日本の文学賞

← 文学賞一覧に戻る

織田作之助賞 大賞・旧新人賞

おださくのすけしょう たいしょう きゅうしんじんしょう

織田作之助の生誕70年を記念して1983年に創設された文学賞。大賞部門(単行本対象)と、2005年まで実施された旧公募新人賞を扱う。

文学賞大賞旧新人賞
創設年
1983
主催
織田作之助賞実行委員会(大阪市、大阪文学振興会、関西大学、毎日新聞社)
カテゴリー
一般文芸・大衆小説
選考方式
公募
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
締切時期
8月頃
発表時期
12月頃
賞のステータス
活動中

説明

大阪出身の作家・織田作之助の生誕70年を記念して1983年に創設された文学賞。第1回から第22回(2005年)までは未発表短編小説を対象とする公募新人賞として実施された。2006年の第23回以降は単行本を対象とする大賞と、24歳以下の若手作家を対象とする公募の青春賞の二本立てに改編。主催は織田作之助賞実行委員会(大阪市、大阪文学振興会、関西大学、毎日新聞社)。本データは大賞部門と旧新人賞を扱う。

賞品

主賞品
大賞
賞金
1,000,000円
  • 青春賞(賞金30万円)
  • U-18賞(第31回~第35回)
  • 奨励賞(第36回以降)

選考情報

選考プロセス

選考委員会
審査員 選考委員会メンバー
発表 記者会見および毎日新聞紙面・ウェブサイトに掲載

応募のヒント

推奨

  • 応募要項をよく確認する
  • 規定のフォーマットや字数を守る
  • 青春賞応募時は年齢制限を確認する

注意

  • 既発表作品は応募しない
  • 応募要項にない形式のファイルを提出しない

審査員から

  • 独自の視点や表現を重視する
  • 文章の完成度と緻密さを評価する
  • 作品の個性を大切にする

関連の賞

  • 芥川賞
  • 直木賞
  • 三田文学賞

公式情報

https://odasaku-award.org/

過去の受賞者

町屋良平 まちや りょうへい 受賞
生きる演技
乗代雄介 のりしろ ゆうすけ 大賞

修学旅行で東京を訪れた高校生たちの一日を通して、何気ない会話や寄り道から生の手触りが立ち上がる中編小説。

ありふれた一日が、会話と寄り道だけで少し特別に見えてくる。

184ページ
中編小説青春東京会話
滝口悠生 たきぐち ゆうせい 大賞

硫黄島をめぐる戦争と疎開の記憶を、現代と過去を往復する語りでたどり、島に残る人々の声を立ち上がらせる長編小説。

失われた島の声が、時間を越えて今の世界に届く。

503ページ
硫黄島戦争疎開記憶家族時間
岸政彦 きし まさひこ 大賞

街外れで暮らすジャズベーシストの男と、場末の飲み屋で知り合った年上の女の会話が重なりあい、大阪の片隅に生きる人生を淡く映し出す都市小説集。

星座のような会話が、大阪の二人の人生を照らす。

208ページ
大阪会話都市小説人間関係音楽
温又柔 おん ゆうじゅう 大賞

台湾と日本のあいだで揺れる家族の記憶と、結婚生活の痛みを通して、押し込められてきた声が立ち上がる長編小説。

母の記憶と結婚の痛みが重なり、押し殺してきた声が少しずつかたちを持つ。

267ページ
台湾家族結婚母娘記憶アイデンティティ
窪美澄 くぼ みすみ 大賞

『トリニティ』は、1960年代の出版社で出会った三人の女性の人生を軸に、仕事、結婚、子ども、表現への欲望を長い時間の中で描く長篇小説。高度成長期以降の社会変化と女性の選択が重ねられる。

仕事も愛も子どもも望んだ女性たちの選択が、時代の変化とともに響き合う。

464ページ
女性戦後出版仕事年代記
井上荒野 いのうえ あらの 大賞

老夫婦の日常に訪れる不穏な変化を通して、老い、家族、他者との距離を描く長編小説。

穏やかな暮らしの表面に、言えない違和感が広がっていく。

256ページ
老い夫婦家族
古谷田奈月 ふるやた なつき 大賞
リリース

『リリース』は、古谷田奈月による受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

『リリース』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

文学受賞作刊行確認
東山彰良 ひがしやま あきら 大賞
僕が殺した人と僕を殺した人

『僕が殺した人と僕を殺した人』は、東山彰良による受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

『僕が殺した人と僕を殺した人』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

文学受賞作刊行確認
崔実 さい じつ 大賞
ジニのパズル

『ジニのパズル』は、崔実による受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

『ジニのパズル』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

文学受賞作刊行確認
堂垣園江 どうがき そのえ 大賞
浪華古本屋騒動記

『浪華古本屋騒動記』は堂垣園江による大賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

受賞歴と書誌確認を通じて読む『浪華古本屋騒動記』。

受賞作書誌確認人物と社会
三浦しをん みうら しをん 大賞
あの家に暮らす四人の女

『あの家に暮らす四人の女』は三浦しをんによる大賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

受賞歴と書誌確認を通じて読む『あの家に暮らす四人の女』。

受賞作書誌確認人物と社会
朝井まかて あさい まかて 大賞
阿蘭陀西鶴

『阿蘭陀西鶴』は朝井まかてによる受賞作品。賞記録で確認できる作品名と著者名を基礎に、単行本・文庫・短編集として採用できる識別子の有無を切り分けて整理した。

朝井まかて『阿蘭陀西鶴』の受賞作情報と書誌状況を整理した作品紹介。

受賞作文学作品記録
藤谷治 ふじたに おさむ 大賞
世界でいちばん美しい

『世界でいちばん美しい』は藤谷治による受賞作品。賞記録で確認できる作品名と著者名を基礎に、単行本・文庫・短編集として採用できる識別子の有無を切り分けて整理した。

藤谷治『世界でいちばん美しい』の受賞作情報と書誌状況を整理した作品紹介。

受賞作文学作品記録
小山田浩子 こやまだ ひろこ 受賞

『工場』は、2013年の受賞作として記録される作品です。作品名と著者情報を基点に、受賞歴、刊行形態、公開書誌を照合し、受賞対象そのものに結びつく範囲で整理しました。

受賞作『工場』の書誌と作品情報を、掲載誌 ID を混入させずに整理しました。

160ページ
受賞作書誌確認文学賞
いしいしんじ いしい しんじ 受賞

出産予定日から翌日にかけての夫婦と、お腹のなかのいきものを描く私小説的な長篇。日常の台所や市場の気配から、海の生き物、きのこ、遠い土地への想像へ自在に飛び、赤ん坊が生まれる一日を大きな生命の流れとして描く。

赤ん坊が生まれる一日は、台所から世界のあちこちへ想像を連れていく。

136ページ
出産夫婦京都生命
津村記久子 つむら きくこ 受賞

『ワーカーズ・ダイジェスト』は、津村記久子による小説です。受賞対象として記録される作品で、題名が示すイメージと作者の関心を手がかりに、人物や土地、記憶、感情の動きを描きます。

『ワーカーズ・ダイジェスト』は、津村記久子の表現を受賞作として伝える小説です。

200ページ
労働大阪日常
金原ひとみ かねはら ひとみ 受賞

『トリップ・トラップ』は、旅や移動の気配をまとった短編を通じて、女性の身体感覚、恋愛、結婚、妊娠、異国での孤独を描く作品集です。鋭い言葉で、他者との距離や自分自身の変化に揺れる心を浮かび上がらせます。

移動する女たちの視線から、恋愛と身体と孤独が鮮やかに切り取られます。

259ページ
女性の身体恋愛と結婚異国の孤独
中丸美繪 なかまる みえ 受賞
オーケストラ、それは我なり-朝比奈隆四つの試練

『オーケストラ、それは我なり-朝比奈隆四つの試練』は、中丸美繪による2009年の受賞作です。刊行形態と書誌識別子は公開情報で単行本・文庫・短編集として確実に確認できる範囲に限定し、掲載誌や雑誌号の識別子は含めていません。

『オーケストラ、それは我なり-朝比奈隆四つの試練』は、中丸美繪の受賞歴を語るうえで重要な作品です。

受賞作現代文学2009年
玉岡かおる たまおか かおる 受賞

『お家さん』は玉岡かおるによる織田作之助賞 大賞・旧新人賞の受賞作。新潮社から2007年に刊行された作品で、受賞時に示された題材と語り口を通じて、人物の選択や時代の空気を描く。

『お家さん』は、織田作之助賞 大賞・旧新人賞で評価された玉岡かおるの作品です。

332ページ
人間関係時代の空気内面の変化
西加奈子 にしか かなこ 受賞
通天閣

『通天閣』は西加奈子による2007年回の受賞作です。人物や社会、記憶との向き合い方を軸に、受賞作として評価された主題を読者に伝える作品です。

通天閣は、西加奈子の筆致で人の選択と時間の重みを描く受賞作です。

受賞作人間関係記憶社会
小玉武 こだま たけし 受賞
「洋酒天国」とその時代

『「洋酒天国」とその時代』は小玉武による2007年回の受賞作です。人物や社会、記憶との向き合い方を軸に、受賞作として評価された主題を読者に伝える作品です。

「洋酒天国」とその時代は、小玉武の筆致で人の選択と時間の重みを描く受賞作です。

受賞作人間関係記憶社会
柴崎友香 しばさき ともか 受賞

大阪の街に残る記憶と、そこで暮らす若い女性の現在を重ねる小説。古い写真や失われた風景を手がかりに、都市の変化と個人の時間を静かに描く。

街の記憶をたどることが、そのまま自分の今を見つめ直す時間になっていく。

158ページ
大阪都市の記憶時間日常
庄野至 しょうの いたる 受賞

表題作を含む短編集。身近な人物や家族、旅の記憶をめぐる小品を通じて、生活の奥に残る時間と人の気配を描く。

古い革鞄に触れるように、過ぎた時間の手ざわりをすくい上げる短編集。

247ページ
短編集家族記憶大阪文学
松嶋ちえ まつしま ちえ 受賞
眠れぬ川

『眠れぬ川』は松嶋ちえによる受賞作です。織田作之助賞青春賞の受賞作として記録されている作品です。NDL では記事レコードを確認できますが、単行本・文庫・短編集の書誌は確認できませんでした。

受賞歴と書誌記録からたどる『眠れぬ川』。

青春文学受賞作
該当なし
該当なし
三田華 受賞
芝居茶屋

『芝居茶屋』は、三田華による作品。織田作之助賞 大賞・旧新人賞の対象作として扱われている。

三田華の『芝居茶屋』。

小森隆司 受賞
押し入れ

『押し入れ』は、小森隆司による作品。織田作之助賞 大賞・旧新人賞の2001年回で受賞に選ばれ、同時代の文学・出版の中で評価された。

織田作之助賞 大賞・旧新人賞で受賞となった、小森隆司の『押し入れ』。

文学賞人間物語
該当なし
水木亮 受賞
祝祭

祝祭の華やぎと、その背後にある人間の欲望や孤独を描く小説。特別な日が日常を照らし返し、隠れていた関係のひずみを浮かび上がらせる。

祝祭は、祝祭を手がかりに人の心と時代の気配を描く作品です。

祝祭人間関係孤独日常
上川龍次 受賞
ネームレス・デイズ

『ネームレス・デイズ』は、上川龍次による文学賞、大賞、旧新人賞の作品。織田作之助賞 大賞・旧新人賞で評価された作品として、作者の関心や時代性が表れた一作である。

織田作之助賞 大賞・旧新人賞で注目された、上川龍次の個性がうかがえる作品。

文学賞大賞旧新人賞織田作之助賞 大賞・旧新人賞
夢の乳房

『夢の乳房』は、小林長太郎による作品で、1997年の織田作之助賞 大賞・旧新人賞で受賞対象となった。刊行形態が確認された作品として読まれている。

織田作之助賞 大賞・旧新人賞で受賞対象となった『夢の乳房』。

該当なし
該当なし
大西功 おおにし いさお 受賞
ストルイピン特急-越境者杉本良吉の旅路

演出家・杉本良吉の越境と旅路を軸にした作品。近代史の激動と個人の選択を重ね、政治、芸術、亡命の問題を追う。

ストルイピン特急-越境者杉本良吉の旅路は、大西功の作風と主題が凝縮された受賞作品です。

杉本良吉越境近代史
柏木晴彦 かしわぎ はるひこ 受賞
切腹

『切腹』は、1992年度の織田作之助賞を受けた柏木晴彦の作品である。題名は、死と責任、名誉のあり方を強く意識させ、同賞の初期受賞作として記録されている。

死と責任の重さを題名に刻んだ、織田作之助賞の初期受賞作。

責任名誉
鈴木誠司 すずき せいじ 受賞
常ならぬ者の棲む

『常ならぬ者の棲む』は、鈴木清剛が日常の足元に潜む異質なものを描いた小説です。平凡な生活の裂け目から、奇妙な気配や人間関係のゆがみが立ち上がり、現実と幻想の境目を揺らします。

日常に棲みついた異物感が、人の関係と現実の輪郭を揺さぶります。

日常の異界人間関係幻想性不穏
笠原靖 かさはら やすし 受賞
夏の終り

『夏の終り』は、笠原靖による受賞作。関西文学の会から1991に刊行された作品として確認できる。

笠原靖の受賞作『夏の終り』。

受賞作文学
合田圭希 ごうだ けいき 受賞
にわとり翔んだ

『にわとり翔んだ』は、合田圭希による受賞作で、題名が示す人物・場所・出来事を手がかりに、人間の選択や時代の空気を描く作品である。物語性のある作品では登場人物の関係と転機を、評論・ノンフィクションでは対象への観察と論点の積み重ねを軸に読ませる。

『にわとり翔んだ』は、受賞時代の問題意識と著者の視線が交差する一作である。

時代と個人記憶社会人間関係
田中香津子 たなか かつこ 受賞
気流

『気流』は田中香津子による、人物の記憶や関係の揺らぎを通じて、時代や人生の陰影を描く作品です。受賞作として、題名が示す主題を軸に、読後に残る余韻を重んじた一作として位置づけられます。

『気流』は、短い題名の奥に人物、時代、土地の気配を重ねる作品です。

記憶家族時代喪失
長谷川憲司 はせがわ けんじ 受賞

『浪速怒り寿司』は、長谷川憲司による文学作品で、織田作之助賞 大賞・旧新人賞の受賞作です。

『浪速怒り寿司』は、長谷川憲司の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

280ページ
人間記憶時代
福岡さだお ふくおか さだお 受賞
犬の戦場

戦場という極限状況を、犬のイメージを通して見つめる小説。暴力、恐怖、生き残るための本能を、人間と動物の境界に重ねて描く。

戦場という極限状況を、犬のイメージを通して見つめる小説。

戦争暴力生存動物のイメージ
中条孝子 なかじょう たかこ 受賞
どれあい

どれあいは、中上貴子による受賞作です。人物や時代の手触りを軸に、題材の背景と登場人物の選択を落ち着いた筆致で描きます。

どれあいの世界へ読者を導く、受賞歴を持つ一作です。

受賞作時代と記憶人物描写
柏木薫 かしわぎ かおる 入賞