日本の文学賞

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藤井 重夫

ふじい しげお

Fujii Shigeo

プロフィール

性別
男性
生誕
1916-02-10 (兵庫県豊岡市)
死没
1979-01-17 (世田谷中央病院(東京都)) 62歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
兵庫県豊岡市 → 東京都世田谷区

経歴

職業
小説家, 新聞記者
活動期間
1950年〜1979年
所属
朝日新聞社

学歴

豊岡商業学校(現 兵庫県立豊岡総合高等学校)
国: 日本
旧制商業学校を卒業。現在の兵庫県立豊岡総合高等学校に相当する学校。

受賞歴

直木三十五賞
1965
対象作品:
主催: 直木賞選考委員会
結果: 受賞
芥川龍之介賞
1951
対象作品: 佳人
主催: 芥川賞選考委員会
結果: 候補

受賞・候補エディション

直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作:

    大阪を舞台にした群像的な小説で、街に生きる人々の生活、記憶、交わりを重ねながら、戦後社会の感触を描く。個々の人物が持つ哀歓が、都市のにぎわいの中で一本の虹のようにつながっていく。

    大阪の街に生きる人びとの声が、ひとつの虹となって戦後の時間を照らす。

    258ページ
    大阪戦後社会群像庶民生活

作品

代表作

悲風ビルマ戦線

1956年 小説

ビルマ(ミャンマー)戦線を題材にした戦争体験を背景とする作品。

戦争従軍体験

佳人

1957年 小説

1957年刊。短編・中編の範疇の作品で、発表後に映画化された。「佳人」は芥川賞候補にもなった。

人間関係愛情
映像化・舞台化
  • [映画] 佳人

家紋の果

1958年 小説

家族や伝統、家系にまつわるテーマを扱った作品。

家族伝統

風紋

1959年 小説

自然や都市風景の描写を通じて人間の心情を描いた作品。

風景描写内面描写

1965年 小説

大阪の戦災孤児を描いた長編。戦後の傷跡と再生を主題とし、1965年に直木賞を受賞した。

戦災孤児戦後社会再生

きけわだつみもうひとつの声

1975年 ノンフィクション/記録

戦争の記憶や声を伝えることを意図した著作。題名は戦争に関する声に関わることを示唆する。

戦争の記憶証言

全著作

  • 悲風ビルマ戦線
  • 佳人
  • 家紋の果
  • 風紋
  • 夜の猟人
  • 花の肖像
  • 誰かと誰かが
  • 千羽鶴の祈り
  • 終りなき鎮魂歌
  • おない年
  • 祝婚歌
  • 死線
  • 静歌
  • きけわだつみもうひとつの声
  • にっぽんいそっぷ

翻案

  • 佳人(映画化)

作風・主題

文体
叙情的描写事実に根ざした記録的要素平易で読みやすい語り口
頻出モチーフ
戦争とその余波孤児・家族都市の風景

健康

  • 脳出血
    1979-01-17
    急性の脳出血により1979年1月17日に死去した。

評価・遺産

戦後日本文学における戦争体験と社会派的テーマを描いた作家として評価される。代表作『虹』で直木賞を受賞し、新聞記者としての経験を背景にした作品群を残した。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(藤井重夫関連資料)
  • VIAF/ISNI等の識別子による典拠記録

豆知識

  • 第二次世界大戦で中国大陸および南方に転戦した経験がある。
  • 朝日新聞の記者として勤務しながら創作活動を行った。
  • 小説『佳人』は映画化され、芦川いづみが主演した。
  • 代表作『虹』で1965年に直木賞を受賞した。