作品情報
一本の糸のように、人の記憶と土地の時間が結び合う。
第34回九州芸術祭文学賞最優秀作。文學界2004年4月号に掲載され、後に五十周年記念最優秀作品集『小説って何だ』に収録された。収録本 ISBN 9784907902247。
レビュー要約
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地方文学賞の節目の作品集に収められ、九州・沖縄の若い才能を示す一作として位置づけられている。地域の文脈から生まれる小説の力が読みどころになる。
書籍情報
- 出版社
- 忘羊社
- 発売日
- 2020-03-18
- ページ数
- 832ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 21.3 x 15.1 x 5 cm
- ISBN-13
- 9784907902247
- ISBN-10
- 4907902247
- 価格
- 3850 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/全集・選書/日本文学
1970(昭和45)年に誕生し、今年で50回目を迎える地方文学賞の全受賞作品集。芥川賞とのW受賞を果たした目取真俊「水滴」(第27回)をはじめ、帚木蓬生「頭蓋に立つ旗」(第5回/のち山本周五郎賞ほか)、村田喜代子「水中の声」(第7回/のち芥川賞ほか)、又吉栄喜「ジョージが射殺した猪」(第8回/のち芥川賞ほか)、大道珠貴「裸」(第27回/のち芥川賞ほか)、小山内恵美子「おっぱい貝」(第42回)、佐藤モニカ「カーディガン」(第45回/のち山之口貘賞)など、現在文壇で活躍する作家たちの鮮烈なるデビュー作39篇を収録 「白い切り紙」山田とし (第1回最優秀作/1970年度) 「オープン・セサミ」森田定治 (第2回) 「巨人の城」松原伊佐子 (第3回) 「遠い日の墓標」小郷穆子 (第4回) 「黎明の河口」きだたかし (第5回) 「頭蓋に立つ旗」帚木蓬生 (第6回) 「水中の声」村田喜代子 (第7回) 「ジョージが射殺した猪」又吉栄喜 (第8回) 「賄賂」佐藤光子 (第9回) 「秋蟬の村」西谷 洋 (第11回) 「黄色いハイビスカス」蔵原惟和 (第12回) 「黍の葉揺れやまず」青崎庚次 (第15回) 「鼻の周辺」風見 治 (第17回) 「雪迎え」岩森道子 (第18回) 「水上往還」崎山多美 (第19回) 「犬盗人」仲若直子 (第20回) 「斜坑」野島 誠 (第21回) 「スク鳴り」中村喬次 (第22回) 「神楽舞いの後で」鶴ヶ野 勉 (第23回) 「ヒロの詩」阿部 忍 (第24回) 「フユ婆の月」吉井惠璃子 (第25回) 「静かの海」田崎弘章 (第26回) 「水滴」目取真 俊 (第27回) 「妖魔」崎山麻夫 (第28回) 「裸」大道珠貴 (第30回) 「モモに憑かれて」吉永尚子 (第33回) 「糸」上原 輪 (第34回) 「ナビゲーター」芝 夏子 (第37回) 「ダンス」小石丸佳代 (第38回) 「黒い顔」近藤勲公 (第39回) 「苔やはらかに。」伊藤香織 (第40回) 「サウナ ニュー・ナカノシマ」中瀬誠人 (第41回) 「おっぱい貝」小山内恵美子 (第42回) 「出航まで」平野 宏 (第44回) 「カーディガン」佐藤モニカ (第45回) 「黒い湿った土のにおい」野見山潔子 (第46回) 「酒のかなたへ」尾形牛馬 (第47回) 「兎」平田健太郎 (第49回) 「終わらないジェンガ」日巻寿夫 (第50回/2019年度) ※受賞該当作なしの年度もあります。
公益財団法人九州文化協会は1969年、九州・沖縄全域における文化の育成、発展をはかり文化の興隆に寄与することを目的として設立(発足当初は九州・沖縄文化協会)。1970年から九州・沖縄各県ならびに福岡・北九州・熊本の三政令指定都市との共催で運営し、優れた作品と若い才能を発掘する「九州芸術祭文学賞」(当初は九州・沖縄芸術祭文学賞)を主催してきた。
関連する文学賞
- 九州芸術祭文学賞 第34回(2003年) ・最優秀作
- 九州芸術祭文学賞 第41回(2010年) ・最優秀作