のためシャルルと組まされるが、試験の最中に起きた事件が、二人の関係と紡ぎ姫の秘密を揺さぶっていく。
レビュー要約
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お伽噺によって異能が発動する設定と、騎士と姫の関係性が物語に絡む構成が評価されている。荒削りな面はあるものの、新しい物語を築く素地がある作品として選ばれた。
書籍情報
- 出版社
- SBクリエイティブ
- 発売日
- 2019-01-12
- ページ数
- 280ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.5 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784797398434
- ISBN-10
- 4797398434
- 価格
- 1 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
お伽噺が顕現する世界で、あなたと――。 紡ぎ姫――とは、幻想獣に対抗しうる、唯一の手段「叙情魔法」を使える者の名称。 そして「騎士」はそんな姫を守り抜く存在。二人一組の番なのだが、騎士であるエルトはとある事件から、紡ぎ姫の存在を否定していた。しかし――。 「エルトとシャルルは今日付で番になりまーす。学院長先生公認だぞー」 通常の手段では倒すことのできない幻想獣。唯一有効なのは、お伽噺を力に変える叙情魔法だけ。そして騎士の役割は、詠唱中無防備な紡ぎ姫を守り、時間を稼ぐこと。 だが最強の騎士を目指すエルトは紡ぎ姫を足手まといと断じ、その存在意義を認めていなかった。進級試験を受けるために無理やり組まされたエルトとシャルル。だが試験のさ なか、事件が起こる! 二人は無事に番になれるのか、"紡ぎ姫"の秘密とは!? これは縁を嫌った少年が、絆を取り戻す物語。 第10回GA文庫大賞奨励賞受賞作!
坂井水城(さかいみずき) 第10回GA文庫大賞 奨励賞受賞。
レビュー
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長い詠唱シーンが興を削ぐ
説明への持って行き方が不自然で,いきなり始まる講義形式や手紙の体のそれをはじめ, 始まったら始まったで,何のひねりもなく情報を書き連ねるだけの様子は退屈に感じます. お伽噺が下地となる魔法にしても,発想は面白いのですがこれもお話をただ唱えるだけで, しかも内容はオリジナルのため,特に終盤での長い詠唱シーンは却って興を削いでしまい…. また,主人公が群を抜く才能の持ち主であり,最強の座を約束された存在だとしても, 大惨事が予想される騒ぎの中で,軍人が彼の言いなりで全てを託すことには無理があり, 窮地で巻き起こる奇跡や覚醒の類いも,お約束の展開とはいえ,都合が良すぎに映ります. 第一章の早い時点でおおよその着地点までが見え,ほぼその通りとなるわけですが, そのこと自体や,お伽噺だけに「めでたしめでたし」の幕引きも悪いとは思いません. ただ,この作品ならではのものには欠けており,後日談には吹き出してしまいましたが, それ以外は物語もキャラクタも,『ありがちな』で終わってしまっているのが残念でした. このほか,イラストについても物足りず,特に締まりのないヒロインの裸体はちょっと….
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