日本の文学賞

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かんべ むさし

かんべ むさし

Kanbe Musashi

ペンネーム: かんべむさし筆名(本名は阪上順)

プロフィール

性別
男性
生誕
1948-01-16 (石川県金沢市)
国籍
日本
言語
日本語
宗教
金光教 2005年受洗
居住地歴
石川県金沢市(出生) → 新潟県新潟市(幼少期) → 大阪府豊中市(小学校5年より転居) → 兵庫県西宮市(父の本籍地/出身表記に用いられる) → 関西在住

経歴

職業
小説家, SF作家, エッセイスト
活動期間
1974年〜
所属
日本SF作家クラブ(会員、2013年より名誉会員)
所属団体
日本SF作家クラブ 会員, 日本SF作家クラブ 名誉会員(2013年より)
影響を受けた人物
筒井康隆, 小松左京, 堀晃

学歴

関西学院大学
社会学部
国: 日本
大阪市立大学に不合格後、関西学院大学社会学部に入学・卒業

受賞歴

ハヤカワ・SFコンテスト(SF三大コンテスト)選外佳作
1974
対象作品: 決戦・日本シリーズ
主催: 早川書房(SFマガジン主催)
結果: 選外佳作
星雲賞(第8回)
1977
対象作品: サイコロ特攻隊
主催: 日本SFファングループ/選考委員会
結果: 受賞
日本SF大賞(第7回)
1986
対象作品: 笑い宇宙の旅芸人
主催: 日本SF大賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

星雲賞 1回登壇
  1. 受賞作: サイコロ特攻隊

    近未来の日本が戦争と海上封鎖に追い込まれ、コンピュータが導く作戦として「特攻」が浮上する長編SF。合理性の名を借りた非合理が、国家と個人をどこへ運ぶのかを風刺的に描く。

    機械が最善と示した作戦は、人間の愚かさをあらためて照らし出すものだった。

    153ページ
    近未来戦争コンピュータ社会軍事風刺
日本SF大賞 1回登壇
  1. 宇宙規模の旅と芸能の感覚を、かんべむさしのユーモアで押し広げた長編SF。笑い、冒険、文明風刺が重なり、日本SFの幅広さを示す大作になっている。

    宇宙規模の旅と芸能の感覚を、かんべむさしのユーモアで押し広げた長編SF。

    667ページ
    SFユーモア宇宙旅行風刺

作品

代表作

決戦・日本シリーズ

1974年 SF(短編)

SFマガジンのコンテストに応募され選外佳作となり掲載された短編。作家デビュー作として知られる。

奇想パロディ擬似イベント

サイコロ特攻隊

1976年 SF(近未来戦争)

近未来の日本が海上封鎖を受け再び戦争へ向かうという設定を描いた長編。1977年に星雲賞受賞。

戦争の帰結国家と市民近未来

笑い宇宙の旅芸人

1986年 SF(異色長編)

登場人物たちが笑いについての分析を繰り返す異色の長編。1986年に日本SF大賞を受賞した。

笑いの本質メタフィクション社会風刺

課長サンの厄年

1992年 サラリーマン小説(ユーモア/風刺)

主人公が自身の内面で延々とブレインストーミングを行い、『厄年の危機』に対処するさまを描く異色作。テレビドラマ化(タイトルを借用した作品は内容が大きく異なる)。

内省職場文化ユーモアと風刺
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 課長サンの厄年(TBSドラマ)

全著作

  • 決戦・日本シリーズ
  • サイコロ特攻隊
  • 笑い宇宙の旅芸人
  • 課長の厄年
  • 38万人の仰天
  • 第二次脱出計画
  • 泡噺とことん笑都

翻案

  • 課長サンの厄年 — TBSにてドラマ化(原作のモチーフのみ使用、内容は異なる)

作風・主題

文体
奇想に富んだユーモア主体の文体日常をベースにした風刺的描写擬似イベントを用いる構成
頻出モチーフ
サラリーマン生活と職場風景笑いの分析とメタ的議論擬似イベント(社会実験的設定)

評価・遺産

日本のSF第二世代を代表する作家の一人として評価される。奇想と笑いを基調としつつ、サラリーマン社会を鋭く描く作品群は日本の現代小説・SF界に独特の位置を占める。

関連学会

  • 日本SF作家クラブ

大衆文化への影響

  • 短編「車掌の本分」が中学生向け国語の教科書に収録された実績

豆知識

  • 本名は阪上順(さかがみ じゅん)
  • 次女・三女は双子で、その子育てを『フタゴサウルスの襲来』として刊行
  • かつて「クイズの甲子園」のネタを思いついたがボツにしたエピソードがある(後に類似番組が実現)
  • 2005年に日経関西版のコラムでおたくを批判し、ネットで議論を呼んだ
  • ラジオ大阪の番組『むさし・ふみ子の朝はミラクル!』でメーンパーソナリティを務めた(2005–2008)