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皆神山
思潮社

皆神山

杉本真維子

にんげんの淵に立つ、裸型の発語。 詩でしか在りえないものを、ことばの歩行と跳躍がいっしんに指す。 未聞の新展開、24篇。

家族 (千葉皓史句集)
ふらんす堂

家族 (千葉皓史句集)

千葉皓史

◆第二句集 濤音のどすんとありし雛かな 『家族』は私の第二句集である 本句集には、『郊外』以後、ほぼ平成末年までの作品を収めた。 ◆自選十七句 敲いてはのし歩いては畳替 外套の中なる者は佇ちにけり 青空の端に出されし福寿草 幼子の遊びくらせる二月かな ひとつこと済みたるものの芽なりけり みづうみにみづあつまれる紫雲英かな 菜の花を挿す亡き者に近々と 櫻貝夜深き風は聞くばかり 濤音のどすんとありし雛かな 明易き森の中なる灯がともり 遠国の石を配せる牡丹かな 萍のうごかぬ水の減りにけり いづこへか下る石段夜の秋 白波に乗る何もなしきりぎりす はなびらの間のひろき野菊かな コスモスを大人数の去りしなり 青空の光つてゐたる秋の暮

くもをさがす
河出書房新社

くもをさがす

西 加奈子

カナダで乳がんを告知された著者が、治療と暮らしのあいだで揺れながら、自分の身体と生き方を見つめ直す。闘病の記録であると同時に、異国で生きることの手触りを静かにすくい取ったエッセイ。

鶉 新装版
港の人

鶉 新装版

西村麒麟

西村麒麟の句集。身近な生き物や季節の気配を手がかりに、静かな観察と余白を生かす。

小津安二郎
新潮社

小津安二郎

平山 周吉

小津映画の細部に潜む戦争の影をたどりながら、名匠の作品世界を読み解く評伝。盟友への鎮魂と、戦後史の静かな痛みが交差する。