日本の文学賞

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柏木 薫

かしわぎ かおる

Kashiwagi Kaoru

別名: 谷 幸子

プロフィール

性別
女性
生誕
1930-12-26 (小豆島)
死没
2023-03-09 (兵庫県神戸市中央区の施設) 92歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
小豆島(出生) → 神戸市(長年居住・活動)

経歴

職業
小説家, 作家, 研究者
活動期間
1950年〜2023年
所属
久坂葉子研究会(代表)
影響を受けた人物
久坂葉子

学歴

帝国女子専門学校(現在の相模女子大学)
国文科 / 国文科
国: 日本
学生時代に国文科を専攻。帝国女子専門学校は後に相模女子大学となる。

受賞歴

織田作之助賞(第1回)
結果: 入賞
小島輝正文学賞(第3回)
結果: 受賞
神戸市文化活動功労賞(平成15年度)
2003
主催: 神戸市
結果: 受賞
半どんの会 文化賞(平成21年度)
2009
主催: 半どんの会
結果: 受賞
井植文化賞(第36回)
2012
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

殺された海

1983年 小説

久坂葉子の自殺を題材にした小説。研究とフィクションを交えたアプローチで知られる。

久坂葉子自殺研究とフィクション

誰もいない海

1985年 小説

孤独や喪失を海のイメージで描いた作品。

孤独喪失

少女少年遁走曲 短編小説集

1991年 短編小説集

若者たちの心情や逃避を描く短編を収めた短編集。

青春逃避成長

あるエトランゼの日記

1999年 随筆/日記

異邦感や内面の観察を綴った随筆風の作品。

異邦感内省記憶

独りなりけり

2004年 随筆・エッセイ

個人的な思索や生活を率直に綴った随筆集。

個人史孤独日常

歳月のつぶやき

2005年 エッセイ

歳月に対する思いや記憶を綴った短めの随筆集。

時間回想老い

告白の海

2009年 小説(自伝的要素)

自身の性同一性障害を題材の一つとして取り上げた告白的作品。

性同一性障害告白アイデンティティ

その日の久坂葉子

2011年 評伝・研究

久坂葉子に関する評伝的な記述や研究をまとめた著作。

久坂葉子評伝文学研究

ガラスの愛

2013年 小説

繊細な人間関係や感情をガラスのイメージで象徴的に描いた作品。

人間関係繊細さ

死生観(句集)

2016年 句集

死生を主題にした句集。

死生俳句省察

全著作

  • 誰もいない海(1985)
  • 少女少年遁走曲 短編小説集(1991)
  • あるエトランゼの日記(1999)
  • 独りなりけり(2004)
  • 歳月のつぶやき(2005)
  • 告白の海(2009)
  • その日の久坂葉子(2011)
  • ガラスの愛(2013)
  • 死生観(句集、2016)
  • 殺された海(1983)

作風・主題

文体
私小説的・告白的な語り評伝的研究を取り入れた執筆内省的で静かな描写
頻出モチーフ
孤独女性の生と性記憶

健康

  • 性同一性障害
    自身の体験を作品の主題にした(『告白の海』など)。
  • 老衰
    晩年
    2023年に老衰で逝去。高齢期に入ってからも執筆活動を続けた。

評価・遺産

柏木薫は久坂葉子研究の牽引者であり、評伝的アプローチと私小説的告白を融合させた作風で知られる。神戸地域での文化活動や研究誌刊行を通じて地域文化への貢献が評価され、複数の文化賞を受賞した。

関連学会

  • 久坂葉子研究会

豆知識

  • 本名は谷 幸子(たに さちこ)。
  • 1978年に久坂葉子研究会を立ち上げ、代表を務めた。
  • 『告白の海』では自身の性同一性障害を題材の一つとして扱った。
  • 学生時代、経済的理由で進駐軍専用キャバレーの事務員として働いた経験がある。
  • 2023年3月9日に老衰で神戸市内の施設で死去、92歳。