日本の文学賞

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中村 喜和

なかむら よしかず

Nakamura Yoshikazu

プロフィール

性別
男性
生誕
1932-01-16 (長野県埴生村(現・千曲市))
国籍
日本
言語
日本語, ロシア語
居住地歴
長野県(埴生村・現千曲市) → 東京都(在住・勤務) → モスクワ(留学・調査)

経歴

職業
文学研究者, 翻訳者, 大学教員
活動期間
1962年〜
所属
日本貿易振興会(JETRO), 東京大学(非常勤講師・教養学部など), 一橋大学(助教授・教授、名誉教授), 共立女子大学(国際文化学部 教授), 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(研究員等), 国立民族学博物館(共同研究員)
所属団体
ロシア科学アカデミー(外国人会員), 一橋大学名誉教授
影響を受けた人物
金子幸彦
影響を与えた人物
根村亮, 杉浦秀一

学歴

一橋大学
社会学部 / 社会学科
学位: 学士
期間: 1953-1957
卒業年: 1957
国: 日本
1953年入学。経済学部から社会学部へ転部。
一橋大学大学院
社会学研究科 / 博士課程
学位: 博士課程修了
期間: 1957-1962
卒業年: 1962
国: 日本
博士課程を修了。

受賞歴

大佛次郎賞
1990
結果: 受賞
ロモノーソフ金メダル
1998
主催: ロシア科学アカデミー
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

おろしや盆踊唄考 日露文化交渉史拾遺

1990年 研究書

日露の民俗と音楽文化を手がかりに、盆踊や民謡に関する比較史的考察を集めた論考集。

日露文化交流民俗音楽

聖なるロシアを求めて:旧教徒のユートピア伝説

1990年 研究書

旧教徒(古儀式派)の信仰と伝承を通じて、ロシアにおける宗教的ユートピア伝説の展開を探る研究。

宗教ユートピアロシア民俗

遠景のロシア:歴史と民俗の旅

1996年 紀行・研究

フィールドワークと史料に基づき、ロシアの歴史と民俗を旅的視点で綴った随筆・研究集。

歴史民俗

武器を焼け:ロシアの平和主義者たちの軌跡

2002年 研究書

ロシアにおける平和主義運動や平和主義者の活動を歴史的に追った研究。

平和運動社会史ロシア

ロシアの木霊

2006年 随筆・文化論

ロシアの文化的・歴史的残響をテーマに据えたエッセイ集。

文化論歴史民俗

ロシアの空の下

2014年 随筆・研究

ロシアの風土や人々、歴史を見つめた随想と研究論考を収める一冊。

風土歴史文化交流

ロシア中世物語集

1970年 訳注・編著

中世ロシアの物語を日本語で紹介した編訳書。民話・英雄叙事詩の翻訳を収録。

中世民話叙事詩

ロシア英雄叙事詩:ブィリーナ

1992年 研究・訳注

ブィリーナ(ロシア英雄叙事詩)に関する解説と訳をまとめた著作。

叙事詩口承文学英雄譚

箱に入った男(チェーホフ・コレクション)

2008年 翻訳(小説)

チェーホフ短篇の日本語訳の一編。チェーホフ・コレクションの一部として刊行。

ロシア文学短篇小説人物描写

全著作

  • おろしや盆踊唄考 日露文化交渉史拾遺
  • 聖なるロシアを求めて:旧教徒のユートピア伝説
  • 遠景のロシア:歴史と民俗の旅
  • 聖なるロシアの流浪
  • ロシアの風:日露交流200年を旅する
  • 武器を焼け:ロシアの平和主義者たちの軌跡
  • ロシアの木霊
  • ロシアの空の下
  • ロシア中世物語集
  • 現代の英雄(レールモントフ)
  • ロシア・ソビエト文学史(全2巻、共訳)
  • ディカーニカ近郷夜話(ゴーゴリ全集 1)
  • ロシア滑稽譚(アファナーシェフ 編)
  • 死せる魂(ゴーゴリ)
  • ロシア民話集(アファナーシェフ 編)
  • 中世ロシアの笑い(ドミトリー・リハチョフ 他共訳)
  • ロシア英雄叙事詩:ブィリーナ
  • 村の生きものたち(ワシーリイ・ベローフ)
  • 宣教師ニコライの日記抄(編訳)
  • ロシア好色昔話大全(アファナーシェフ 編)
  • チェーホフ短篇(箱に入った男 他)
  • 榎本武揚 シベリア日記(現代語訳・編注)
  • 髪結いの芸術家(レスコフ)作品集2(共訳)

作家による翻訳

  • ロシア中世物語集(訳・編)
  • 現代の英雄(レールモントフ、訳)
  • ロシア・ソビエト文学史(共訳)
  • ディカーニカ近郷夜話(ゴーゴリ、訳)
  • ロシア民話集(編訳)
  • 死せる魂(ゴーゴリ、共訳)
  • チェーホフ短篇(多篇、訳)

作風・主題

文体
学究的史料を重視した叙述民俗学的視点
頻出モチーフ
ロシア民俗宗教とユートピア日露文化交流

評価・遺産

中村喜和はロシア文学・文化研究の第一世代の研究者の一人であり、チェーホフ等の翻訳、ロシア民俗・宗教研究、日露文化交流史に関する多くの業績を残した。一橋大学名誉教授、ロシア科学アカデミー外国人会員として国際的な評価を受ける。

関連学会

  • ロシア科学アカデミー(外国人会員)

資料所蔵先

  • 一橋大学リポジトリ(名誉教授中村喜和略歴・主要著作目録)

豆知識

  • チェーホフ・コレクションの主要な訳者の一人。
  • 1990年に大佛次郎賞を受賞、1998年にロモノーソフ金メダルを受賞。
  • 1970年代にモスクワでの国際ゼミナールに参加するなど、長年にわたり日露間の現地調査・交流を続けた。