日本の文学賞

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井上 輝夫

いのうえ てるお

Inoue Teruo

プロフィール

性別
男性
生誕
1940-01-01 (兵庫県西宮市夙川)
死没
2015-08-25 75歳
国籍
日本
言語
日本語, フランス語
宗教
キリスト教

経歴

職業
フランス文学者, 詩人, 翻訳家, 大学教員
活動期間
1961年〜2015年
所属
慶應義塾大学(名誉教授), 中部大学 人文学部(教授), 慶應義塾ニューヨーク学院(長)
影響を受けた人物
シャルル・ボードレール, フランス象徴主義
影響を与えた人物
現代の詩人・研究者世代

学歴

慶應義塾大学
文学部 / 仏文学科
国: 日本
ニース大学(フランス)
学位: 博士
国: フランス
留学・博士取得

受賞・候補エディション

萩原朔太郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 冬 ふみわけて

    『冬 ふみわけて』は、2005年のhagiwara-sakutaro-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。

    hagiwara-sakutaro-awardで選ばれた『冬 ふみわけて』。

    hagiwara-sakutaro-award受賞作

作品

代表作

旅の薔薇窓

1975年 詩集

初期詩集のひとつ。旅と記憶、抒情的感情をテーマにした詩篇を収録。

記憶抒情

夢と抒情と

1979年 詩集

夢と内省を扱った中期の詩集。フランス文学的な影響が色濃い作品群。

内省西欧文化

秋に捧げる十五の盃

1980年 詩集

季節感と喪失感を主題にした詩集。抒情性と形式感の融合を特徴とする。

季節喪失抒情

冬ふみわけて

2005年 詩集

晩年に近い詩集。静謐で内省的な詩が中心。

静寂老い

青い水の哀歌

2015年 詩集

死去の年に出た詩集。哀歌的で海や記憶を回想する詩が多い。

哀歌記憶

聖シメオンの木菟:シリア・レバノン紀行

1977年 紀行

中東を旅した記録と観察をまとめた紀行文。イスラーム文化やアラブ文化への感受性が示される。

中東宗教・文化

ボードレールにおける陶酔の詩学

1977年 研究・評論

ボードレール研究に関する学術的論考。『Les paradis artificiels』『Les fleurs du mal』を中心に分析。

ボードレール象徴主義詩学

全著作

  • 旅の薔薇窓 (1975)
  • 夢と抒情と (1979)
  • 秋に捧げる十五の盃 (1980)
  • 聖シメオンの木菟:シリア・レバノン紀行 (1977)
  • ボードレールにおける陶酔の詩学 (1977)
  • 冬ふみわけて (2005)
  • 青い水の哀歌 (2015)
  • 詩想の泉をもとめて ケンブリッジ、ニューヨーク、福江島まで (2011)
  • 詩心をつなぐ 井上輝夫詩論集 (2016)

作家による翻訳

  • 流謫者ボードレール 生涯と作品(翻訳) (1977)
  • 千夜一夜物語 ガラン版(翻訳) (1990)
  • 最後の宴の客(共訳) (1992)

作風・主題

文体
抒情的学術的な論考を併せもつ象徴主義的影響
頻出モチーフ
記憶中東・イスラム文化への関心

健康

  • 特発性肺線維症
    晩年
    晩年の健康を損ない、2015年に死去した要因の一つとなった。

評価・遺産

フランス文学研究と詩作を両立させた学者・詩人として評価される。翻訳や紀行、研究論考も通じて国内のフランス文学受容に寄与した。

関連学会

  • 慶應義塾大学 関連学術団体

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(関連資料)

豆知識

  • 父の井上光二は童話作家で、その遺稿童話集を刊行している。
  • 1961年に詩誌『ドラムカン』を創刊し、吉増剛造らと詩人活動を行った。
  • 留学時代にキリスト教に入信した。
  • 2015年、特発性肺線維症のため死去した。