日本の文学賞

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入江曜子

いりえ ようこ

Irie Yōko

別名: 春名殷子
ペンネーム: 入江曜子筆名。本名は春名殷子。

プロフィール

性別
女性
生誕
1935-02-13 (東京都)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都

経歴

職業
ノンフィクション作家, 翻訳家, 著述家
活動期間
1988年〜
所属
三田文学会, 日本文芸家協会, 日中文化交流協会, 日本ペンクラブ
所属団体
三田文学会, 日本文芸家協会, 日中文化交流協会, 日本ペンクラブ

学歴

慶應義塾大学
文学部
国: 日本
文学部卒業

受賞歴

新田次郎文学賞
1989
対象作品: 我が名はエリザベス ― 満洲国皇帝の妻の生涯
主催: 新田次郎文学賞選考委員会
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 我が名はエリザベス 満洲国皇帝の妻の生涯

    『我が名はエリザベス 満洲国皇帝の妻の生涯』は、入江曜子による受賞作で、題名が示す人物・場所・出来事を手がかりに、人間の選択や時代の空気を描く作品である。物語性のある作品では登場人物の関係と転機を、評論・ノンフィクションでは対象への観察と論点の積み重ねを軸に読ませる。

    『我が名はエリザベス 満洲国皇帝の妻の生涯』は、受賞時代の問題意識と著者の視線が交差する一作である。

    時代と個人記憶社会人間関係

作品

代表作

我が名はエリザベス ― 満洲国皇帝の妻の生涯

1988年 伝記・歴史ノンフィクション

満洲国皇帝の妻の生涯を丹念に追い、個人史と満洲国の歴史を織り交ぜて描くノンフィクション。

満洲溥儀皇室女性史戦間期の政治史

貴妃は毒殺されたか ― 皇帝溥儀と関東軍参謀吉岡の謎

1998年 歴史調査・ノンフィクション

貴妃の死をめぐる謎と、溥儀周辺および関東軍の関与を検証する歴史ノンフィクション。

溥儀関東軍事件検証戦史

少女の領分

2000年 エッセイ・ノンフィクション

女性の視点や日常を描いたエッセイ集。

女性日常成熟

日本が「神の国」だった時代 国民学校の教科書をよむ

2001年 教育史・批評

戦前の国民学校教科書を読み解き、国家教育とナショナリズムの形成過程を論じる。

教科書戦前教育ナショナリズム

教科書が危ない 『心のノート』と公民・歴史

2004年 教育批評・ノンフィクション

教科書検討を通じて、現代の公民・歴史教育に関する問題点を指摘する。

教科書問題公民教育歴史観

李玉琴伝奇 満洲国最後の〈皇妃〉

2005年 伝記・歴史ノンフィクション

満洲国に関わった女性の一人、李玉琴の生涯を追った伝記的研究。

満洲女性史溥儀周辺

溥儀 清朝最後の皇帝

2006年 伝記・歴史

溥儀(愛新覚羅溥儀)の生涯を概説し、その時代背景と影響を分析する入門的ノンフィクション。

溥儀清朝近現代中国史

紫禁城 清朝の歴史を歩く

2008年 歴史解説

紫禁城(故宮)を手がかりに清朝の歴史を解説した入門書的作品。

紫禁城清朝文化史

思想は裁けるか 弁護士・海野普吉

2011年 評伝・ノンフィクション

弁護士・海野普吉を題材に、思想と法の関係や裁かれるべきものについて考察する。

思想法と社会評伝

古代東アジアの女帝

2016年 歴史・女性史

古代東アジアにおける女帝や統治者の事例を取り上げ、女性の政治的役割を考察する。

女性史東アジア史統治

全著作

  • 我が名はエリザベス ― 満洲国皇帝の妻の生涯
  • 貴妃は毒殺されたか ― 皇帝溥儀と関東軍参謀吉岡の謎
  • 少女の領分
  • 日本が「神の国」だった時代 国民学校の教科書をよむ
  • 教科書が危ない 『心のノート』と公民・歴史
  • 李玉琴伝奇 満洲国最後の〈皇妃〉
  • 溥儀 清朝最後の皇帝
  • 紫禁城 清朝の歴史を歩く
  • 思想は裁けるか 弁護士・海野普吉
  • 古代東アジアの女帝

作家による翻訳

  • R.F.ジョンストン『紫禁城の黄昏』春名徹共訳(岩波文庫、1989年)
  • ニム・ウェールズ『中国に賭けた青春 : エドガー・スノウとともに』春名徹共訳(岩波書店、1991年)

作風・主題

文体
事実重視のルポルタージュ解説的・学術的な文体
頻出モチーフ
満洲・溥儀皇室・女性史教科書・教育史戦史の再検証

評価・遺産

満洲や溥儀をめぐる詳細なノンフィクションで知られ、教科書問題や歴史認識に関する論考でも影響を残している。1989年の新田次郎文学賞受賞などで評価された。

関連学会

  • 三田文学会
  • 日本文芸家協会
  • 日本ペンクラブ

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著作収蔵)
  • VIAF・各種典拠データベース(識別子あり)

豆知識

  • 本名は春名殷子。
  • 夫は作家の春名徹。
  • 1989年に『我が名はエリザベス』で第8回新田次郎文学賞を受賞。
  • 岩波文庫版『紫禁城の黄昏』編集監修に関して渡部昇一から批判を受けたことがある。