Japanese Literary Awards

← Back to awarded works
或る「小倉日記」伝 傑作短編集1 (新潮文庫)

Akutagawa Prize

或る「小倉日記」伝 傑作短編集1 (新潮文庫)

Seichō Matsumoto

Aru Kokura Nikki Den is Matsumoto Seicho's Akutagawa Prize-winning story about a young man and his mother pursuing Mori Ogai's years in Kokura. Through the obsession of an unknown person gathering materials and the harsh reality that such effort is rarely rewarded, it shows the social gaze at the starting point of Seicho's fiction.

Mori Ogai, Kokura, documentary research, solitude, mother and son, Akutagawa Prize

Work Information

In the obsession of an unknown young man tracing Ogai's footsteps lies the origin of Seicho's literature.

Shincho Bunko's Aru Kokura Nikki Den: Masterpieces Short Stories 1 is a modern-fiction collection containing the title story along with Kikuzakura, Hi no Kioku, Danpi, Ishi no Hone, and other works. Shinchosha's official page identifies the title story as the 28th Akutagawa Prize winner and confirms the paper ISBN 9784101109022 and 496 pages.

Book Information

Publisher
新潮社
Published
1965-06-30
Pages
496 pages
Language
日本語
Size
14.8 x 10.5 x 2 cm
ISBN-13
9784101109022
ISBN-10
4101109028
Price
880 JPY
Category
本/文学・評論

「松本清張傑作短編集」は、現代小説、歴史小説、推理小説各2巻の全6巻よりなる。 本書は現代小説の第1集。 身体が不自由で孤独な一青年が小倉在住時代の鴎外を追究する芥川賞受賞作『或る「小倉日記」伝』。旧石器時代の人骨を発見し、その研究に生涯をかけた中学教師が業績を横取りされる「石の骨」。功なり名とげた大学教授が悪女にひっかかって学界から顛落する「笛壺」。他に9編を収める。 目次 或る「小倉日記」伝 菊枕 火の記憶 断碑 笛壺 赤いくじ 父系の指 石の骨 青のある断層 喪失 弱味 箱根心中 解説 平野謙(文芸評論家) 【松本清張傑作短編集全6巻】 現代小説『或る「小倉日記」伝』『黒地の絵』 歴史小説『西郷札』『佐渡流人行』 推理小説『張込み』『駅路』 松本清張 (1909-1992) 小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派"の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

Reviews

  • 切ない物語

    ある小倉日記伝は、読み終わると切なさが溢れる物語です フィクションですがリアリティがあり、読み手を飽きさせません 他短編は読み終わってないですが、ある小倉日記伝だけでも読む価値あります

  • やはり松本清張だった

    石の骨という作品が読みたくて購入しました 他の作品も含め、あぁ、松本清張だな、と思う作品ばかりつまっていて、とても読み応えがあります

  • 時代物の短編集。、

    史実を調べながら読むと面白い。 中だるみもあるが、心理描写は独特。。

  • 裏切らない清張の文体

    人間描写がきめ細かく、清張の世界にどんどん惹き込まれます。 短編は初めてでしたが、文章が状況を現実化してくれるので、その場にいるような錯覚を起こします。さすが、松本清張です。

  • 一読の価値はあり

    名作ばかりで一読する価値はあると思います

  • ありがとうございます。24日、確かに受け取りました。

    終戦を36歳でチョウ売れっ子作家、小倉は男色刺青女駅前闇市の一帯、小倉競馬場へ、清張world へ、ようこそ、、、ヒロシマカラス

  • 「時間の土砂」

    冒頭、森鴎外『小倉日記』からの引用で始まり意味深。推理モノでは、灯台下暗しの大胆な手法。 「冬の夕立」という言葉が印象的、と思ったら、最後にも出て来たので、自分の感じ方が松本清張につながっていたかと嬉しくもあった。 Wiki によれば、田上耕作は実在の人物とのこと。 従って、森鴎外を調べる田上耕作を調べる松本清張、という構図になる。 清張自身が鴎外についても調べていなければ田上耕作の辿った足跡と、その思いを描くことはできなかったに違いない。 と考えると、本短編は蒸留されたエッセンスであり、そのための資料と、その渉猟は膨大なものであったに違いないと思われ、清張が執筆に至る前段階が、まさしく田上耕作と重なって来て、「時間の土砂」という重みが清張の実感を表しているように感じた。 個人的に清張作品を好んで読んだ時期があったが、なぜか本作だけは読んでいなかった。 今般、無駄のない、推敲され尽くした、抜きん出て素晴らしい文体に接する喜びと、以後、清張が古代史や昭和史等の「時間の土砂」に挑んだ作品群への執筆にかける思いが、既に本作の田上耕作に重ねて宣言されていたことに驚いた。 「あとがき」によると、清張は田上耕作について、あまり調べていないとのこと。 さすれば、田上耕作による鴎外調査は清張自身が行なってフィクションとして味付けしたに相違ない。剛毅である。

  • その人の生き方わかるような気がする。

    北九州在住なもんでそれぞれの短編小説に出てくる街の雰囲気が伝わってきます。或る「小倉日記」伝は鴎外の小倉時代の雰囲気が手に取るように感じます。

Related Literary Awards