日本の文学賞

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フェンリルの鎖 I (HJ文庫)

HJ文庫大賞

フェンリルの鎖 I (HJ文庫)

うかれ猫

神々の遺産を求める少年と世間知らずの姫が旅をする王道バトルファンタジー。利害から始まった関係が冒険の中で変化していく。

ライトノベル冒険ファンタジー成長

作品情報

金にがめつい少年と姫君の旅が、絆と成長の物語へ変わっていく。

刊行一覧で ISBN を確認し、電子書籍ストアであらすじと刊行状況を照合した。

レビュー要約

  • 文章や構成の完成度を評価する声があり、題材への切り込み方と読後の余韻が印象を残す。

書籍情報

出版社
ホビージャパン
発売日
2017-04-28
ページ数
287ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.5 x 14.8 cm
ISBN-13
9784798614335
ISBN-10
4798614335
価格
681 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

世の中で一番大事なものは金だよ! 様々な奇跡を起こすことが出来る『神々の遺産』を求めて旅をしている少年・カッピ。 立ち寄ったエムール王国で彼が手に入れたのは、なんとエムール王国のお姫様・エフだった! 高値で売り飛ばすためにエフを保護し、共に旅をすることになったカッピだったが、旅を続けていくうちに世間を知り成長していくエフとの間には絆が育まれていき――。 金にがめつい少年と、世間知らずなお姫様の凸凹な二人が『神々の遺産』を巡って冒険する、王道バトルファンタジーここに開幕!!

レビュー

  • 王道ファンタジー&ボーイ・ミーツ・ガール

    タイトル通り、王道なファンタジー作品。 神々の遺産というかつて神が所有していた道具やそれを模した“がらくた”、そして神々の生まれ変わり、といった北欧神話を題材にしているのでそこら辺に造詣が深い人間は楽しめる内容になっているかもしれない。 内容の方は神々の遺産を集めるために旅をしていた訳ありの少年がこれまた訳ありな亡国の王女を拾い、旅をしていくというもの。 これに関しても王道を意識したボーイ・ミーツガールだった。 ヒロインのエフは確かに可愛いのだが、時たまに王女とは思えない発言や思考が出てくるのが少し引っかかった。 ただし、彼女視点と主人公・カッピ視点を交互に語る構成となっているので、その擦れ違いが微笑ましくもあった。 残念だったのは後半の畳み方で、魔女の出てくる辺りからは少し性急と言わざるを得ない展開だった。ここが丁寧に語られていれば、もっと良くなっていたと思うので残念。 少し物足りないきらいはあるが、新人賞受賞作と考えればよくまとまった部類か。 王道のファンタジーを読みたい。気の強い褐色ヒロインを堪能したいという方にはオススメできる作品かもしれない。

  • 見せ場を見せない終盤に不満

    『王道バトルファンタジー開幕』と謳う物語は,まさかのバトル無しでの終了となり, 残された伏線などに次からということかもしれませんが,さすがに肩すかしの感は強く, 主人公の『金にがめつい』という設定も,それほど目立つ言動はなかったように思います. また,終盤の展開が駆け足の上に消化不良で,こまめに視点を切り替えてはいくものの, そのどれもが途切れ途切れというのか,唐突な挙げ句,起きたと思ったらもう次の場面と, 見せ場をほとんど見せず,切り貼りを繰り返して事後に繋ぐやり方には強い不満を覚えます. そのため,少年と少女の旅,そして新たな出発を描くボーイ・ミーツ・ガールの様子も, 彼女の激しい思い込みなど,コントのようなやり取りにはフフッとなることもありますが, 外の世界で現実を知る彼女や,お金よりも大事なもの気付く少年と,想定の範囲内に収まり, これからの広がりを窺わせての幕引きも,この一冊では『ツカミ』が足りないように感じます.

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