日本の文学賞

← ホームに戻る

久々湊 盈子

くくみなと えいこ

Kukuminato Eiko

プロフィール

性別
女性
生誕
1945-02-10 (上海租界(旋高塔路四達里))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
上海(出生) → 長崎市(引き揚げ後) → 千葉県

経歴

職業
歌人, 作詞家, 編集発行人
活動期間
1962年〜
所属
歌誌「合歓」 編集発行人, 千葉県歌人クラブ 会長

受賞歴

個性新人賞
1977
主催: 歌誌『個性』
結果: winner
河野愛子賞
2001
対象作品: あらばしり
主催: 河野愛子賞選考委員会
結果: winner
日本歌人クラブ賞
2020
対象作品: 麻裳よし
主催: 日本歌人クラブ
結果: winner

受賞・候補エディション

河野愛子賞 1回登壇
  1. 受賞作: あらばしり

    『あらばしり』は、久々湊盈子による歌集で、河野愛子賞の受賞作として位置づけられる。受賞時の評価を軸に、個人の感覚や時代の空気を作品の形式に引き寄せて読ませる一作である。

    『あらばしり』は、久々湊盈子の表現が受賞によって広く注目された作品である。

    168ページ
    歌集受賞作現代日本文学

作品

代表作

熱く神話を

1982年 短歌

初期の歌集。個人的・神話的イメージを交えた叙情性の強い作品群。

神話個人の記憶叙情

黒鍵

1986年 短歌

抒情と沈黙を対照させる短歌集。

孤独内省

家族

1990年 短歌

家族を主題とした歌を集めた作品。血縁・日常の感情を扱う。

家族日常

あらばしり

2000年 短歌

成熟期の歌集。感情の奔流を抑えつつ言葉を研ぐ作品が多い。

成熟感情表出

鬼龍子

2007年 短歌

2000年代中盤の主要歌集。個人的なイメージと社会的な視座が交差する。

個人史社会

風羅集

2012年 短歌

晩年に近い時期の歌集。自然と時間の感覚を繊細に詠む。

自然時間

世界黄昏

2017年 短歌

戦後世代の記憶や遠近感を題材にした歌集。

戦後記憶

麻裳よし

2019年 短歌

近年の評価作。静かな抒情と成熟した視点が評価され日本歌人クラブ賞を受賞。

成熟家庭

非在の星

2023年 短歌

近作。存在と不在、喪失をテーマにした作品群。

不在喪失

全著作

  • 熱く神話を(1982)
  • 黒鍵(1986)
  • 家族(1990)
  • 射干(1996)
  • 現代短歌文庫 久々湊盈子集(1999)
  • あらばしり(2000)
  • 紅雨(2004)
  • 鬼龍子(2007)
  • 風羅集(2012)
  • 世界黄昏(2017)
  • 麻裳よし(2019)
  • 非在の星(2023)

作風・主題

文体
叙情的で抒情性を重視する短歌表現伝統的短歌形式と現代的感性の併用
頻出モチーフ
家族記憶戦後の風景自然

評価・遺産

久々湊盈子は戦後世代を代表する歌人の一人として、叙情性と記憶に根ざした短歌を継続的に発表し、歌誌の編集発行や地域の歌人団体での活動を通じて短歌界に影響を与えている。

関連学会

  • 日本歌人クラブ

豆知識

  • 上海租界で生まれ、1946年に長崎へ引き揚げた。
  • さいたま市立上里小学校の校歌の作詞を手がけた(1978年)。