日本の文学賞

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萩原朔太郎賞

はぎわらさくたろうしょう

前橋市出身の詩人萩原朔太郎にちなんで設立された現代詩を対象とする文学賞。

現代詩
創設年
1993
主催
前橋市、萩原朔太郎賞の会
カテゴリー
詩・現代詩
選考方式
公募
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
9月頃
賞のステータス
活動中

説明

前橋市が1993年の市制施行100周年を記念し、詩人萩原朔太郎にちなんで設立。前橋市と萩原朔太郎賞の会が主催し、新潮社の協力、東和銀行の協賛により運営される。受賞作と選評は『新潮』誌上で発表され、贈呈式は前橋文学館で行われる。

賞品

主賞品
ブロンズ製の萩原朔太郎像と賞金100万円
賞金
1,000,000円

選考情報

選考プロセス

最終選考
審査員 選考委員会
発表 『新潮』誌上で発表

公式情報

https://www.city.maebashi.gunma.jp/bunka_sports_kanko/6/2/3/11325.html

過去の受賞者

最果タヒ さいはて たひ 受賞

恋愛と誤解が重なり合う感情の揺れを、鋭い言葉の跳躍で描く詩集。甘さに流れず、孤独や体温の感覚を静かに照らす。

愛されていると思えたら、心が光をまとう。最果タヒの第12詩集。

96ページ
恋愛孤独体温言葉の跳躍現代詩
飯沢耕太郎 いいざわ こうたろう 候補

冬、夏、春の三部構成で、旅と記憶、風土と幻想を往還する第3詩集。アザラシやウクライナ、アフリカの気配が交差し、視覚と感情がゆっくり編み直される。

アザラシたちの哀しみが、氷の海をただよっていく。

158ページ
記憶風景アザラシ戦争と喪失
野木京子 のぎ きょうこ 候補

夢や日常の断片を拾い集めながら、気水域のようにあいまいな場所から言葉を立ち上げる詩集。喪失の手触りと、まだ残る光を静かに見つめる。

水面に落ち込んだかつての月明かりを、書き継ぐようにたどっていく。

120ページ
喪失記憶静けさ
新井高子 あらい たかこ 候補

東北の方言を生かした独特の言葉で、土地の記憶や身体感覚を立ち上げる詩集。生き物と人間の境界がゆらぎ、深い音の気配が残る。

声よりも深い音っこ、生類は抱えておるんじゃねぇのすか。

132ページ
東北方言記憶身体感覚生き物土地の声
橘しのぶ たちばな しのぶ 候補

猫をめぐるイメージを核に、透明で奇妙な感触をまとった詩を重ねる詩集。日常の景色が少しずつずれていき、白昼夢のような空気が広がる。

三日も経つと、水を吸った猫はふっくらとうめいになった。

104ページ
透明感日常のずれ白昼夢生と死
河野俊一 こうの しゅんいち 候補

家族の闘病や喪失を見つめながら、身体と時間の変化を詩へと結晶させる詩集。医療の記憶と私的な痛みが、静かな語りの中で重なっていく。

会話の手ざわりと、病室に流れる時間をすくい上げる。

112ページ
病と家族身体喪失記憶静かな語り
杉本真維子 すぎもと まいこ 受賞
114ページ
草間小鳥子 くさま ことりこ 候補
127ページ
水沢なお みずさわ なお 候補
112ページ
文月悠光 ふみづき ゆうこう 候補
168ページ
暁方ミセイ あかつきがた みせい 候補
110ページ
巻上公一 まきうえ こういち 候補
216ページ
川口晴美 かわぐち はるみ 受賞

花や森のイメージを軸に、喪失と再生を静かな強度で見つめる詩集。

魔女の森へ近づくほど、言葉は静かに熱を帯びる。

112ページ
詩集喪失と再生
詩人
岸田将幸 きしだ まさゆき 受賞
風の領分

「風の領分」は萩原朔太郎賞 2021-1 の受賞作。題材の個性や作品の空気感が印象に残る一編として整理できる。

萩原朔太郎賞 2021-1 の受賞作。

萩原朔太郎賞受賞
詩人
マーサ・ナカムラ まーさ なかむら 受賞

マーサ・ナカムラの詩集。家族や身体に触れながら、ざらついた感触のまま読者を引き込む。

アニミズム的な感覚が、現実の輪郭を静かに揺らす。

99ページ
詩集家族身体感覚
詩人
和合亮一 わごう りょういち 受賞

『QQQ』は、現代詩手帖連載時から反響を呼んだ表題作を中心に、無人の風景、問いそのものの姿、身体に立ち上がる不穏な感覚を重ねる詩集です。震災後の言葉を背負ってきた和合亮一が、未来へ向けてシュルレアリスムの方法を更新しようとする一冊です。

問いは風景になり、風景は私たちの姿へと反転していく。

125ページ
現代詩問いシュルレアリスム震災後の感覚
詩人
中本道代 なかもと みちよ 受賞

中本道代の詩集。広島での幼少期、父母の記憶、戦争の傷痕、何世代もの夢を抱え、生けるものの愛と痛みを長い時間の層の中で見つめる。

過ぎた時の襞に、古びない命の光が差し込む。

125ページ
現代詩広島記憶戦争の傷痕生と愛
詩人
岡本啓 おかもと けい 受賞

岡本啓の詩集。日常の細部、旅や巡礼を思わせる感覚、轟音と静けさが共存する風景を、ノートの断片のような密度で編む。

忘れ物のノートのように、轟音と静けさを同時に運ぶ詩集。

113ページ
現代詩風景記憶静けさ
詩人
日和聡子 ひより さとこ 受賞
砂文

『砂文』は、日和聡子による詩歌・句集の受賞作です。受賞記録上の題名と作者名を基準に、作品単体の書籍化情報と内容紹介を切り分けて整理しました。

日和聡子『砂文』は、受賞時の評価軸を手がかりに読み直したい作品です。

詩歌俳句受賞作
詩人
川田絢音 かわだ あやね 受賞

川田絢音の詩集。遠い土地から届く声、雁の群れ、歩行や光の感覚を通じて、孤独と世界へのまなざしを静かに結晶させる。

遠い場所から、かすかな声が明るく立ち上がる。

79ページ
現代詩越境孤独光と声
詩人
三角みづ紀 さんかく みづき 受賞

『隣人のいない部屋』は、三角みづ紀による受賞作品。対象賞の選考で評価された作品として、作者の関心や表現上の特色が凝縮されている。

三角みづ紀の受賞作『隣人のいない部屋』。

160ページ
受賞作現代文学書誌確認
詩人
建畠晢 たてはた あきら 受賞

反物語的な詩の運動の中で、言葉の死と再生を問う建畠晢の詩集。美術批評家としての視線も感じさせながら、未生の領域を見つめる詩篇を収める。

死んだ言葉の向こうに、まだ生まれない感覚を見る。

107ページ
言葉現代美術
詩人
明日

『明日』は、佐々木幹郎の受賞作です。Amazon JP、NDL Search、Google Books を確認しましたが、公開書誌で詳しい紹介文を確認できる範囲は限られていました。

受賞記録と公開書誌を手がかりに、『明日』の書籍情報を整理する。

受賞作書誌調査現代文学
ヌードな日

『ヌードな日』は、野村喜和夫の受賞作です。Amazon JP、NDL Search、Google Books を確認しましたが、公開書誌で詳しい紹介文を確認できる範囲は限られていました。

受賞記録と公開書誌を手がかりに、『ヌードな日』の書籍情報を整理する。

受賞作書誌調査現代文学
木村迪夫 候補
飛ぶ男

『飛ぶ男』は、木村迪夫の受賞作です。Amazon JP、NDL Search、Google Books を確認しましたが、公開書誌で詳しい紹介文を確認できる範囲は限られていました。

受賞記録と公開書誌を手がかりに、『飛ぶ男』の書籍情報を整理する。

受賞作書誌調査現代文学
辻井喬 候補
死について

『死について』は、辻井喬の受賞作です。Amazon JP、NDL Search、Google Books を確認しましたが、公開書誌で詳しい紹介文を確認できる範囲は限られていました。

受賞記録と公開書誌を手がかりに、『死について』の書籍情報を整理する。

受賞作書誌調査現代文学
大江麻衣 候補
にせもの 鹿は人がいないところには行かない

『にせもの 鹿は人がいないところには行かない』は、大江麻衣の受賞作です。Amazon JP、NDL Search、Google Books を確認しましたが、公開書誌で詳しい紹介文を確認できる範囲は限られていました。

受賞記録と公開書誌を手がかりに、『にせもの 鹿は人がいないところには行かない』の書籍情報を整理する。

受賞作書誌調査現代文学
福間健二 受賞

福間健二の大冊の詩集で、生きることと書くことをぶつけあうように歩み続ける詩的な存在証明として構成されています。地上の歌を集めた作品として、第19回萩原朔太郎賞と藤村記念歴程賞を受けました。

生きることと書くことがぶつかり合う、地上の歌の大冊。

495ページ
現代詩生と記憶同時代詩的存在証明
陶原葵 候補

陶原葵による詩集で、地名と時間を重ねる題名のもと、記憶、場所、言葉の揺れを扱う現代詩作品です。思潮社刊行の単行詩集として書誌が確認できます。

明石という場所と時の感覚を行き来する詩集。

121ページ
現代詩場所記憶時間

山崎佳代子の詩集で、素朴な語り口の奥に、離別、移動、記憶の時間を繊細に刻む作品です。書肆山田から2010年に刊行されました。

別れと再会の気配を、澄んだ言葉で手渡す詩集。

159ページ
現代詩離別記憶移動
管啓次郎 候補

管啓次郎の第一詩集で、連作形式の短い詩を通じて、移動、行動、エレメントの流動にさらされる身体と言葉を扱います。左右社公式では連作16行詩からなる詩集として紹介されています。

地表のどこにいても、行動と言葉はエレメントに巻き込まれていく。

104ページ
現代詩移動エレメント連作詩
季村敏夫 候補

季村敏夫による詩集で、奇妙な響きをもつ題名のもと、独語、身体感覚、日常からずれる言葉の運動を展開する作品です。書肆山田から2011年に刊行されました。

奇妙な題名の奥で、独語のような詩の運動が立ち上がる。

181ページ
現代詩独語身体感覚言葉のずれ
和合亮一 候補

東日本大震災後の福島で暮らし続ける詩人の祈りを収めた詩集です。電子書籍ページと古書書誌で紙書籍 ISBN を確認でき、震災後の言葉の記録として読まれます。

福島で暮らし続ける詩人が、沈黙と祈りに向き合う。

159ページ
震災福島祈り現代詩
小池昌代 受賞

『コルカタ』は、小池昌代による作品。詩の言葉が、記憶や土地、身体感覚を通して内面の震えをすくい上げる一冊。

『コルカタ』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。

125ページ
記憶時間人間関係表現の力
金時鐘 候補

『失くした季節』は、金時鐘による作品。詩の言葉が、記憶や土地、身体感覚を通して内面の震えをすくい上げる一冊。

『失くした季節』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。

181ページ
記憶時間人間関係表現の力
辺見庸 候補

『生首』は、辺見庸による作品。詩の言葉が、記憶や土地、身体感覚を通して内面の震えをすくい上げる一冊。

『生首』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。

176ページ
記憶時間人間関係表現の力
有働薫 候補

『幻影の足』は、有働薫による作品。詩の言葉が、記憶や土地、身体感覚を通して内面の震えをすくい上げる一冊。

『幻影の足』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。

93ページ
記憶時間人間関係表現の力
高貝弘也 候補

『露光』は、高貝弘也による作品。詩の言葉が、記憶や土地、身体感覚を通して内面の震えをすくい上げる一冊。

『露光』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。

記憶時間人間関係表現の力
貞久秀紀 候補

『明示と暗示』は、貞久秀紀による作品。詩の言葉が、記憶や土地、身体感覚を通して内面の震えをすくい上げる一冊。

『明示と暗示』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。

97ページ
記憶時間人間関係表現の力
松浦寿輝 受賞

都市の表面と深層を、水位や廃墟のイメージを通して描く詩集。長い時間をくぐった言葉が、現実の都市とは別の地図を浮かび上がらせる。

吃水都市は、松浦寿輝の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。

157ページ
都市水位記憶
田口犬男 候補

紀行、天使、野球、画家へのまなざしなど、多様な題材を自在に横断する詩集。ユーモアと物語性を含む語りが、現代詩の間口を広げている。

聖フランチェスコの鳥は、田口犬男の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。

111ページ
ユーモア
河津聖恵 候補

紀州・熊野の土地と人との交感から生まれた詩集。痛みと生命感を重ね、風景の固有名が内面の震えと結びついていく。

新鹿は、河津聖恵の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。

95ページ
熊野土地生命感
長田弘 候補

目の前の風景にひそむ消滅点を、季節の歩みに合わせて静かに見つめる詩集。日常の何気ない光景が、失われたものの記憶を抱えていることを語る。

世界はうつくしいとは、長田弘の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。

104ページ
風景季節喪失

光度や響きの比喩を重ね、完全には一致しない声や感覚の揺れを追う詩集。緻密な語彙が、共振とずれを同時に立ち上げる。

不完全協和音 コンソナーンツァ・インペルフェットは、松尾真由美の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。

響きずれ
守中高明 候補

声、掟、血縁のイメージを通じて、個と共同性の緊張を刻む詩集。硬質な言葉が、沈黙や命令の背後にある倫理的な圧力を浮かばせる。

系族は、守中高明の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。

138ページ
共同性倫理
声の生地

『声の生地』は鈴木志郎康の詩集。日記的な語りと身体感覚を重ね、声が言葉になる手前の質感を探る。

声そのものの手触りを、生活の細部から立ち上げる。

180ページ
現代詩身体
蜂飼耳 候補

『隠す葉』は蜂飼耳の詩集。生の表裏にある接近と離反を、韻律と形式への試みを交えて描く。

隠すことと現れることの間で、言葉が静かに形を変える。

116ページ
現代詩身体感覚隠蔽
正津勉 候補

『嬉遊曲』は正津勉の詩集。山へ向かう詩と地上の日々を見つめる詩を通じて、老い、身体、風景を重ねる。

山の稜線と下界の感覚が、ひとつの詩的な曲として響く。

95ページ
現代詩山岳老い

『左右の安全』はアーサー・ビナードの詩集。日常の風景や言葉を異邦人のまなざしで捉え直し、ユーモアと批評性を同居させる。

右と左を確かめるように、言葉が世界の見え方を変えていく。

128ページ
現代詩異文化の視線ユーモア
辻井喬 候補

『自伝詩のためのエスキース』は辻井喬の詩集。自伝的な記憶と社会的経験を、晩年の詩の構想として素描する。

自伝を書く前の素描のように、記憶と言葉が静かに配置される。

107ページ
現代詩自伝記憶

『アトス、しずかな旅人』は山崎佳代子の詩集。旅、光、母語、遠い土地の記憶を繊細な抒情で結びつける。

しずかな旅人の歩みに、故郷と言葉の記憶が重なっていく。

153ページ
現代詩記憶

巣鴨の地蔵信仰と老い、身体、家族の記憶を自在な語りで重ねる詩的長篇。散文と詩の境界を越え、祈りと生活の声が一つの巡礼のように連なっていく。

巣鴨の地蔵信仰と老い、身体、家族の記憶を自在な語りで重ねる詩的長篇。

288ページ
老い身体信仰家族
粒来哲蔵 候補

『穴』は粒来哲蔵による現代詩の受賞作。言葉の響き、身体感覚、記憶の揺らぎを重ねながら、詩集全体で独自の声を形づくる。

『穴』は、粒来哲蔵の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

現代詩言葉の感覚
人生の乞食

『人生の乞食』は四方田犬彦による現代詩の受賞作。言葉の響き、身体感覚、記憶の揺らぎを重ねながら、詩集全体で独自の声を形づくる。

『人生の乞食』は、四方田犬彦の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

現代詩言葉の感覚
川田絢音 候補
それは 消える字

『それは 消える字』は川田絢音による現代詩の受賞作。言葉の響き、身体感覚、記憶の揺らぎを重ねながら、詩集全体で独自の声を形づくる。

『それは 消える字』は、川田絢音の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

現代詩言葉の感覚
北川透 候補
溶ける、目覚まし時計

『溶ける、目覚まし時計』は北川透による現代詩の受賞作。言葉の響き、身体感覚、記憶の揺らぎを重ねながら、詩集全体で独自の声を形づくる。

『溶ける、目覚まし時計』は、北川透の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

現代詩言葉の感覚
人間の運命 黄変綺草集

『人間の運命 黄変綺草集』は天沢退二郎による現代詩の受賞作。言葉の響き、身体感覚、記憶の揺らぎを重ねながら、詩集全体で独自の声を形づくる。

『人間の運命 黄変綺草集』は、天沢退二郎の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

現代詩言葉の感覚
松本圭二 受賞

長編詩の形で、都市的な孤独と分裂する自己の感覚を押し広げる詩集。のちのセレクションでは分冊収録され、受賞作としての核が改めて読まれる作品になっている。

宇宙飛行士という語が、都市にいる自己の遠さと孤独を響かせる。

253ページ
長編詩都市感覚分裂する自我
高谷和幸 候補
回転子

回転という運動のイメージを軸に、主体の揺れや世界の変化を詩的にとらえる作品。単独の紙書籍として確認できるページは見つからず、受賞作名と作者名を中心に確認した。

回転する感覚が、自己と世界の境界を揺らしていく。

回転のイメージ現代詩調査継続
井川博年 候補

幸福という語をそのまま受け取らず、日々の記憶や時間の重なりから問い直す詩集。明るさと影が同居する題名の感触が、読む者に静かな反省を促す。

幸福は明るいだけの言葉ではなく、記憶の陰影をまとって現れる。

127ページ
詩と言葉幸福の逆説記憶
川口晴美 候補

柔らかさの中にある拘束や、存在の根に触れる不穏さを見つめる詩集。記憶の奥に流れる感覚を呼び戻すような言葉で、日常の輪郭を静かに揺らしていく。

柔らかなものほど、逃れがたい檻として心に残る。

111ページ
柔らかな拘束記憶現代詩
辻井喬 候補

敗戦後を生き抜いた詩人が、浸食され少しずつ壊れていくものへの孤独な抵抗を二十二篇に刻んだ詩集。日常の回廊を越えて響く波音や飛沫の感覚が、戦後の時間と個の精神を重ねる。

鷲のいる風景が、戦後を生きる孤独な抵抗の姿を浮かび上がらせる。

119ページ
詩集戦後感覚抵抗

日常の裂け目や身体感覚を、ノンセンスの身ぶりと鋭い現実認識で揺さぶる小長谷清実の詩集。言葉の跳躍が、親密さと不穏さを同時に呼び込む。

言葉が泥のように動き、世界の輪郭をずらしていく。

110ページ
現代詩ノンセンス身体感覚
荒川洋治 受賞
心理

『心理』は、2005年のhagiwara-sakutaro-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。

hagiwara-sakutaro-awardで選ばれた『心理』。

hagiwara-sakutaro-award受賞作
稲垣瑞雄 候補
淡きものたちよ

『淡きものたちよ』は、2005年のhagiwara-sakutaro-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。

hagiwara-sakutaro-awardで選ばれた『淡きものたちよ』。

hagiwara-sakutaro-award受賞作
井上輝夫 候補
冬 ふみわけて

『冬 ふみわけて』は、2005年のhagiwara-sakutaro-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。

hagiwara-sakutaro-awardで選ばれた『冬 ふみわけて』。

hagiwara-sakutaro-award受賞作
高橋睦郎 候補
語らざる者をして語らしめよ

『語らざる者をして語らしめよ』は、2005年のhagiwara-sakutaro-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。

hagiwara-sakutaro-awardで選ばれた『語らざる者をして語らしめよ』。

hagiwara-sakutaro-award受賞作
福間健二 候補
侵入し、通過してゆく my favorite things

『侵入し、通過してゆく my favorite things』は、2005年のhagiwara-sakutaro-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。

hagiwara-sakutaro-awardで選ばれた『侵入し、通過してゆく my favorite things』。

hagiwara-sakutaro-award受賞作
世界の優しい無関心

『世界の優しい無関心』は、2005年のhagiwara-sakutaro-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。

hagiwara-sakutaro-awardで選ばれた『世界の優しい無関心』。

hagiwara-sakutaro-award受賞作
平田俊子 受賞

毎月七日を詩の日とする連作的な発想から、日常の底に潜む違和感や危うい均衡をすくい取る詩集。軽やかな語りとユーモアが、現実の不意打ちを鮮やかに見せる。

七日ごとに開く詩の時間が、何げない日常の裂け目を照らす。

109ページ
現代詩日常ユーモア
川崎洋 候補

日本語の表情と向き合い続けた詩人が、表題作を含む二十五篇で、驚き、ユーモア、やさしさを伸びやかに表した詩集。観念に閉じず、言葉が生き物のように読者へ近づいてくる。

日本語へのまなざしが、埴輪のように素朴で不思議な詩の姿を生む。

109ページ
現代詩日本語ユーモア
八木忠栄 候補

雲、田、花、学校の廊下など身近な風景を、軽やかで時に奇妙な視線から描く詩集。日常の場所が、ふと別の高さや距離を帯びて見えてくる。

雲の縁側に腰かけるように、身近な風景を別の角度から眺める詩集。

99ページ
現代詩風景日常の変容

まど・みちおが日本語のリズムを自由に遊ばせた詩集。音の楽しさ、反復の軽さ、子どもの耳に届く明るさが、ことばそのものの不思議を開いていく。

たったった、と弾む音から、ことば遊びの新しい詩が走り出す。

81ページ
童謡詩ことば遊びリズム

遠い記憶や神話的な気配から始まり、旅、庭、海、声なき問いへと広がる十八篇の詩集。個人的な追憶を、喪失と歌の誕生をめぐる大きな時間へ接続している。

悲しみが歌へ変わるまでの時間を、旅と記憶の詩としてたどる。

117ページ
現代詩喪失
高貝弘也 候補

半世紀という時間の厚みを背景に、待つこと、芽吹くこと、知られない誕生日のような存在の不確かさを詩にした一冊。静かな言葉の連なりが、長い時間の底にある微かな動きを捉える。

五十年の時間を越えて、根と芽のように細い生の気配が漂う。

1ページ
現代詩時間存在
四元康祐 受賞
噤みの午後

『噤みの午後』は、四元康祐による作品で、2003年の受賞作として記録されている。現代詩の文脈で、作者の語り口や構成の特徴が前面に出る一作である。

四元康祐の『噤みの午後』は、現代詩としての輪郭を持つ受賞作。

現代詩詩集抒情
大岡信 候補
旅みやげ にしひがし

『旅みやげ にしひがし』は、大岡信による作品で、2003年の受賞作として記録されている。現代詩の文脈で、作者の語り口や構成の特徴が前面に出る一作である。

大岡信の『旅みやげ にしひがし』は、現代詩としての輪郭を持つ受賞作。

現代詩詩集抒情
浮遊する母、都市

『浮遊する母、都市』は、白石かずこによる作品で、2003年の受賞作として記録されている。現代詩の文脈で、作者の語り口や構成の特徴が前面に出る一作である。

白石かずこの『浮遊する母、都市』は、現代詩としての輪郭を持つ受賞作。

現代詩詩集抒情
友部正人 候補
夜中の鳩

『夜中の鳩』は、友部正人による作品で、2003年の受賞作として記録されている。現代詩の文脈で、作者の語り口や構成の特徴が前面に出る一作である。

友部正人の『夜中の鳩』は、現代詩としての輪郭を持つ受賞作。

現代詩詩集抒情
岩成達也 候補
(ひかり)、……擦過。

『(ひかり)、……擦過。』は、岩成達也による作品で、2003年の受賞作として記録されている。現代詩の文脈で、作者の語り口や構成の特徴が前面に出る一作である。

岩成達也の『(ひかり)、……擦過。』は、現代詩としての輪郭を持つ受賞作。

現代詩詩集抒情
入沢康夫 受賞
遐い宴楽 とほいうたげ

『遐い宴楽 とほいうたげ』は入沢康夫の作品です。2002年の受賞作として、題名が示す人物・場所・出来事を軸に、言葉の手触りと作品世界を読者に開いていきます。

『遐い宴楽 とほいうたげ』は、受賞時に注目された主題と言葉の力を手がかりに読む作品です。

詩歌言葉の響き受賞作
町田康 受賞

町田康の詩集。猿ぼんぼん、俺も小僧、飯屋が再びなどの詩篇を通じ、日常語をねじるようなリズムと笑い、痛みを併せ持つ言葉の奔流を展開する。

美しく危険なことばが、土間から滝のようにあふれ出す。

125ページ
現代詩口語笑いと痛み
江代充 受賞
梢にて

『梢にて』は、江代充による作品。萩原朔太郎賞で受賞となった。

萩原朔太郎賞で評価された『梢にて』。

受賞作文学賞作品
安藤元雄 受賞

「めぐりの歌」は安藤 元雄による詩作品です。思潮社から1999年に刊行が確認でき、受賞対象として扱われています。

詩作品として受賞歴を持つ「めぐりの歌」。

111ページ
受賞作
財部鳥子 受賞
烏有の人

存在と不在のあわいに立つ人物像を描く詩集。幻想性と生活感が交差する言葉で、孤独や生の手触りを探ります。

存在と不在のあわいに立つ人物像を描く詩集。

存在不在幻想
渋沢孝輔 受賞
行き方知れず抄

『行き方知れず抄』は、渋沢孝輔による作品で、萩原朔太郎賞の対象となった。 <p>前橋文学館,1998,<p><ul><li>タイトル:渋沢孝輔 : 「場面」から「行き方知れず抄」まで</li><li>タイトル(読み):シブサワ タカスケ : バメン カラ ユキカタ シレズショウ マデ</li><li>責任表示:前

行き方知れず抄という題名から、作品の中心にある情景や問いが立ち上がる。

作品萩原朔太郎賞同時代文学
辻征夫 受賞

『俳諧辻詩集』は、辻征夫による作品。hagiwara-sakutaro-awardの受賞作として知られ、作者の関心や表現の特徴を示す一作である。

辻征夫の表現世界を伝える『俳諧辻詩集』。

158ページ
受賞作文学表現作者の主題
吉原幸子 受賞

『発光』は、吉原幸子による文学作品です。1995年の受賞作として知られ、作品の題名が示す世界や人物の動きを中心に読まれます。

発光という題名を軸に、吉原幸子の作風と受賞時代の空気を伝える作品です。

104ページ
文学作品受賞作1995年
清水哲男 受賞
夕陽に赤い帆

『夕陽に赤い帆』は清水哲男による作品で、hagiwara-sakutaro-awardの1994年回で評価された。作品名と著者名で単行本・文庫・収録書籍の有無を確認したうえで、確認できた範囲の作品情報を示す。

夕陽に赤い帆は、清水哲男の創作や批評の特色が受賞時に注目された作品。

受賞作1994年文学
世間知ラズ

「世間知ラズ」は谷川俊太郎による受賞作品。受賞分野の文脈で評価された作品として、作者の主題意識や表現上の特色を伝える。

世間知ラズは、谷川俊太郎の表現世界を示す受賞作品。

受賞作品作者性文学表現