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一週間後、あなたを殺します (GA文庫)

GA文庫大賞

一週間後、あなたを殺します (GA文庫)

幼田ヒロ

罪を犯した者の前に、七日後の死を告げる猫耳姿の殺し屋ミミが現れる。麻薬運びの青年、出産を控えた妊婦、父のために人を殺めた少女など、死を待つ人々は残された時間で後悔と向き合い、それぞれの願いを選び取っていく。

命と別れ贖罪後悔残された時間ファンタジー

作品情報

猫耳姿の殺し屋ミミと、死を待つ罪人たちが過ごす最後の七日間の物語。

第16回GA文庫大賞の金賞受賞作。七日後に標的を殺めるという役目を負うミミは、恐怖に怯える罪人たちの傍らで、彼らが人生の最後に何を残すのかを見届ける。死の宣告から始まる出会いを通じて、命と別れ、そして人が抱える後悔を描くファンタジー小説。

書籍情報

出版社
SBクリエイティブ
発売日
2024-07-14
ページ数
368ページ
言語
日本語
サイズ
1.69 x 10.5 x 15 cm
ISBN-13
9784815626310
ISBN-10
4815626316
価格
792 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

人生最期の七日間、あなたはどう生きますか? 猫耳姿の殺し屋ミミと、彼女に殺される罪人たちの命と別れの物語。 「一週間後、あなたを殺します」 そんな言葉と共に、罪を犯した人の下に現れる猫耳姿の死神がいるという。 コードネーム33。またの名をミミ。彼女は七日間の猶予を与えた後、標的を殺めるという変わった殺し屋であった。 麻薬運びの青年、出産予定一週間後の妊婦、父親のために人を殺めた少女、世直しを志して悪人を殺し回る少年など。ミミに殺される運命となった彼らは残された一週間で何を願い、どう生きるのか? 「《汝の旅路に幸あらんことを(Bon Voyage)》」 これは罪人に最期の時を与える猫耳姿の殺し屋と、彼女に殺される者たちの交流を描いた命と別れの物語。

レビュー

  • 最初に感じる違和感を乗り越えられるか否か

    この作品はきっと、暗殺者の少女が一週間後に殺してきた数え切れない人達の中で、最も深く記憶に残った人達との思い出を綴った物語だと自分は感じた。 暗殺者の少女がやってる事は正直言ってかなりサイコパス。殺される側の人間も物分りが良すぎるように見える。そこに違和感を感じてページを捲る手を止めてしまった読者も多いはず。 ただ最初に感じるそれらの違和感を乗り越えて暗殺者であるミミに感情移入出来るようになった時、この物語の評価はグンと跳ね上がる。 そして読み終えて本を閉じた今。 来世では幸せになって欲しいと願わずにはいられない。一週間後に殺されるあなたも、一週間後に殺すあなたも。

  • もし自分が同じ状況に置かれたら、残りの一週間をどう過ごすだろうか?

    コードネーム33。またの名を「ミミ」 少女はターゲットの前でそう告げる。 「一週間後、あなたを殺します」 第一章を読み進めると、一週間という限られた時間の中でターゲットとの交流が丁寧に描かれている。 章を閉じたとき、率直な感想として「やられた」という言葉が浮かんだ。 しかし、この「やられた」という感情は、本作が奇をてらったから生まれたものではない。 むしろ、物語として必然的な流れを見せつけられたという感覚に近い。 決して明るい物語ではない。 それでも、本作は殺し屋として生きる少女「ミミ」が、その生き方について深く考え、成長していく姿を描いた物語なのだと感じた。 「一週間後、あなたを殺します」 もし自分が同じ状況に置かれたら、残りの一週間をどう過ごすだろうか? そんなことを考えさせられた、心に残る一冊でした。

  • 真の魅力は後半

    ※ネタバレあり 前半は正直退屈さが勝った。あまり心情が描写されないこともあり、まるで作業のように話が進んでいった。 だがルースの話以降、印象ががらりと変わる。 特にアメリア以降は映画のように読み応えがあった。これまでにちりばめた伏線が繋がっていく様子は美しかった。

  • どうしても違和感が先行する

    内容の構成や、やろうとしている事は伝わってくる。 しかし、情景描写や登場人物の心理描写などがあまりにも薄い。ただのセリフ読みのような状態になっている。その薄さから、なぜ登場人物たちは命を狙われるほどの危機に直面しているのに、大した理由もなく打ち解け合うのか。という大きな違和感を生んでいた。 読み進めれば何かしらの描写があるかと思いきや、結局最後まで表面的な人間関係と謎に心を開き合う登場人物同士の馴れ合いを見せられ、違和感を脱しないまま終わってしまった。ライトノベルとはいえ、これはあまりにも致命的な欠点であり、面白さを味わう以前の問題となってしまっている。 しかし、内容の構成やストーリー展開は悪くなく、むしろ良かった部分が多い。上記の違和感さえなければ、高い評価がされる作品になったのではないかと思う。実に惜しい作品だ。読みながら、大変悔しく思った。こんな気持ちになる作品は、ある意味初めてだった。

  • 不思議と違和感を覚える作品構成

    不思議と違和感を覚える作品構成。 違和感を覚えた一例としては、あまりにも物分かりが良すぎるターゲット、行動原理が所々で矛盾している組織、微妙に昇華し切れてない「生」と「死」の対比、などが挙げられる。気のせいなのだろうか。 「死」を通じて、人としての感情を芽生えさせていく主人公。権力者らの私利私欲と不運が重なってしまったターゲット。本編を読む限り、この両者が、不思議とチグハグしている感じがする。 さて、その人の背景には、その人にしか無いドラマが必ずある。誰しも平等に自分自身の時の砂時計が落ち続けている。だからこそ、当たり前の時間こそが、かけがえのない「ドラマ」なのかもしれない。

  • 読後感の良い感動できる物語でした。

    一週間後、あなたを殺します。そう言って現れる殺し屋の、趣味が人助けである少女と、そのターゲット達の七日間の物語の連作短編の形で始まります。 もちろん物語ですし、合う合わないはあるかと思いますが、最初のお話でどういう空気なのかわかるのでタイトルで迷った方は人はぜひ試し読みしてみてください。 自分を殺す相手と別れるのが惜しくなる、そんな言葉にするとまさかと思うような状況が、それぞれのシーンで納得感があって、心温まる物語となっています。そして後半の展開も見事で心揺さぶられました。

  • 面白かった

    50代ではじめてのライトノベル 続きは、どうなるんだろ?ときになりました 主人公のミミちゃんの幸せを考えてしまいました ッ続編がみたいです

  • パッとしなかった

    全ての話のオチのつけ方がありきたり。物語に一本筋がなく、よくある設定をかき集めただけで薄い。「罪」「死」という古典的なテーマを扱うならもっと捻りが欲しい。古いテーマの話をラノベ的要素で覆っただけに思えた。

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