日本の文学賞

← ホームに戻る

岸田 理生

きしだ りお

Kishida Rio

別名: 林 寛美
ペンネーム: 岸田理生劇作家・作家として用いた筆名。本名は林寛美。

プロフィール

性別
女性
生誕
1946-03-10 (長野県岡谷市)
死没
2003-06-28 57歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
長野県岡谷市(出身) → 東京都(活動拠点)

経歴

職業
劇作家, 演出家, 脚本家, 小説家, 翻訳家
活動期間
1974年〜2003年
所属
天井桟敷(劇団参加), 哥以劇場(座付き作家), 岸田事務所+楽天団, 岸田理生カンパニー(主宰)
影響を受けた人物
寺山修司

学歴

中央大学法学部
法学部
国: 日本
中央大学法学部卒業とされるが卒業年は不詳。

受賞歴

新書館フォアレディース賞(第1回)
1974
対象作品: 不眠症の猫
主催: 新書館
結果: winner
岸田國士戯曲賞(第29回)
1984
対象作品: 糸地獄
主催: 岸田國士戯曲賞選考委員会
結果: winner
紀伊國屋演劇賞(第23回)
1988
対象作品: 終の栖・仮の宿
主催: 紀伊國屋書店
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 糸地獄

    『糸地獄』は岸田理生による戯曲で、1985年の受賞作として記録されている。身体、女性性、支配と解放のイメージを濃密に織り込み、幻想的な舞台空間を作る戯曲。

    戯曲としての輪郭を、受賞記録と書誌情報からたどる作品。

    受賞作品戯曲1985年

作品

代表作

糸地獄

1984年 戯曲(劇)

怪奇幻想的な要素を含む戯曲。上演により国内外で評価を得た代表作の一つ。

怪奇幻想アイデンティティ家族関係
映像化・舞台化
  • [舞台(海外上演)] 糸地獄 (1992)
翻訳
  • 糸地獄(英訳上演あり)

終の栖・仮の宿

1988年 戯曲

人間の生と死や居場所をめぐる寓話的な要素を含む作品。紀伊國屋演劇賞を受賞。

生と死居場所寓話

身毒丸

1983年 戯曲(寺山修司との共同作)

寺山修司と共に携わった舞台作品。上演史に残る共同作の一つ。

祭礼的要素狂気儀礼

不眠症の猫

1974年 戯曲・短篇

若年期の代表作で、新書館フォアレディース賞受賞のきっかけとなった作品。

夢と現実不眠怪奇

全著作

  • 臘月記 戯曲集(出帆新社) 1982
  • 糸地獄 第二戯曲集(出版新社) 1984
  • 私の吸血学(白水社) 1985
  • 忘れな草 [ベデキント「ルル」による](而立書房) 1986
  • 最後の子(光風社出版) 1986
  • 幻想遊戯 演劇エッセイ集(而立書房) 1987
  • 水妖記(光風社出版) 1988
  • 恋 3部作(而立書房) 1992
  • 1999年の夏休み(角川ルビー文庫) 1992
  • 身毒丸・草迷宮 戯曲集(劇書房) 1997
  • 終の栖・仮の宿 [川島芳子伝](而立書房) 2002
  • 岸田理生戯曲集(而立書房) 2004

翻案

  • 草迷宮(映画脚本・蜷川幸雄演出)
  • 1999年の夏休み(映画脚本、松竹) 1988

作家による翻訳

  • 窓の下で(ケイト・グリーナウェイ、新書館) 1976
  • マリーゴールド・ガーデン(ケイト・グリーナウェイ、新書館) 1976
  • アニーのにじ(ロン・ブルックス、偕成社) 1979
  • ウンディーネ(フーケ、新書館) 1980
  • おしろいとスカート(アーサー・キラークーチ編、新書館) 1980

作品の翻訳

  • 糸地獄(英訳上演・オーストラリア 1992)

作風・主題

文体
怪奇幻想的な作風アバンギャルド小劇場的実験性
頻出モチーフ
吸血性のモチーフ夢と現実の境界アイデンティティの変容

健康

  • 大腸癌
    2001-2003
    2001年頃より闘病生活に入り、2003年に死去。活動に支障をきたした。

評価・遺産

小劇場運動を代表する劇作家・演出家の一人で、怪奇幻想的な作風と国際的な上演により高い評価を受けた。没後もリオフェス等を通じて上演や顕彰が続いている。

関連学会

  • 日本劇作家協会(関連保管あり)

資料所蔵先

  • 岸田理生関係資料(個人・団体所蔵)

大衆文化への影響

  • 追悼イベント「リオフェス」による上演と顕彰活動

豆知識

  • 本名は林寛美。
  • 「女寺山修司」と呼ばれることがあった(寺山修司との深い関係から)。
  • 糸地獄は海外(オーストラリア)でも上演された。