日本の文学賞

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石塚 菊蔵

いしづか きくぞう

Ishizuka Kikuzou

ペンネーム: 菊尾 風太初期の短編で使用したペンネーム

プロフィール

性別
男性
生誕
1950-06-12 (神奈川県横浜市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
神奈川県横浜市 → 東京都新宿区

経歴

職業
小説家, 翻訳家, 脚本家
活動期間
1974年〜
所属
日本文藝家協会, 日本ペンクラブ
所属団体
日本現代文学会
影響を受けた人物
川端康成, 遠藤周作
影響を与えた人物
田中 一郎(架空の若手作家)

学歴

早稲田大学
文学部 / 国文学科
学位: 文学士
期間: 1968-1972
卒業年: 1972
国: 日本
在学中に文芸誌へ投稿を開始

受賞歴

中央文学賞
1990
対象作品: 風の墓標
部門: 小説
主催: 中央新聞社
結果: 受賞
現代文学賞
1998
対象作品: 遠い海の記憶
部門: 長編小説
主催: 日本現代文学会
結果: 受賞
翻訳業績賞
2007
対象作品: ロシア短篇集(翻訳)
部門: 翻訳
主催: 日本翻訳協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 受賞作: 纏足の頃

    『纏足の頃』は石塚喜久三による作品で、1943-1回の芥川龍之介賞で受賞対象となった。初期の同賞を形づくった作品の一つとして、作者の時代認識や人物描写の特色を伝える。

    石塚喜久三の『纏足の頃』は、芥川龍之介賞の初期受賞作として記録される作品である。

    近代日本文学芥川賞社会と個人

作品

代表作

風の墓標

1989年 長編小説 320ページ

戦後の沿岸集落を舞台に、家族の記憶と過去の傷を巡る長編。海と風景の描写を通じて、喪失と再生を描く物語。

戦後世代の記憶喪失と再生海と故郷
映像化・舞台化
  • [映画] 風の墓標 / 鈴木一郎 (1993)
翻訳
  • 英訳:Graves of the Wind(1992)

遠い海の記憶

1997年 長編小説 280ページ

複数の視点で語られる群像劇。漁村の衰退と世代間の断絶を丁寧に描いた作品。

コミュニティの崩壊記憶の継承時間と場所
翻訳
  • 仏訳:Souvenirs de la mer lointaine(2001)

都市の孤影

2005年 短編集 210ページ

都市に生きる人々の断片的な日常を切り取った短編集。静謐な筆致で孤独と交差する瞬間を描写する。

都市の孤独記憶の断片人間関係のズレ
映像化・舞台化
  • [舞台] 都市の孤影 - 断章 / 中村加奈子 (2007)
翻訳
  • スペイン語訳:Sombras de la ciudad(2010)

全著作

  • 短夜(短編集, 1976)
  • 風の墓標(長編, 1989)
  • 遠い海の記憶(長編, 1997)
  • 都市の孤影(短編集, 2005)
  • ロシア短篇集(翻訳, 2006)
  • 随筆集:潮騒を聴く(随筆, 2011)
  • 最新作:水の記憶(長編, 2018)

翻案

  • 風の墓標(映画化, 1993)
  • 都市の孤影(舞台化, 2007)

作家による翻訳

  • チェーホフ短篇選(ロシア語→日本語, 2006)
  • ゴーゴリ短編集(ロシア語→日本語, 2010)

作品の翻訳

  • 風の墓標(英訳, 1992)
  • 遠い海の記憶(仏訳, 2001)
  • 都市の孤影(西訳, 2010)

作風・主題

文体
簡潔で抑制された文体自然描写と心理描写の融合
頻出モチーフ
瓦礫や廃屋記憶の断片

評価・遺産

石塚菊蔵は地方の記憶と個人の再生を描いた作家として評価され、戦後文学の継承と地域文学の重要な一翼を担った。翻訳活動を通じてロシア文学の紹介にも貢献した。

記念館・博物館

  • 石塚菊蔵記念館 神奈川県横浜市中区 2014年開館

関連学会

  • 日本現代文学会
  • 地域文学研究会

資料所蔵先

  • 早稲田大学図書館 近代文学資料室(石塚コレクション)
  • 横浜市立図書館 特別資料室

大衆文化への影響

  • 『風の墓標』映画化により地方再生をめぐる話題を喚起
  • 若手作家によるオマージュ作品や舞台化が続く

引用

  • 物語は過去の欠片からしか再建できない。
    出典: 風の墓標(後書き) (1989年)
  • 海は忘却と記憶の両方を抱えている。
    出典: 対談:週刊文芸 (2006年)

豆知識

  • 早稲田大学在学中に文芸賞の佳作を受賞した経験がある
  • 趣味は写真撮影と釣りで、海辺の風景写真を多数残している